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陰と陽の踊り 『国境なき身体』、櫻井郁也 ダンスソロ公演

私と舞踏

夫と付き合うようになるまで、舞踏を全く知らずに生きてきました

夫が舞踏の踊り手であるから知ったようなところがある。

エセフランス人、舞踏を観る

平井堅さんの楽曲「ノンフィクション」で

工藤丈輝さんが踊られている

曲の雰囲気にぴったりな工藤さんの表情、動き

1月の高円寺で、ご本人の踊りを観た。

引き込まれるものがあった。

それが初めて舞踏を観たときの感想。

感想と言うと微妙だが、本気で「引き込まれる」感覚になり、「なんだこれは」とも思った。

中嶋夏 霧笛舎 『国境なき身体』

7/23 四谷にて霧笛舎の公演を観ました

公演のタイトルがタイムリーだなー

と思っていたが

踊り手の中にはウクライナ、イギリス、今回は来日の叶わなかったアメリカの方の名前も。

この公演では

田代哲也

大森彩子

中村大輔

この3人の踊りが印象に残る。

中でも、田代さんの演目は儚い風のような動きを連想させた

タイトルが「風の人」というのも納得

しなやかで、

人間の動きなんだけど、人の動きとして片付けられるようなものではないなーと感じた

若くしてこの世を去った、フランスにいた友人のことを思い出した。

その田代氏が

中村氏の演目でもいい味を出しているなーと

包帯男(中村)の私の印象としては

殺伐とした昨今の情勢の中で

身体的な負傷というよりも、精神的に傷ついた人を思わせた

包帯男の終盤に顔に巻かれた包帯を田代氏が解いていく

それによって傷ついた心が癒されていく

そんなような気持ちになった

櫻井郁也 ダンスソロ WITH TIME

櫻井さんの踊りは、パブリックシアターで行われた

笠井叡 天使館の公演が初見。

今回のソロイベントのパンフレットを公演前に読み

使用曲がユダヤ民謡、アウシュビッツのことが書いてあり

これもまたタイムリーなテーマだった。


舞踏って、演劇とはまた少し違うのかもだけど、

「踊り」という表現だけで片付けていいんだろうか?

#舞踏 #暗黒舞踏 #butoh  




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