Laugh & Peace presents 宮野真守 アニバーサリーライブ ~REQUESTⅡ~

REQUESTⅡお疲れさまでした。

クオリアに一気に当時をフラッシュバックし、宮野真守が若さと経験に足掻いていた時期を思い出し、浸りました。

EXCITING!は大正解だったので否定するつもりは毛頭ありませんが、今回のリクエストライブはEXCITING!ツアーよりよっぽどエモーショナルで、FC会員という筋金入りのおたくたちに向けた内容だったように思いました。

私は全編通してなんだかとても感傷的な気持ちになってしまい、宮野真守は夜に何気なく見上げれば瞬いている星みたいだなあと思ったのでした。

これは宮野真守に限ったことではなく、ステージに存在する人全てに言えることですが、彼ら彼女たちは私たちファンの人生の中心に置く存在じゃないし、そうあるべき存在だと再認識したのです。
……突き放した冷たいことを言いたいのではなくて、私なりのステージに存在する大好きな人たちを大切にする方法と距離ということです。

ふいに、理想と現実が離れているって感じてくよくよしてしまったとき。

息を吐き出して空を見上げたら輝いていて、なんだか励まされるような気持ちになる存在。

生活に必要不可欠な存在ではないけれど、四六時中思うことはないけれど、見ると美しいな、綺麗だな、眩しいなと感じる心が芽生える瞬間があること。

日常生活を過ごしていうくうちに、知らぬ間に摩り切れていった記憶や純粋な気持ちが呼び覚まされる瞬間があるということ。

それが私にとっての宮野真守という存在なんだなあと思いました。

アニバーサリーライブよろしく浸って心に受け止めてじっくりと宮野さんのライブを見て感じたことは初めてのことで、こんな静かな興奮もあるんだと新鮮な気持ちを味わえたのもよかったです。
様々な出来事が呼び起こされ、共に描いた景色があるということに喜びを感じました。

宮野真守が見てきた景色と私たちが見てきた景色。
違っているけど、非日常の世界を描くことを共犯できたことはなんて愉快で幸運なことなんだろう。


たまには夜空を見上げて星たちの美しさに心震わせて夢を見て、自分の人生を豊かにしていこう。

宮野真守さん、10年目も私たちの前で輝いてくれてありがとう。


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