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社会人2年目、ボクには上司がいない

社会人2年目、ボクには上司がいない。正確には、社会人1年目の12月からずっといない。

ーーーボクは大学生のころから、常にリーダー的存在だった。 所属していたダンスサークルではジャンルリーダーを務めた。イベント主催や企画立ち上げも数多く主導した。学生時代に立ち上げたウェブメディア『CRAZY STUDY』は、現在も編集長としてメンバーを率いる立場を担っている。大学生のころから、リーダーとしての経験はかなり積んできたと思う。

しかし、ボクにはこれまでずっと悩みがあった。

上司が欲しい

上司が欲しい。ボクを率いてくれる、圧倒的な上司が欲しい。

強者の意見に聞こえてしまうかもしれないが、ずっと ””上”” の立場にいてしまったボクは、自分にモノを教えてくれる上司を渇望していた。ビジネスのノウハウを教えてくれる、クライアントとの付き合い方を教えてくれる、人生のより良い生き方を教えてくれる、圧倒的な上司が欲しかった。

ーーーボクが新卒で入社した会社は、株式会社GIGというWeb制作系のスタートアップだ。入社した経緯は以下の記事をみてくれると嬉しい(だいぶ記事の書き方が若いけど)。

ボクは「編集者」としてGIGに入社した。先輩の編集者はただ一人、まえかわ氏のみ。スタートアップなので、先輩の人数は多くない。まあそんなことはどうでも良い。ボクにやっと、上司ができた。ずっと欲しかったもの、渇望していたものだ。

上司ができた

4月入社後、ボクはまえかわ氏からさまざまなことを学んだ。記事編集の基礎、取材ノウハウ、クライアントワークの心構え、オウンドメディアの回し方、社内での立ち回り……。またまえかわ氏のさらに上司である高まる氏(※編集者ではなくマーケター)からは、基本的なマーケティングの知識や運用方法、顧客折衝の方法、資料の作り方、メールの送り方などを細かく学んだ。

どれもすごく新鮮だった。モノを教われるって、本当にありがたい。ずっとリーダーの立場にいると、なかなか教わる機会は得られない。確実に、入社3ヶ月がボクの人生の中で一番成長した期間だ。

ーーー事態が急変したのは7月。GIGのオウンドメディアである『Workship MAGAZINE』の編集長権限が、まえかわ氏からボクに委譲されたのだ。まえかわ氏が正社員から週3勤務の業務委託に変わる関係で、オウンドメディア運用業務が担当できなくなったためだ。

……ボクは「ウェブメディアがやりたいです!」でGIGに入った人間なので、編集長を任せてもらえるのは素直に嬉しかった。ただそれと同時に、まえかわ氏からモノを教わる機会が減る気がして、少し寂しかった。

上司から教われなくなった

7月からは、クライアントワークをやりつつWorkship MAGAZINEを運用するという、そこそこハードな生活が始まった。が、8月にはだんだんメディア運用のコツをつかみ、少しずつ余裕が持てるようになってきた。こういうとちょっと生意気かもしれないが、学生時代にずっと「リーダー」の立場を担ってきたため、トップとしての立ち回りがある程度わかっていたのかもしれない。

9月には記事がバズったり、続々と新連載が始まったりで、Workship MAGAZINEもだんだん軌道に乗り始めた。クライアントワークもそれなりに順調だ。いいぞ、この調子だぞ。……しかし、以前に比べて圧倒的にモノを教わる機会が減っている。高まる氏から指導を受けることはこの時点でもそれなりにあったが、まえかわ氏から何かを教わることは明らかに減っていた。

ある程度、ボクは会社の戦力になってしまったため、上司もボクに仕事を教えることから手を引いてきているのだろう。それどころかこの頃から、新しく入社した編集者に仕事を教えるよう命じられ始めた。教える立場になってしまった。

上司がいなくなった

12月。ボクは当時いた編集部の部署から独立し、Workship MAGAZINE専門の部署が設立、そのままリーダー職となった。ついにボクから、上司がいなくなった。一応ボクの上には社長がいるが、一般的な上司とはちょっと違うだろう。

上司がいなくなり、ある意味かなり自由になった。いや、なってしまった。自分のやることは100%自分で決めなければならなくなった。何かを学んだり教えを請うたりするにも、すべて自分から動かなければならなくなった。何をやるにも自己責任、何があっても自己責任。それがある意味で、上司のいない最大のメリットであり、デメリットだろう。

リーダー職になってからは、インターンやライターの採用や、12月から入った新入社員の教育など、さまざまな業務がプラスされた。特に採用については、ノウハウなんてまったくない。上司がいないので、上司が教えてくれることもない。もちろん周りの社員さんにいろいろ尋ねながら採用を進めたが、自分で動き、自分でノウハウを蓄積する必要があった。上司がいないとは、なかなかに恐ろしいことだ。

ただ、なんとかなっちゃった。学生時代にリーダーばっかやってたので、上司がいなくても自走する術は持っていたのだ。インターンは現在までに6名採用し、みんな良い感じに活躍してくれている。ライターも精鋭が揃ってきた。

……なんとかなっちゃったのは良いことだけど、それは「助けてくれる上司がいなくても大丈夫」と周りに伝えてしまうことでもあった。本当は、上司に泣きつきたい時もあるんだけどね。

上司がいないので、 ””仮想上司”” をつくる

さて、社会人1年目を振り返ってみたが、ここからが本題だ。

上司がいないボクは、誰から学べばいい?

ボクは社会人2年目。まだまだ上司に教わりたいことは山ほどあるし、またこのままだと自分に慢心してしまいそうでちょっと怖い。でもボクにモノを教えてくれる、ボクのことを叱ってくれる上司は今はいない。じゃあ、どうしたら良い?

そのヒントを、弊社社長がボクに与えてくれた気がする。今年の1月から数回、社長のはからいで、元ベーシック執行役員でWebマーケターのためのウェブメディア『ferret』の創刊編集長である飯髙さんがWorkship MAGAZINEのコンサルに入ってくれた。ここでボクは、すぐには咀嚼できないほどの超大量・超高品質なノウハウを与えられた。コンサルをつけてくれた社長には、感謝せねばならない。

……そうか。社内に上司がいないなら、社外に上司を作れば良いじゃないか。いわば ””仮想上司”” だ。

そう気づいてからは、社外の優秀なマーケターや編集者をSNS上でフォローしまくり、会う機会がありそうなら積極的に会うようにしてきた(※コミュ障につき自分からはあまりアクションできていないので、ここは早急に改善すべき課題である)。ボクはまだ社会人2年目のぺーぺーだ。こんなところで成長を止めるわけにはいかない。仮想上司からノウハウを学んで、いつか追いつき追い越すんだ。

ちなみにボクの上司だったまえかわ氏は、来月にGIGを ””追い越す”” こととなった。まえかわ氏もボクと同じく、編集者としての上司がいないことにずっと悩んでいた。まえかわ氏は、社外に新しい上司を見つけたようだった。

ボクに「編集とはなんぞや」の大事なコアの部分を教えてくれた、ボクの初めての上司・まえかわ氏。感謝してもしきれない。正直、GIGからいなくなってしまうのはとても寂しい。が、より高みを目指すまえかわ氏のことは本当に応援したい。今までクソお世話になりました!!!!!!(あと2ヶ月いるけど)

そして社会人2年目の6月。ボクはリーダー職からさらに昇格し、マネージャー職になった。なってしまった。ボクにも ””上司”” としての立場が、これからますます求められるようになってくるのだろう。社会人2年目のくせに生意気な!()

……今後は上司としての役割を担いつつ、 仮想上司を探し、学び続けたい。学生時代にリーダーだったボクとは、全く別次元のリーダーになるために。

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