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プロのHRを目指すひとが、目標にできる『完璧なHR』のスキルセットを作ってみた

scoutyでHRをやっている千田(@320KZCD)です。

突然ですが、僕にはリーマンショックあたりから『日本に強いHRを増やすことで、良い会社と充実して働く人たちを増やす』という目標があります。(ここで言う『強いHR』とは、人と組織の力を引き出し事業を勝たせることができるスキルを有するHRを指しています)

その為にはまず自分が『強いHR』にならなくてはならぬ、と考え、スタートアップで勝てるチームをつくるために足掻いています。

そんななか、最近TwitterやSlack、MeetupなどでHR界隈も情報交換が盛んに行われるようになりました。それ自体は素晴らしいなぁと思いながら、数年前からHRのレベルがあまり変わってないなという気がしてて、なんでだろと考えた結論が ↓ です。



HRのスキルが上がらない理由


 1. 領域が広いため、HRの全体像が掴めない
 2. 組織は定量化しづらく、理論が通用しないと思っている
 3. 組織は感覚でつくるものだと思っている
 4. 勉強していない
 5. HRが事業を勝たせる役割だと定義されていない

こうしてみると、日本にはHRM学部が無いので構造的にHRMを捉えている人の絶対数が少ないのが大きいのかもしれませんね。

逆に言えば、理想とするHRの全体像が把握できたらスキルを伸ばす方向性が見え、強いHRが増えるかもしれません。

スキルセットをスプレッドシートにまとめ、明確にしたいと思います。


完璧なHRとはなにか?を明確にする


ウルリッチが「HRの4つの機能」を定義してくれているので、それに基づいてHRの業務を洗い出してみました。「強いHR」を目指すひとの指標として役にたてば嬉しいです。

<運用ルール>

ご自身のDriveかローカルにコピーしてご利用ください。

E列を入力していけば、自分の経験していないスキルがわかります。

「できる」は主観によるため、経験がある場合のみ「スキルがある」と定義しています。また、なんとなく「やってみた」は経験があると見なしません。「調査・計画・実施・振り返り」までやった場合に「経験した」と見なしてください。

0/1チェックしたあとは、経験していないスキルのなかで自分が身に付けたいスキルを選び、会社でチャレンジして実績解除していってください。

全部1になったら、あなたはパーフェクトHRです。
(出口施策はやらなくて済むならやらないほうがいいが)

なお、僕の見えている範囲で洗い出しましたが、まだβ版のつもりなので「これが足りない」とかあれば、DMやコメントで教えてください。

よろしくお願いします!


※ 「HRの4つの機能」の和訳に関しては、金井先生の解釈を参考に従来の和訳に比べてより意図に近い表現としています。

Photo by alex-shutin on Unsplash

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