友達にしても恋人にしても作ろうとして作ったりするものではなく、関係性というのは常にその時点の結果の姿であって、意図通りそうなったというのは究極の結果オーライなのだよなー、と改めて思った。

タイムラインに流れて来た「友人の難しいところは恋愛と違って終わりがないからなんだと思う」というまとめを何となくつらつらと眺めていると、見返りというか形に何らかの結果が必ず付いてくる前提で対人関係を捉えている人が、そうはならない様子に対して何か言わずにはおれなくて友人とか恋人とか「作る」話になっている感じがして冒頭のような感慨を抱くに至ったわけだけど、極端な話をすると相手が自分の存在を認知していなくても自分が友達と思った瞬間にその相手は大切な友達になるのに作るだの終わるだの何を言っているのだ、と。

恋愛にしても友人にしても相手があることで自分の想いは自分だけのものだから想い通りにならないことが大前提というか当たり前で、そこでもうすでに完結しているものです。そこに相手が気付いてくれたり気付かなくてもこちらに興味や好意を持ってくれるという奇蹟が起きたら、さらに起きる相互作用で天にも昇る気持ちになるというのが王道、その後のリアリティーは相手と共に創られていくものです。

そして、自分勝手な想いとしての友人や恋人というのは何時の間にか相手をそう想っていることが多いというか殆どです。世の中の殆どは勘違いとすれ違いで出来ているけど、本当に奇蹟のような出会いとその流れの関係性というのがあって、友人や恋人は作ろうとして出来ることはないのです。