ありがとう。そしてまた会う日まで。

いろいろな事情があり
お預かりしていた子。

きっかけは
あまりの吠えのひどさに
飼い主さんからのSOSで
伺った訪問相談でした。

ドアホンはもちろん
携帯電話が鳴っても
吠えがひどく

話もできない。

家の外で
車のドアが閉まる音がしただけで

吠える、吠える、吠える・・・・

挙句にご主人の足元で
くるくる周り

ご主人の足を噛む。。。

トイレもなかなかうまくできず
男の子の方は、家中マーキング。
マナーベルトをしたままでした。

女の子もあちこちにおしっこをするのと
男の子のした💩を食べるという
食糞もありました。

散歩に出れば
自転車に乗った人
歩いている人にも吠えかかる。
引っ張って落ち着いて散歩もできない。

典型的な
問題行動オンパレードでした。

初めて伺った時には
どちらに原因があるのかすら

見ようがないくらい
激しく吠えていたこの子たち。

半年間毎月一度通わせてもらい
パーソナルスペースの確保と
飼い主さんの対応の仕方など

LINEでもやりとりも含め
飼い主さんもとても一生懸命に
向き合ってくださいました。

そろそろ
訪問相談も終了する。
という頃に

ご家庭のご事情で
女の子だけ１週間お預かりすることに。

ところが
女の子だけになると
なんの問題もなく
コニーとお散歩ができるくらいだったのです。

飼い主さんとお話をする中で
おとなしそうに見える男の子に
何か原因があるのでは？

ということになり
その後また
２週間のお預かりを
今度は男の子も女の子も
一緒にすることになりました。

すると・・・・
原因はこの男の子に合ったことが判明。

この男の子の、メンタルの不安定さが
女の子に大きな影響を与えていました。

今から2年くらい前
ご自宅の隣にマンションが建設され
その時の工事の音が、地響きくらい
大きく響き渡り、それからこの男の子の
吠えが始まりました。

不安定なまま
時はすぎ、やがて女の子をお迎えすることに。

女の子は最初は良かったけれど
途中から吠えが激しく
それがどんどんエスカレートしてきたという
経緯がありました。

この男の子
穏やかそうに見えますが

実はいつも不安で仕方がなく
落ちつかない毎日を送ってきていたのです。

心臓にもかなり負担がかかり
少しでも興奮が続くと
舌の色がやや変わるくらい。

そして、飛び飛びでお預かりして
合計すると約１ヶ月半。

本当に穏やかになり

何より
人の指示に耳を傾ける。

ということができるようになりました。

毎日のお散歩で
生活のルーティン化をし
トイレもきっちりと覚え

穏やかになって
今日帰っていきます。

まだ少し吠えはあるものの
最初に伺った時と比べたら雲泥の差。

吠えるということを
全くさせないのも

人間ならば
絶対に声を上げてはいけない。

と言われているようなもの。

どれくらいが許容範囲かは
飼い主さん次第だと思います。

そして
必要以上に吠えた時は
それはいらない。

ときっちり伝えること。

伝えたことを聞く耳を持てること。

飼い主さんは
本当にお伝えしたことを
きっちり守って下さり

正面からこの子達と
向き合ってくださいました。

本当にありがとうございます😊

そして何より
この子達が1番頑張ってくれた。

わたしはそう思っています。

よく頑張ったね。

ありがとう。

そして

また逢う日まで😊

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