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rakugo1000 (32):古今亭志ん五「トイレの死神」

概要
トイレに行きたくて堪らない男。コンビニで借りようと試みるも、すごい行列だったり、籠もっている人がいたり…。
限界近くまで耐えて耐えて、、、としたところにある老人のような人が現れて…。古典落語の超有名シーンを彷彿させる後半。
漏れそうになって悶絶する志ん五さんのアクションがキュートです。

今日聴いた噺
19/08/13 末廣亭八月中席昼の部
三遊亭楽生 たがや
春風亭柳好 牛ほめ
国分健二
三笑亭夢花 祇園会
三遊亭圓雀 読書の時間
東京太・ゆめ子
昔々亭桃太郎 結婚相談所
玉川太福 地べたの二人〜おかず交換
桂今丸
三遊亭遊馬 酢豆腐
桂米福 弥次郎
東京ボーイズ
春風亭昇太 壼算

19/08/13 新作落語お盆寄席
三遊亭ぐんま 銭湯最前線
三遊亭青森 愛を詰めかえて
三遊亭天歌 甲子園の土
古今亭志ん五 トイレの死神

19/08/13 渋谷らくご しゃべっちゃいなよ
春風亭昇々 OGYA!
柳家勧之助 君の笑顔が一番だよ
立川吉笑 当日談
三遊亭粋歌 浮世の床から
林家彦いち さとみ

プチメモ
早朝から仕事しまくってたので嫌気がさして3箇所ハシゴ。こういうことするから仕事がたまるんだけど…。
とはいえ行ってよかった会ばかり。
芸協の八月中席昼の部はもともと歌丸さんがトリとってたのだったかな…。去年まで夜の部だった昇太さんが繰り上がり。会長になってすっかり大物感。夢花さんの「祇園会」はついついよくこれをやってくれる圓太郎さんのと比較しちゃって楽しかった。まぁ、ぶっ倒れるぶっ倒れるw 圓雀さんの「読書の時間」、文枝さん作の作品だけど、これってほんとうによく出来てて笑える。桃太郎さんのゆるさは相変わらずだし(さすが柳昇一門!)、そしてそしての太福さん。おそらく太福さんを見るのが初めての方が多く、ビックリしながら、でも大ウケでした。うふふ。なんか嬉しいよ。松ちゃんときもそうだったけど、うれていく感じを目の当たりにするってこういう感じだね。きっと。
昇太さんの「壺算」。散々聴いたこの噺、最近聴いてない気がしていつ以来かな。もっぱら他の人で聴いたりしてたけど、やっぱり昇太さんのが一番いいね。首を舐めるあたりのぶっとび度合いが昇太さんらしい。お店の主人の追い詰められ度合いがやっぱり噺を楽しくしてる。

移動してプークの新作寄席二日目。白鳥一門のふたりを聴いたあと、初めて聴いた天歌さんが結構よくて。これからちょっと注目してみたい人。
今回とりあげてる志ん五さんのこの噺もなにげに割と久しぶり?初めて志ん五さん聴いたのがたしかこれな気がして、びっくりしたのを思い出すなぁ。
本当はこの会も、後半、天どんさん、きく麿さん、白鳥さんと続くので魅力まくりだったのだけど、ふた月に1度のお楽しみは諦められずに中座。

そしてシブラク「しゃべっちゃいなよ」。昇々さん、吉笑さん、粋歌さん、なんてまぁ、鉄板な並び。このひとたちかつて、「しゃべっちゃいなよ」大賞に出てる人たちばかりだし。
しょっぱなの昇々さんはテーマが赤ちゃんで、赤ちゃんの泣き声コンテストの噺で。普通、オギャアオギャアとかかわいいの想像するのに、嗚咽してるっていう。すごいのかましてくるなぁ、と思ったら、ほぼ始まりが同じ勧之助さん。こちらもコンテストの噺で「どうせ被るなら昇々じゃなくて吉笑がよかった!」と憤慨。古典しかやらない方けど、花緑一門ゆえ、なにかしてくれるかも、という期待はいやぁ、あたったよね。めっちゃ下ネタw 彦いちさんが名指しで直に赤紙招集したらしいけど、大正解だよ。
当たり前だけど、吉笑さんも粋歌さんもクオリティ高くいき、トリの彦いちさんはAIに真っ向勝負。お父さんが「おれ、AIになる」って言ったとき、なんとなくガッツポーズしちゃったw この発想が好きすぎて。「プルン」ってお父さんAIが発動するときの可愛さも好み。あー、もうこれだから彦いちファンはやめられない。

いやぁ、聴きすぎでしょうw しかも後半にいくにつれ濃密で。やっぱり「しゃべっちゃいなよ」にいくときはもうちょっと体力残していかないと駄目だわ。途中眠くなっちゃったのは不覚でした。

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