徒歩補な温泉巡り・・・『奥津温泉』

 奥津温泉は、中国地方の山中にある温泉街です。
 そこに、GW期間中に行ってきました。

 今回も、徒歩+公共交通機関で行きました。
 旅程の都合上、山陰方面からのアプローチになりましたが、基本的には津山駅方面まで南下してから、再度北上するバスルートしかないようで、最初から山陽方面からのアプローチにしておけば、少しは効率的に行けたかなと思います。
 以前は、すぐ近くの道の駅のバス停に、倉吉-神戸・大阪間の高速バスが通っていたようです。今でも、バス停自体はあるのですが、実際にはバスが停車しないようです(時刻表に停車するバスの記載がありませんでした)
 そのため、先述の路線バスでのアプローチが唯一の手段になるようです。
 バスの本数は、土日祝は1日数本程度ですので、日帰りは結構大変だと思います。そのため、今回は宿泊することにしました。

津山駅方面だけですが、この本数です

 温泉街自体は、ほどよい感じの寂れ具合ですが、近くに道の駅があったりして、温泉街全体としては人の賑わいは多少なりともあります。
 但し、温泉街のメインストリート?を通行している人はあまりいませんでした。

メインストリート?
自動販売機は生きていましたが、お店自体は不明です

 ここの温泉は、泉質が良いことで知る人ぞ知るとのことで、特に、すぐ脇を流れる川の川底から温泉が沸くため、一部の温泉宿では、昔の川底の一部をそのまま浴槽にして、足元湧出の湯船にしています。
 私も日帰りで利用しましたが、川底にあるような石が、浴槽の床にゴロゴロ転がっており、なおかつ平滑ではないため、うまく座れる?ところを探すのは苦労しましたが、落ち着きどころが見つかって、静かに湯船に浸かっていると、川底から静かに温泉が湧き出ているのが感じられて(実際に気泡が上がってくる)とても面白かったです。

川沿いに宿が並んでいます

 私が宿泊した旅館は、足元湧出ではありませんでしたが、ぬるめの長湯できる温泉でとても気持ちよかったです。
 
 泉質としては、アルカリ性単純泉ですので、肌はつるつるになりますが、それほど刺激が強いということもなく、先述の湯温と相まって、いつまででも入っていられる温泉です。
 このため、日帰りよりも宿泊がお勧めです。

 大型ホテル等がなく、また交通事情及び場所柄、インバウンド等の団体客が来やすい場所でもないように思えます。そのため、温泉街全体が静かで、宿でも静かに過ごせました。

余りお目に掛かったことのないネーミングです。今でもやっているのかなぁ?

 翌朝、出発する時刻前後で、河原の広場でこの地域伝統の足もみ洗いのショー?が行われていました。
 地元の宿等で働いているスタッフ有志が、娘装束で参加しているようです。
 先述しました通り、温泉街自体はあまり活気がありませんが、その中でも、少しでも利用者を楽しませようと言う思いは伝わってきました。
 こういう温泉街が存続していって欲しいと思います。

足もみ洗いのショー?

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