鉄拳7 読むだけで段位が上がるメモ

■原則

1.予測混じりの行動   【入れ込み】
2.状況認知してからの行動【2択】
3.確定部分を取る為の行動【待ち】

どんな状況であっても【互いの技が届く距離】に入れば
この環境は発生し、1>2>3の順に時間が経過し、
3は1に勝つ形で、3すくみで効率の良さが上回る。

確認しない【入れ込み】には【待ち】が咎め、
反撃をしない【待ち】には【2択】が成立し、
時間を守る【2択】には【入れ込み】が発生で勝つ。

これにプラスで距離・有利フレームによる行動制限が掛かるので、
自分が優勢な状況を相手より多く作ると、試行回数に比例してより勝ち越せる。

■勝つ為に一番重視すべき要素

これらを踏まえた上で勝てない時、
まず成長させるべきは絶対に3の【待ち】方。
3がカバーする範囲を増やす事で、
相手にフレームでの優劣以外に、効率が悪い状況を強要出来る。
(相手の【2択】を強制的に【入れ込み】に変換する事が出来る)

そして残酷な事にこのゲームにおいて、
自分に適切な【待ち】が出来なければ相手の【待ち】の手法、
それを崩す正解も理解出来ない。故に、
【入れ込み】が【2択】同等の扱いに変わる事は無く、
その局面で一生効率勝ち出来ない。

■バランスの重要性

ただしその強要を強いる行為もそればかり行っていると、
【入れ込み】【2択】の技を打つべきシーンで
自分が効率的に勝てる攻撃を仕掛ける機会を損失してしまい、
結果効率負けしてしまう。
あくまで相手の行動を制限する為の【待ち】の技術である。

良くTwitterでつぶやきが散見される
「強い人とプレマでは良い勝負出来るのに、
ランクマの同段に勝てない!」
と言った定番のセリフ。
これは大体格上の相手が未成熟な【待ち】の練習に比重をかける為、
起こっている現象。

ただし例外として、あまりに【待ち】の技術がかけ離れていると、
どんな工夫を凝らしたとて【入れ込み】の選択肢しか用意出来ず、
ボロ雑巾にされる。

段位戦で勝ち越す為には【待ち】の技術を習得した上で、
【入れ込み】と【2択】全て、
自分・相手に合わせた最適なバランスで回す必要がある。

■そもそも【待ち】の技術とは?

画面を見て、相手の行動を時間内で適切に対処する技術。
自分の解説動画では投げ抜けを中心に解説しているが、
画面を見て時間内でボタンを押して解決する。

それと同じ様に今度はレバーとボタンを使った操作。
距離の足らない【入れ込み】、
つまり技を置く相手を咎める為に見てから対応する縦のスカし確定、
横移動、横歩きをする可能性を無視した
相手の【2択】を【入れ込み】に変換する横移動・歩きガード、
相手の2択効率を下げるファジーガード、
そもそも見える下段をしゃがむ等々…

とにかく安全に相手の【2択】のダメージ効率を下げる、
またはそもそも【2択】を【入れ込み】に変換する技術全般。

■練習時の注意点

【待ち】の技術の一つを修得段階の場合、
【待ち】に思考の比重が掛かり【入れ込み】、
【2択】の頻度が疎かになりバランスが崩れ、
同段付近でクソバチバチにいかれてしまう。

原因として技術を未修得の状態では、
局面毎に取るべき行動を新しく頭で生み出す必要がある為に
脳のリソースに【入れ込み】、【2択】の選択肢を選ぶ余裕が無くなり、
普段出来る事も出来なくなりむちゃくちゃイラつくし、
対戦相手のアケコンが爆発して欲しくなる。4ね。

■無意識で出来る様になると

次第に頭で生み出す事による脳のリソースの圧迫は、
反復練習を重ねる事で新たに生み出す必要が無くなり、
徐々に頭に用意されたカードを選ぶ感覚に変わる。
するとまた別の事を考える余裕が生まれる。

その段階に到達する事でようやく【入れ込み】、
【2択】を習得前と同じ脳のリソースを割いて考えられる。
今度は相手が自分の理解出来た【待ち】方をしてくる可能性ありきで
発想が生まれるので、【入れ込み】、【2択】の質も上がっていく。

対戦自体が楽しいなら実戦で意識して考え、
負ける事が不快ならトレモで練習するのがオススメ。

■今自分が何を優先して知るべきか

効率良く強くなる為には、
【入れ込み】【2択】【待ち】の状況毎に強い行動、強い技の情報が必要。

有識者に聞くのが一番手っ取り早いが、
鉄拳においての【待ち】方は派生系が出来れば出来るほど
根っこの部分が当たり前になってしまうので、
教える事に特化した、自分の技量に見合った目線から
物事を見てくれる人がいれば一番良い。
が、そんな教え上手な人に巡り合える確率はごくまれ。

となると自分で考えなくてはならないが、
今の時代は手軽に動画を見て理解する事も出来る。

各キャラには必ず先人のスペシャリストが存在するので、
その強い人達がどの行動をメインにダメージを取っているのかを良く見る。
そこが恐らくそのキャラの最高到達点。

ただし自分と比べ強過ぎる人の立ち回りは【待ち】方の熟練度が
自分と乖離しすぎており、
さらに反応・フレーム計算・距離把握・コマテク等どの分野が得意だと
そのダメージの取り方が最適なのか、全く分からない。

故になぜその行動を取るか理解が出来ず自分の上達には繋がり辛いので、
8段上ぐらいの人と自分を比較して、
何が出来ていないかを研究するのがオススメ。
自分の出来ていない行動と、
最高到達点では何を大事にしているかを研究する。

■待ち方を理解する事で得られる更なる利点

【入れ込み】、【2択】に使う技はどれが最適なのか、
どの行動に弱いのか。
先人から教わった、または盗んだ知識さえ備わっていれば、
実戦で勝手に出し所が上達する。
と言うより実戦で試してみないと状況再現が不可能で、
なぜその行動が強いかの理解が出来ない。

しかし【待ち】方を理解し、
思考時間無し状態で取り出せるカード状態にしておく事で、
相手に【2択】を【入れ込み】に変換される事無く、
応用を利かせた攻め方が出来る様になる。
完全に【待ち】方の理解が深まると、
それに対応した【2択】を仕掛ける事で、
理解度が低い相手の【待ち】方が、
ただの【入れ込み】レベルだった状態を見抜く事すら、
出来る様になっていく。

■待ち方が相手より上手なはずなのに勝てないよぉ

最後に脳の限界として、
展開が早まれば早まる程用意したカードしか出せなくなり、
前回の展開時と同じ行動を取りやすくなる。

さらに【2択】を仕掛ける側には
次に行動を選択する準備もあり(セットプレー)、
基本的に守り側は次の行動を予測した
【入れ込み】で対処をしなければ勝てない。
見てから【待ち】で対処をしていると、
完全に【2択】となっている状況では、必ず攻め側に効率が上がる。

次のシーンへの展開が早ければ早いほど、
【待ち】を選択した相手は習得度の高い物しか選べなくなっていく。
自分だけが出来て相手に出来ない【待ち】方が存在する状態は、
確実に自分だけに優位性がある。

相手が見るべきものを見ていないはずなのに、
手を出したこちらが損をするような状況になってしまっている時は、
大抵、相手に第3の選択肢を考えさせる余裕がある、
時間を掛けた攻め方になってしまっている。

自分だけが出来る事をベースに常に相手を2択に追い詰め、
スピード感を持たせた攻め方であのクソ野郎に引導を渡そう!

終わり。

~え?読むだけで段位が上がるって…~

んな訳ない!

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