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『篠崎友の会Vol.31〜明るい構成作家、奥原アイザック〜』に行ってきた

 9/25(日)、豪徳寺・tokyo omo styleではやはり篠崎友の会が開催されておりました。


┃本当に「明るい」構成作家・奥原アイザックさん
 会場に到着すると、オモスタイルの様子がいつもとちがうことに気がつきました。

[いつものスツールをやめて長椅子でリラックスムード。篠崎さんとゲストの方の膝を突き合わせた、腹蔵ないトークが聞けそうです。]


 開始時刻になり、いつも通りメンインブラックな篠崎さんが現れました。

[(篠崎さん顔きれいだな〜。)]


 篠崎さんはお客さん全員と握手を交わしながら壇上へ。毎回、リピーターがお客さんのほとんどを占めるこのイベント、冒頭で行われる篠崎さんとの握手もすっかり恒例行事ですので、お客さんも「あーはいはい、あれね」といった感じなのが面白いです。
 篠崎さんはこのイベントを2年ほど開催する中で、お客さんとの距離を(物理的にも精神的にも)詰めすぎた感が否めません。こういう場面での、あまり有難がられていない篠崎さんを見ると、ああ篠崎友の会に来たんだなあと思います。

 毎月恒例のコールアンドレスポンスをつつがなく終えると、篠崎さんの呼び込みでいよいよ奥原アイザックさんが登壇されます。

[「U」]


 今月のゲストの奥原アイザックさんは、かつて『進ぬ!電波少年』内の企画である「電波少年的地球防衛軍」にブルーとしてご出演され、現在はテレビ番組の企画や構成をお仕事にされている構成作家さんです。
 今回の篠崎友の会のタイトルにもありますが、奥原さんは「明るい」構成作家さん。「明るい」ってどんな感じだろう?と思っていましたが、適度にチャラい爽やかなルックスに、軽やかな関西弁と、心地良いハイトーンボイス。なるほど。篠崎友の会が掘り進んできた地下世界を、強い光で消し飛ばすような明るい人がやってきたようです。

[現れた瞬間からめちゃくちゃ笑う奥原さん。]


 奥原さんは、自己紹介もそこそこに篠崎さんのあだ名を考えようと提案してきたり(奥原さん命名「ザッキー」。)、「僕ほんまに面白い時は手叩くんすよ」と、自ら笑い方のバロメーターを明かして篠崎さんを翻弄したり、とにかくどんどんご自身のペースに篠崎さんを巻き込んでゆきます。
 奥原さんのお話は、どれも本当に面白かったのですが、特に印象に残っているエピソードは、奥原さんが上京された経緯。

 ご出身が京都の奥原さんは、お笑いコンビのサバンナのお二人と同窓生であり、大学時代には共にお笑い芸人を志していた大の仲良し。その時すでにコンビだったサバンナは、当時からかなり面白かったらしく、サバンナは売れていずれ東京に行くだろうから、身体だけでも先回りして待ち伏せしようと奥原さんは単身東京へやってきます。…すごくないですか?こんなに不確実な要素が多いまま、とりあえず身体だけ先回りしようだなんて…そんなリスキーな待ち伏せあるかよ!と思いましたが、こういう大胆な人のところに追い風って吹くのかもしれないなと思い、妙に納得してしまいました。
 そして上京後、様々なオーディションを受けながら生活する中で、奥原さんは「電波少年的地球防衛軍」のブルーになるのです。


┃奥原さんはエスパー
 奥原さんがブルーとしてご出演されていた「電波少年的地球防衛軍」は、隊員たちが持つさまざまな超能力によって地球を守るという企画だったのですが、奥原さんの超能力は「人間レーダー(霊能力タイプ)」。
 というわけで、この日の篠崎友の会では、映像で参加のYouTuber中西さんの持っている5枚のカードの中から、ジョーカーを当てるという透視実験を。

[鼻メガネのせいで声がくぐもるという凡ミスを犯しているYoutuber中西さん。]


[ジョーカーの位置を的中させた奥原さん。]


 あまり悩まずに選んだカードがジョーカーだった奥原さんに沸く会場ですが、奥原さんは「たまたまっすよ!」とあくまで謙虚なエスパー。このあと篠崎さんも透視に挑戦しますが、ジョーカーを引き当てることはできず、篠崎さんがエスパーでないことが証明されました。

 会場に一瞬漂った「篠崎さんも当てちゃうんじゃないの」的な空気が虚しく残る壇上に、今度は篠崎友の会の問題児・ちったんが現れました。

[見るたびに大きくなっているちったん。]


 今回は奥原さんに、「あるあるネタ」のネタ出しや、効果的な見せ方について教えてもらいにやって来たようです。
 奥原さんが、あるあるネタの落とし方として一つ紹介して下さったのが、普通のあるあるネタに続いて、真逆のないないネタ、最後に顔芸で落とす…というものだったのですが、これを奥原さん・ちったん・篠崎さんの順で実践してみます。(大事故の予感!)
 奥原さん・ちったんが、あるあるネタとないないネタをそつなくこなし、篠崎さんの変顔オチへの助走はバッチリです。そしていよいよ…


[(一同沈黙)]


 構成作家さんと中学生に挟まれて華麗なスベりを見せた篠崎さん。それを見て奥原さんは「思い描いていた通りになった」とゴキゲンな様子。悪魔でしょうか。


┃今まで見た中で一番ポップな友の会体操
 今月の篠崎友の会体操では、奥原さんが面白いことを思いつくためにされている行動を体操にしてみます。
 奥原さんはネタ出しに煮詰まると、お部屋の中のデスク・ソファ・ベッドの3か所(通称トライアングルゾーン)を行ったり来たりしながら考えているとのこと。また、それでも何も思い浮かばない時は、頭を洗うと、脳に近いところを物理的に刺激することになるので、何か思いつくことがあるのだそうです。今回はこのトライアングルゾーンにちなんで、指で三角形を描きながら「吐息でネット♪」と歌い、そのあとシャンプーの仕草をするというかなりポップな体操に。

[吐息でネット♪シャカシャカシャカシャカ〜♪]


┃明るい心霊体験
 さて、後半戦は、Merry☆GO☆Landsというアイドルグループで活動中の、オカルトに強いアイドル・藤田いるかちゃんを交えて3人でオカルトトークを。

 もともと、お母様が霊感の強い奥原さんは、ご自身も見えちゃうタイプの方です。同時に、オバケに気に入られやすいタイプのようで、修学旅行で訪れた沖縄から日本兵のオバケを連れ帰ったり、「電波少年的地球防衛軍」の活動中も数々の霊体験をされてきたとのこと。
 しかし、どの霊体験のお話を聞いていても、奥原さんがとっても明るくて面白いので、怖いけれどあまり深刻じゃないというか、笑いながら聞いていられるお話ばかりでしたし、一度、稲川淳二さんと奥原さんにまったく同じ怖い話をしてもらって聞き比べがしたいなと思いました。
 なお、いるかちゃんも何か心霊体験を話していましたが、「可愛かった」という印象しか残っていないのでエピソードの内容は忘れてしまいました。


[真ん中がいるかちゃん。可愛い…♡]


 いるかちゃんも壇上に残り、今月の篠崎友の会もやっとクライマックス。9月の課題曲はV6の「愛なんだ」を。


[「愛なんだ」ってこんな血管が切れそうになりながら歌う歌でしたっけ…?]


[背中合わせでアー写みたいになってる奥原さんといるかちゃん。]


 今月も篠崎さんの全力歌唱を呆然と見つめながら、篠崎友の会無事に終了です。おつかれさまでした!


┃奥原さんは超ド級の人たらし
 今月の篠崎友の会は、奥原さんがナンパ師に、篠崎さんが口説かれている女の子に見えるタイミングがあってすごくワクワクしました。奥原さんが、ちょっと戸惑っている篠崎さんの懐にあっという間に潜り込んで、どんどん距離を詰めていく様子があまりにスムーズで見ていてドキドキしましたし、実際、会が進むにつれて、最初は閉じていた篠崎さんの身体が、リラックスして開いていっているように見えたので、奥原さんすごいなあと。なんなのでしょうか、あのパーソナルスペースをガンガン侵しても嫌がられない雰囲気。

[ナンパ師 vs 女の子]


 さて、10月のゲストは、写真家の中野愛子さんです。実は今月の友の会の客席に中野さんがいらしていて、密かにすごくドキドキしておりました。だって私、中野さんが撮った加藤啓さんの写真集を持っているんですもの!
 というわけで、10月の篠崎友の会もとーっても楽しみ◎

 ではでは☺


撮影:(1枚目と9枚目の写真以外)中野愛子さん


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『篠崎友の会Vol.32〜中野愛子さんに写真を聞こう〜』
2016年10月23日(日)17:30~ @tokyo omo style
出演:篠崎友さん
エンジョイゲスト:中野愛子さん
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