BMW M135日記③乗換えに伴う戸惑い

 フォルクスワーゲン(第7.5世代Rバリアント。以下同じ。)からBMW(F40のM135i xDrive。以下同じ。)。同じドイツ車とはいえ、ちょいちょい戸惑いはありますし、7年弱の時が技術を進化させています。初期段階のものを含むと思いますが、戸惑いをとりあえず3つ、記したいと思います。

デアイサー

 フォルクスワーゲンにはフロントワイパーとドアミラーのデアイサーが装備されていましたが、BMWにはありません。
 現在住んでいる和歌山県は温暖な場所と思われがちですが、それはアドベンチャーワールドでおなじみの白浜や熊野三山のある紀南エリア。和歌山市周辺の紀北エリアも、みかんの産地があったりと温暖ではありますが、冬場はそれなりに冷え込みます。自宅が標高30m弱のところにありますが、冬の朝にはウィンドスクリーンに降霜します。

 元日に震度7の地震と津波に襲われた能登半島。あまりご存じない方も多いと思いますが、石川県の県庁所在地である金沢市と先端にある輪島市・珠洲市とは、直線距離で100km近くあります。
 この距離感は、和歌山県では県庁所在地の和歌山市と本州最南端の潮岬、房総半島の千葉市と館山とほぼ同程度です。千葉から館山には自動車専用道路がありますが、金沢や富山県西部からの自動車専用道路が寸断されてしまったなか、移動は困難を極めたものと思います。
(和歌山の場合、自動車専用道路は紀伊半島南部で部分的につながっていません。)

(実測してみてください)

 現在の対策としては、ウインドスクリーンを覆うシートを帰宅時につけ、翌朝の降霜に備えますが、そりゃ忘れることも、最低気温の予想がはずれることもあります。そうなると、スクレイパーで霜を掻き落とす作業がひと手間です。
 フォルクスワーゲンには、電熱で霜などを溶かすデアイサーがついていますので、リアウインドウ同様、曇りを除去するにはちょうどいいアイテムです(雪は無理です)。それがBMWにはありません。
 納車3日目の月曜日、しっかりシートを取り付けていたので難を免れましたが、ドアミラーはちょっと困りものです。

スタッドレスタイヤ

 以前にも書きましたが、趣味がウインタースポーツということもあり、冬場は(温暖な和歌山でも)スタッドレスタイヤに換装していました。フォルクスワーゲンも昨シーズン、新しいものに切り替えたばっかりです。
 ところが、BMWは225/40R18、8J×18のランフラットタイヤをつけています。このサイズに合うランフラットのスタッドレスタイヤが見つからなさそうです。
 現在の夏タイヤで、メーカー指定でついているのがコンチネンタル。もちろん日本のメーカーでも、夏タイヤなら同サイズが存在します。しかし、ことスタッドレスになると、とんと見当たりません。現時点で見つけたのはピレリのみ。スタッドレスでは最強と信じているブリヂストンにはなし。
 もちろん、ランフラットを履かないという選択肢もありますが、そうなると万一の時に動けなくなります。そこは今後の課題です。

今シーズンはあきらめざるを得ません。もちろん、サスペンションとの干渉がない、布製チェーンを買うこともできますが、四駆で二輪にチェーンって意味なくね?ということです。(金属製チェーンは装着不可です)

(チェーン不可:BMWカタログに記載)

ドアロック

 最近の車の多くは鍵穴での解錠・施錠がメインではなく、リモコンキーやタッチ操作で可能です。フォルクスワーゲン・BMWともドアハンドルでの操作が可能です。
 フォルクスワーゲンはドアハンドルを握る、ドアハンドルの外側(握ると手のヒラが当たるあたり)を触るという操作で可能です。これは解錠・施錠とも操作に違いはありません。
 他方、BMWは、解錠はドアハンドルを握れば可能ですが、施錠はドアハンドル内側(指先が当たるあたり)にある三本線の筋を1秒程度触るという異なる操作が必要です。
 5日目でだいぶん慣れてきましたが、この1秒という間がこらえきれず、なかなか施錠されないのにイラっとしていました。結局施錠の反応がなく、リモコンキーの閉ボタンで施錠する、というアクションが多かったです。
 この差は何なのかなと思います。誤動作・誤操作を防ぐフェイルセーフ的意味合いがあるのかもしれませんが。とはいえ、BMWの場合、リモコンはもとより、一定距離離れると自動施錠(逆に近づくと解錠することも可)できますし、My BMWアプリを使って施錠・解錠操作もできます。
 毎日必ずやる操作なので、戸惑うところでもあります。

 日曜日の公務の代わりというわけではありませんが、金曜日に有給休暇がとれそうです。本格的なシェイクダウンドライブに出かけたいと考えています。

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