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技術書典5 はじめてのサークル参加レポ

2018年10月8日(月祝)に技術書典5にて人生初のサークル参加をしてきました。頒布結果と得られた知見、今後の自分の執筆方針をメモします。

諸々頒布データ

被チェック数推移
9月20日:21(1冊目入稿時)
10月7日:82
10月9日:93

Twitter Application on Kotlin
執筆期間:8月1日~9月20日
搬入数:100部(!?)
頒布数:40部
ダウンロードカード:15~20部程

今日から始める!Re:VIEW執筆環境構築
執筆期間:9月17日~9月29日
搬入数:50部(!!?)
頒布数:20部程

執筆期間は最終稿までの期間です。
執筆にあたって得られた効能が絶大だったのと、本書をお買い求めいただいた方に申し訳ないのであまり使いたくはないですが、数値だけ見れば「爆死」でしょう。

知見1 コンテンツの絞り込み

Kotlin本について、コンテンツを3つ詰め込んだ形になっています。
①実装集
②Twitterアプリの作成
③カスタムViewの作成
3つに分割できるくらいの別々のコンテンツを1冊にし、さらに表紙からは②の情報しか読み取れません。初見ではそもそも何を書いているのかわからないことも考えられます。

開催中もけっこう手にとっていただくことはありましたが、目次を読み込み、ざっと中身を見て、そのまま置いていかれる方が多かった印象です。
途中から、見本誌を渡した方に本の説明をさせてもらうと買っていただけることが多かったので、やはりコンテンツへの焦点がぼやけていたのだと思います。

Re:VIEW本については、手にとっていただいた方の購買率は高かったように思います。薄いだけにコンテンツを絞った効果が出ていたように感じました。

知見2 「他者に伝える」意識

非公式アフターにて「入門書として間口を広げるか、コアな層に受けるように書くか」というアドバイスをいただきました。

つまるところ、今回の頒布本は自分が書きたいように書きなぐった印象が強く、本として「他者に伝える」意識が低かったように思います。
どのような他者(読者)に訴求したいのかを明確にし、スコープを合わせた書き方をすることや、本にする以上読んでくれる方がおり、その方々に楽しさ・学びが伝わる書き方をするのは執筆者の責務だと思いました。

知見3 本を作ることの絶大な効果

Kotlin本を執筆するにあたって、今までとりあえず書いていたけど実はよく分かっていない部分が浮き彫りになりました(同時に何度も筆折りたくなりました)。完全独学趣味プログラマのつらいところです。

執筆を進める中で分からない部分があれば、納得行くまで本やネットを探し、きちんと説明できる文章を書くことを強いられるので、とてもしんどいと同時に知識がしっかり付く感が楽しいです。でもやっぱりしんどい。

そして、なんといっても当日に本を貰われていったときの感動が何事にも代え難いものでした。数人の方に、見本誌も読まずに買っていただいたことはもう本当に感謝しかありません。
サークル参加者にしか知りえない即売会の醍醐味を肌で感じられた一日でした。

今後の方針

なんと非公式アフターで見本誌が置かれていましたが、その中で「重要:小さくアウトプットを継続する」(ワンストップ転職本だったかと思います)という見出しをたまたま見つけ、今までアウトプットを怠っていたことを少し後悔しました。
上記知見を踏まえ、今後はnoteなりQiitaなりに小さくアウトプットし、伝わる文を書く練習をしようと思います。
次はもっと「おもしろい!」と思ってもらえるような本が出せるようにしたいと思います。

おわりに

リアルでもネット上でもさまざまな方に応援いただき、本書2冊の執筆がかないました。技術書典に来場された方、本書を手にとっていただいた方、前日に「通販は無いですか?」とリプをくださった方(BOOTH準備します)、私のサークル参加のきっかけを作ってくださった方、そして技術書典という素晴らしい場を用意してくださった運営さんに感謝いたします。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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