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電子帳簿保存法・インボイス制度…何すればいい?

こんにちは!きづなPARK☆PRチームです。

中小企業経営のための情報分析プラットフォームである「きづなPARK」ですが、今回は、きづなPARKそのもののお話しではなく、「電子帳簿保存法」「インボイス制度」(※)という、我々のチームにて今話題のキーワードと絡んだデータのお話しをしようと思います。
(※法律の専門家ではありませんので、法律についての詳細は、国税庁Webサイトなどでご確認ください。)

・・・で、何からやればいいの?

このテーマで中小企業経営者の方々とお話しする中で、まず出てくる会話がこちらです。
そうなりますよね。分かります。

最終的に国が目指しているカタチは、①取引を行うにあたりシステム上で必要事項を入力し、②一定の要件を満たした書類をデータから作成・記録し、③取引を行う企業間にて書類データがやり取りされ、④記録されたデータをもとに決算関係書類や帳簿が作られ、⑤双方にて必要な取引データを保存する・・・といったものです。

上記①~⑤の各手順において、事業者としての登録申請が必要だったり、請求書の形式が定められていたり、細かなルールが存在します。そのため、
「はい、では、①~⑤を一気に明日からスタートします!」
と勢いだけで開始することは難しいですし(勢いは必要ですが)、現在の社内運用フローの見直し等も必要となるでしょう。
また、そもそも取引先という相手があってのことですので、なかなか手をつけられず、どこから対応すればいいのかが分からなくなる、というのが現実かと思います。

紙の書類や帳簿を
電子化・データ化する流れは確実

とはいえ、紙の書類や帳簿を電子化・データ化する流れが止まることはありません。
しばらくは、紙保存・電子データ保存が併存する可能性はありますが、2年後には電子化・データ化の波が押し寄せているでしょう。ですので、このタイミングで一部の取引や一部の書類から、①~⑤の流れを導入する検討を始め、この1~2年で切り替えるためのスケジュール設計が必要です。現時点で何も手を付けていないという企業や、自社オリジナルのシステム開発を行っていない企業であれば、より一層、このタイミングでのスタートがおすすめです。
(波に乗れないと、既存の大手取引先を逃してしまったり、新規取引の機会を損失してしまう懸念もあります…!)

おすすめはクラウドサービスの活用

これからデジタル化に対応するぞ!という中小企業に私たちがおすすめしているのは、クラウドサービスの活用です。
現在、請求書や領収書の完全なデジタル化、会計クラウドサービスとの連携など、データ仕様を統一するための協議が、政府とソフトウェア企業などにて始まっています。
仕様が確定するまでには時間がかかると思われますが、そういった期間に、オリジナルのシステムの開発や、パッケージ型ソフトを購入してしまうと、決定された内容に対応していない!となった場合に大変です。システムの改修や、ソフトウェアのアップデートのための追加費用が発生する懸念があります。
一方、クラウドサービスは、サービス提供会社が随時機能をアップデートしていることが多く、当初の月額費用のままで、最新のルールに対応したシステムを利用できる可能性が高いです。
(もちろん、提供している企業やサービスによるので、導入前の確認は必要です。)

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きづなPARKでは役立つサービスを紹介していきたいと考えています!

私たちが運営している「きづなPARK」は、中小企業経営のデータが集まるプラットフォームであるため、会計システムや書類作成ツールの開発などは行っておりません。
ただ、中小企業側の視点に立って経営に何が必要かを考える中で、導入しやすいクラウドサービスや、きづなPARKに参画していただいている支援企業・支援者の方々による導入支援サービスなどのご紹介は、どんどん行っていきたいと考えています。
(現在、そういったサービスのご紹介を検討中ですので、ぜひ、今後のリリースをお待ちください!)

最終的には、各クラウドサービスに入力し生成されたデータを、きづなPARKに蓄積し、データの掛け合わせによる分析を行うことで、中小企業経営に有益な情報を生み出していきたいと考えています。データが個別のサービス内に保存されている状態や、社内のみで管理している状態からでは生まれない、「共創」の取り組みを行っていきますので、ぜひご期待ください。

共にきづなPARKを活性化してくださる仲間を募集

私たちは、電子帳簿保存法、インボイス制度に関して中小企業経営者を支援してくれる方、関連サービスをお持ちの方など、共に「きづなPARK」に集ってくださる方を募集しています。

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ご興味を持っていただけた場合は、ぜひお問い合わせください!

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