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#8 「社会的笑い」

今日の映画は「JOKER」です。
みなさん、観ましたか?最近、映画館に観に行くということがめっきりなくなってしまって、「アベンジャーズ」も「スパイダーマン」も「さよならくちびる」も見逃した私ですが、「JOKER」はちゃんと観てきました。

ネタバレはしたくないので、簡潔にいうと、「ジョーカーの誕生秘話」です。
あ、大体の人が知ってるかな?笑

その誕生秘話が、まあ恐ろしく辛くて苦しくて。
ジョーカーが笑う時に、「何がそんなにおかしいんだ」ってよく言われていたのですが、そんな笑いには全然聞こえなくて、苦しくて辛い笑いだった。

ジョーカーの場合は、「病気」ですが、この「笑い」って実生活でもよくあるな、と思うんです。

例えば、映画の中でも出てくるシーンですが、良かれと思ってしたことが拒否された時に、「はは。(余計なことして)ごめんなさい。」となぜか謝ってしまい、笑ってしまうことありませんか。

他にも、

*「なんて日だ」って笑い飛ばしてしまうこと
*自分の意見を言った後に、自信なさげに笑うこと
*失敗した後に、恥ずかしくて笑ってしまうこと
*辛すぎて笑えてくること

と、あげたらきりがないくらい、「本音じゃない笑い」って多いなって思います。

これって、社会で生きていく上で、必要なスキルです。いちいち笑ってごまかすのをやめて、その時の感情を表に出していたら、相手が気を遣うし、「自分の感情をコントロールできないのか」って判断されてしまいます。

重要なことは、自分が知っているということ。

意外と、自分がなぜ笑ってしまったのか、知らないことというか、無視してることって多いです。

私は、何にも面白くない時でも「笑っていること」が大半です。何が面白いのか全くわかんないけど、ウハウハいつでもしてます。例えば、嫌味とか皮肉とか言われたって大体笑って「そうですよね〜」って言ってたり、提案して却下されても笑ってたり。

そういう時、家に帰ってお布団に入ってもなかなか寝付けなくて、思い出してみたら、バレる相手がいないから、素直な自分の気持ちにやっと気づける、ってことがあります。

あ、あの時ショックだったのか。とか、
悔しかったなあ。辛かったなあ。とか。

その習慣をつけるようになってから、人が愛想笑いしてる時もすごく敏感になったし、「大丈夫?」っていうことができるようになったと思う。

人間はやっぱり怖がりで、「辛い」「悲しい」「ショック」「悔しい」とかの弱い自分って見せたがらない。どうにか隠したくて、「笑う」っていう方法に至ってしまう。

ジョーカーは、そんな私達の弱さを反映した人でした。彼は、お母さんに「ハッピー」と呼ばれているのですが、それがまた皮肉なんだよなあ。その呪縛の中で生きていて、誰にも頼れず、むしろバカにされて蔑ろにされて、「ジョーカー」となって爆発してしまったわけですが。彼については、また違う側面から明日書きたいと思います。

「なんかスッキリしないなあ」って時は、日記を書いてみると色々出てくるからおすすめよん。社会性を重視して生きていると、自分が本当に感じているものに鈍くなるよね。

とにかく「JOKER」はいい映画でした。苦しすぎた。とっても疲れます。
映画館でぜひ。

おしまいっ!

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