「鉄拳7でより早く、強さと理解度を上げたい人へ」~良く分からん事を先に練習すな~

~重要度の優先順位~

■1.確実な技選択の徹底、縦の概念の理解

・主要技のリーチ
・空中コンボは運んで壁コンが出来るレシピを最優先
・確定反撃の有無、浮くか浮かないかの知識
・攻撃の順番を守る
・攻めを1択にしない
・投げ抜け
・縦のスカ確
・ヒット確認でターンを確実に
・セットプレーを作る、真似する
・暴れ技の正誤、リスクリターン管理
・見える技をしゃがむ
・体力、ラウンドベースでの3すくみの強さを知る

■2.レバーを用いた技硬直毎の安定行動と対になる行動の理解

・キャラ毎の各種有利技後にどこに動けるか動けないかの知識
・速い展開での横移動or歩きガード、バックダッシュ
・相手の技硬直毎に適したスカ確、有利からの2択
・レバー操作を含めたセットプレー再構築
・相手が横移動、バックダッシュをして来る時の対応
・壁付近か否かの期待値、背負わせ方、逃げ方
・自分と相手技のスカ硬直のフレームに対する再理解
・見える技を立つ
・ファジー関連
・3すくみにレバーで解決を多く見出す

■3.技の硬直&縦横の概念を理解前提の効率研究

・自キャラ特化のキャラ対
・状況有利が作られる仕組みの勉強、実践
・展開を速める意味、速め方の模索
・状況有利を取り入れた展開毎の3すくみを考える

~優先度の補足~

1.確実な技選択の徹底、縦の概念の理解
1の理解は全キャラでやる意味がある、理解しやすい確実な行動。
他格ゲーで強かった人は技術の流用、
さらに意識を集中して取り組むだろうから成長が早いんかなって所。
成功体験の積み重ねで、理解が完全に近づく。
よって実戦での意識、トレモでの予行練習が必須。

2.レバーを用いた技硬直毎の安定行動と対になる行動の理解
2は効率勝ちの確率をより高く、導く為の行動。
全ての行動に必ずリターンがある訳では無いので、
これをする事が必ず勝ちに繋がる訳では無い。
(2が出来ても1の完成度、リターンが高い人には負ける為)
なので実感を得る為にはトレモの習慣化、膨大な試行回数が必須。

3.技の硬直&縦横の概念を理解前提の効率研究
3は一見すると意味不明領域。
1、2をある程度出来る確信がないと利点の触りすら掴めない。
なんならこの部分をわざと壊す立ち回りに変えた時の方が、
リターンが上がる時もある。
しかし目に見えない(技の接触が無い)所にも確実に理論が存在し、
鉄拳を熟知したプレイヤーである程、
条件反射で行っている箇所に理論を当てはめ、その部分を埋めていく。
って言ってる俺も意味分からんから、まだまだ2の理解が浅いんじゃ。

~新しい技術を意識する事で得られるボーナス~

1が全てある程度出来る様になって2を意識、
2に自信が持てたら3へと立ち回りに意識を割く事で、
前提である過去に手にした技術に余計な負荷がかかる分、
意識せずとも出来る様になった所は更に洗練されていき、
新しい技術獲得への経験値分と2倍の速度で上達する。

逆のケースを言うと、
「この相手は1に集中した方が勝てるから、
2の意識を放棄した方が勝てる」
そんなその場の勝ちを掴む為の対戦は既に出来る事で立ち回る事となり、
場面場面での意識配分は最適化されない。
出来る事を引き出すスピードを上げる練習は、
ストレスが掛からず入手経験値は等倍どころか2分の1に程度に。
強くなるのが目的なら、常日頃から何かの負荷をかけよう!

~意味が薄まる練習の順番~

そして一番重要なのが、数字が多い順から練習しても、全く意味が無い。
1を理解していない状態で2or3の一部を実践しようとする時、
確かに2の一ヶ所に経験値は入る。
その2or3の中に出来たら強そうに見える、
また出来れば上手そうに見える行動は、いくつもある。

しかし1に対してある程度の理解が無い状態は、
場面毎に意識を切り替える事が癖付いていない状態。
1の項目が出来るからこそ2の選択肢に意味が生まれ、
1が出来る事前提で2を試すからこそ、練習の効率が倍加する。
つまり本来、因果関係がある1と2の繋がりが、
この状態で行うと2つ別々の事を考えてしまう事となり、
頭の中はいわゆるマルチタスク状態に。
下手すればもう少しで意識の癖付けが出来そうだった事が
新たな試みを行う事によって頭から抜け落ちてしまい、
入手経験値は差し引き0になる可能性もある。

意識が癖付かないまま何の目的も無く、
サブキャラを触った事はあるだろうか?
メインキャラでは取れたダメージソースがほぼ流用出来ず、
新しいキャラで新たな立ち回りを模索しなくてはならない。
ある程度の理解が無い、つまり意識が癖付かない状況下で
難しい事をしようとする行為はそれに等しい。

1の大事そうに思う確実な所から1つずつ自分の物にしていって、
自分の考えたセットプレーが
「当たる人は何をサボっていて、
当たらない人は何を徹底しているのか。」
この違いを相手目線で理解出来た所でようやく、
次に自分が何を意識して練習すべきか、
判断出来る様になれば効率が良い。

~体験談を添えた順番無視の結果~

手探りで知った難しい技術を一個一個詰めて行くと、
強くなるまでに十数年掛かってしまう闇のゲーム。
それがあまりに専門性が高過ぎる技術だと、次作にすら持ち越せない。
速く強くなりたい、速く理解を深めたいと思うからこそ、
焦って変な所を先取りせずに確実な所から埋める。

変な意識の優先度で練習をしていると敗因が泥沼化するし、
対戦中無意識で回せる様に落とし込めてないのなら、
マルチタスクになって経験値が入り辛くなる。
そして何より、努力量と勝利が全然直結しない。
この成長を感じられない時間を過ごすのは本当に苦痛。

シーズン2の頃、自分はニーナ龍神の六腑ファジー自信ニキ。
S2後半とS3前半ほとんどモンハンばっかりで、
鉄拳をした記憶があまり無いぐらい楽しめていなかった。

S3の終わり際にアマキンやり出して動画を作るようになり、
ウケが良くそれなりに見てくれる人がいた。
鉄拳配信も並行していたら、
「鉄拳は理解度」と教えてくれる上級者が来た。
本当に必要な部分を教えてくれる人が来てなかったら、
今やってなかった可能性すらある。

~最後に、強くなりたい人へ~

自分と同じ轍を踏まない為、
成長する楽しさを維持し続ける為にも、
是非間口の広い所から自分の理解の及ぶ範疇で、
確実な物から意識して練習していきましょう。
残念ながら、鉄拳に飛び級は存在しません。

最初から出来る風に見える奴は、
試験前に勉強してないって言いながらそれなりの点数取る奴です。
もしくは過去に似たゲームなどに豊富な経験があり、
その経験を転用出来る才能を持った奴。

この長文をここまで見てるって事は、
残念ながらあなたはそのどちらでも無いのでしょう。
自分の成長スピードが遅いと嘆いているのかもしれません。

そうです遅いんです。初めてからどんぐらいの期間か知らんけど。
それでも重要な事から一つ一つを丁寧丁寧丁寧に無意識に落とし込む事で、
最終的に難しい技術も何を目的に習得していくのか理解出来る様になり、
新たな意識を試みた練習も、もっと質の良い物になって行きます。

初心者から初めてある程度対戦経験を積んだけど
ここからまず何を意識していけば良いのかわからないなら、
まずはコンボ始動を当てたらいつもの最大コンボを決めるのではなく、
壁まで運ぶ為のアレンジを試みて、
壁コンボまで決める意識を付けましょう。
他全部一個一個そんな感じの習得難易度です。ファイト!

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