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rakugo1000 (91) : 隅田川馬石「金明竹」

概要
店先で店番をしている小僧さん。軒先に雨宿りしにくる人に傘を貸したら、旦那の買ったばかりの高級な傘で「断るときはこうやって断るんだ」と教えこまれる。次に、猫を借りにきたお向かいさんには傘を断る要領で断ってしまい、旦那に怒られ今度は猫の断り方を教わる。さらにさらに、旦那に手助けを借りにきた近所の人。こちらには猫を断る要領で断ってしまったもんだから、まぁ大変!旦那が大慌てで言い訳をしに出かけてしまった。
その後、上方からお商売関連の取次の人がやってきて、理解不能な言葉でしゃべりまくる…。これがまったくわからず、女将さんも巻き込んで大混乱…!

古典の中でも個人的に大好きな噺で、とにかく上方言葉の言い立てがすごい作品。馬石さんの解釈では女将さんが頼りなくて可愛らしくて、小僧さんと目線が近い。この感じがとても可愛くて💗

今日聴いた噺
19/10/11 渋谷らくご
隅田川馬石 金明竹
柳家勘之助 中村仲蔵
雷門小助六 お見立て
神田松之丞 赤穂義士銘々伝〜神崎の詫び証文


プチメモ
台風の影響で明日チケットをとっていた公演が昼夜とも中止になってしまい。しかもそれがいずれも松之丞さんが出る公演だったというw 二ツ目時代に聞けるのももう無いだろうな、と思ったこともあり、仕事が想定より早く終わったので車飛ばしてシブラクへ。しかもこれまた台風の恩恵で当日券で入れるという奇跡がおきました。
タツオさんのMC途中から入ったので、始まってみたら、馬石さんが開口一番でびっくり!勘之助さんにお願いして出番変わってもらったのだそう。大好きな馬石さん版の「金明竹」。誰のより女将さんが可愛らしくて、愛くるしくて愛くるしくてたまらないのです。
二番手は先々月の「しゃべっちゃいなよ」で度肝を抜いた勘之助さんが「中村仲蔵」。ギャップにこちらもある意味ビックリというかw まぁ、本来勘之助さんはこちらの人なんだけどね。
久しぶりに小助六さんが聴けたのも収穫。実は何気に今年になって聴いてなくて懐かしい気持ちになったり。
松之丞さんは、また歯に衣着せぬマクラも可笑しくw、それでも50分近い熱演で貫禄を感じました。明日聴けないのは本当に残念だけど、まだシブラクで二ツ目時代の残りを楽しもうと思います。

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