『傘』が200年弱も変化しないのはなぜだろう
こんにちは!あいでんです。
昨日はほぼ車の中で過ごしました。おかげさまで謎の疲労感を現在味わっております。
まあ夏休みだしそういう日もあるよね。
地獄のプリンらしい
▷はじめに
さて、明日は台風が上陸するようですが、本日は嵐の前の静けさといいますか。異様な雨風でした。
雨が降ると色々と面倒なので私はあまり雨は降って欲しくないなあと。
そうそう、雨といえば最近常々思うことがあります。雨よけの道具としての筆頭候補は「傘」だと思うんですけど、これだけ技術が発達しているにもかかわらず傘の形状が何百年も変わらないのはなぜなのかと。
現在私達が使っている傘のほとんどは洋傘らしく、日本へ入ってきたのは1804年とのこと。傘の歴史について少し調べてみました。
雨傘として使われるようになったのは、18世紀の後半になってからのことです。イギリスのジョナス・ハンウェーという人物が、防水加工をした傘を差して街を歩きました。
それまで、傘といえば女性のもので、男性は帽子で雨をしのぐのが普通の時代だったのです。彼は変人扱いされるのですが、30年もの間、傘を雨具として使い続けたことで、人々も見慣れてしまい、次第に違和感なく、男性がカサを差す姿も民衆に受け入れられていったのです。
まあ、何はともあれ200年弱前から今の傘とほぼほぼ同じであったことが伺えます。
▷傘の課題とは
傘の難点として①手で持たなきゃいけないので荷物になる、②靴やバッグとかがなんだかんだ濡れてしまう、という2点を私は感じています。
雨が降っているので足元やバッグが濡れてしまうのは多少仕方がないのかもしれませんが、すたたれとかで余計に濡れてしまうときもありますから。
また、手で持つことはマストなので手がふさがってしまうというのは最大のデメリットでしょう。
もうこれは社会課題ですよと。
誰かプロジェクトとしてやってくださいという話になってしまいますよ、これ。という冗談はさておき(笑)。
もうすでに顕在化されている課題が目の前にあるにも関わらず、技術も進化し優秀な人も企業も多く存在する中で変わらないのは何故なんでしょう。
その理由を以下の3つ考えました。
〜傘が変わらない理由〜
①カッパ使えよ
②今の傘の形が完璧
③コストをかけれない
▷傘が変わらない理由
①に関しては半分ギャグも入ってますが、傘の弱点は実はカッパが補ってくれています。逆も然りでカッパの弱点は傘が補ってくれている。
例えば、洋服がどうしても濡れたくない人や手が塞がりたくない人はカッパを使えばいいし、手間をかけずに雨から逃れたい人は傘を使えばいい。
このように実は傘の課題は解決されていたりするのです。
②については完全な憶測ですが、200年弱も変わらないということは変える必要がなかったという風に考えることもできます。
つまり、傘はすでに完成されているということです。
技術の進歩によって使う素材を変えたり、骨組みの本数とかが変わったり、傘の開き方が変わったり、いろいろ変化はありますが大きな変化がないのは変える必要がないほど「傘」という商品は完成されているのかもしれません。
③は前述の話を捕捉するようなものになります。
もちろんもっと改良はできるはずですし、もっと高性能な傘を作ることはできるでしょう。しかし、傘とはできれば安く抑えたい消耗品だと思うので、原価的なことを考えるとこれ以上はお金をかけることができないのかもしれない。
数万する傘なんてほとんどの人が買わないでしょうからね。それを払えるような金持ちはタクシーとかでなんとかなりそうですし。
つまり、マスが買う適正価格(100円〜数千円程度)の中での完成品が「現状の傘」ということなのかもしれません。
▷最後に
なんだかんだ人はまだ自然には勝てないということなんでしょうか。
とはいえ、傘やカッパで十分対応できている気がします。雨から逃れるという意味では傘よりもカッパの方が優秀だと思うんですが、多くの人がカッパを使わないのは手間がかかることが原因なんでしょうか。
傘にイノベーションが起きるのか、カッパにイノベーションが起こるのか。
そういえば、「傘」という概念自体は4000年前からあったようですが(その時は日傘として)、あまり傘に対する意味が変わってないのも面白いなと思いました。
だけなんですが、前年度のSWFの優勝アイディアは傘に関することでしたね(笑)。
ということで、今回はこの辺りで終わりにしましょう。
それでは、また次回!
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