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今、なん刻だい?

カミさんは時々いらずらを仕掛けてきます。
最近は落語の『時そば』的な仕掛けです。
時そばは屋台の蕎麦屋の勘定払う段になり
途中で時刻を尋ね1文誤魔化すという話です。

カミさんは数を数えていると、そこに
出鱈目な数字を入れて混乱させててきます。
頭の中で数えている時は問題がありませんが
口に出して数えている時には効きめがあります。

やられ続けていては立つ背がありません。
ここは一矢報いたいと狙っていたのですが
ようやくチャンスが巡ってきました。

カミさんから1万円の両替を頼まれたのです。
千円札9枚を手渡してから枚数の確認を求め、
その途中で出鱈目な数字を並べると‥‥‥
案の定10枚と間違えてくれたのです。(笑)
次はイタズラの逆襲があるかもしれませんね。



決まりきった花器などを挽いていると
時にはそこから外れたくなります。


中段右端が中心をずらした花器用で、下段右がそれの口にする部品

今回は変形させて面白くしてみようとした物と
失敗した物を利用して変形させた物もあります。
それ以外は七宝釉薬を使うために挽いた物です。



左から中心をずらした物、七宝釉薬用、失敗作の利用

本焼きしたものを見てもらえばかなり遊んで
いることがわかってもらえると思いますが
こういうのはミニチュア関係のイベントでは
なぜか不人気なので全く売れません。(笑)



今回初めて作った七宝釉薬を入れるための
凹みを作った花器に七宝釉薬を入れます。
前回釉薬を洗っていなかったので
洗ってみたのですが、白い濁りが出ます。



何度も洗ってようやくきれいになったので
花器の凹みに乗せていきましたが
凹みのおかげで楽に乗せることができました。



800度で焼いてみると凹みが埋まりましたが
予測していた通りの貫入がみられました。
これはそれぞれの収縮率の違いなので
特に問題になるようなことはありません。

時そばのようにうまくいくと楽しくなるので
この結果を生かしてさらに上の花器3点にも
七宝釉薬でイタズラしてみたくなりました。

   💛    🇺🇦    💙


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