【モリミュ】初見直後の感想

ふせったーに投稿した感想の移植です。

公演名: ミュージカル『憂国のモリアーティ』
公演日程:(東京)20190510-19/(大阪)20190525-26
公演会場:(東京)天王洲 銀河劇場/(大阪)柏原市民文化会館リビエールホール 大ホール

投稿日:20190527
モリミュの長い感想。好きなシーン、好きな演出、感じたことの羅列。シャーロック多め。ネタバレばかり。 #モリミュ

・ダブリン男爵の屋敷に行く前、3兄弟が階段を降りるのが象徴的に見えて好き。3という数字、3兄弟って寓意色が強くてゾクゾクする。「マクベス」で主人公の運命を予言する3人の魔女のような不気味さ。 
・階段から降りてくる3兄弟、神か?悪魔か?超自然的な存在みたいな。魔女?悪魔の使い? 
・ウィル は「高潔な悪魔」 
・アルバート兄さんの政治家/外交官ぶりが良い。「お気の毒に」「おや、なぜでしょう?」細かいセリフがやらしいなー。 
・「あなたに裁きを」が耳から離れない。あのヒステリックさがたまらない。 
・演出すごい。貞子のように男爵に這い寄る死の影。こわい。 
・スクリーンに大写しになるアンサンブル陣の人影、こわい。領民の積年の恨み。怨念。 
・しょーごさんの歌声はすごいな、、、上手いのも当然上手いんだけど、幅と太さが、、、ウィルの人格の底の深さを表せる声、、、 

・エンダース卿の際立った変態さ! 
・「ノアティック号…」の言い方だけでもう好きとわかるひらのシャロ 
・牛の目玉遠くに落ちすぎ笑 
・平野良の「何があってもカバーしてくれる」安心感がすごい。何が起きても大丈夫。 
・エンダース卿、ご婦人方と話す時少し背を屈めて話してあげるの優しいし、背の低い女子が背の高い男子にこれをやられると大体好きになる。プレイボーイ。 
・シャロ、推理の時のセリフ回しがあんななのは、頭の回転に口と息継ぎが追いつかないんだよね!?すき 
・シャロが推理を披露し始めた瞬間照明が変わって時に彼にピンスポがあたるの、彼の頭脳が天から祝福されてるというか、天からの授かり物を現世にちょい見せしてるというか、選ばれし人間…天才は一瞬で場のルールを変えられる 
・ウィルとシャロの出会い、天才と天才の邂逅=尊い の数式がまた裏打ちされてしまった 
・シャロは他人のことを看破するのに慣れてるけど、他人から看破されてることには慣れてないから、「どうしてわかった」の声音があんなに低かったんだね。だから今までにない興味をウィルに対して持ったんだね。 
・「おもしろい」が最大級の賛辞であるシャロ、かわいい 

・ルミノール液?の完成を喜ぶシャロ、とてもオタク 
・シャロの名推理を素直に褒めちぎるジョン ちょい照れ?満更でもないシャロ こんなに素直に褒めちぎられたことなかったのかも ここで既に他人より好意を抱いてた? 
・この辺は原典や他の作品も見るべきだろうけど、シャロは最初っからジョンのことを「ジョン」って呼んでるんだね 最初から相性の良さを感じていた? 
・レストレードが家に来たときのシャロ テンションがヤバい人だよ 薬打ってんの?みたいな こういうシャロの変態性を表現するシーンや演技もっともっと見たいな 
・変態性を表すにはある意味王道というか正統派な(その意味で変態的でない)演技だったけどそれがいい 
・シャロが推理中、両手指先を顔の前で合わせるのは、集中力を高めるためだけでなく、「そうしていないとぶるぶる震え出して走り出しそうなほど目の前の謎に興奮しているから」だよね?? 
・時々天を仰ぐのも、考えをまとめるためだけでなくて、謎を前にして興奮が体を駆け巡っていて一種の恍惚状態だからだよね?? 
・周りがシャロの推理についていけなくて丁寧に説明し直さなきゃいけなくて、イライラしたそぶりを見せるのは、けっっっしてバカが嫌いなわけじゃなくて、早く次の謎解きに進みたいから焦れてるんだよね?? 
・レストレードのギャグ、全部好きだったな笑 
・グレッグソンの尋問はねちっこかっただろぉ?のねちっこさ めちゃ好き 
・これで俺はお尋ね者だ それでも手伝ってくれるのか?→ああ ここでシャロとジョンの絆が硬く結ばれたのを感じる 
・「すごいねー お婆ちゃん」なんか好き 
・辻馬車でグレッパー伯爵の所業を語るシャロ 痛ましさを伝えてくる 
・ホープ・シャロ・ジョンの三つ巴になった、ここぞというところで出てくるウィル! 
・シャロがいかに光り輝いていてもそれは闇に潜むウィルの手繰る糸に操られているだけに過ぎない… 
・緋色の糸の歌、なぜか途中でシャロが「緋色の」って歌った瞬間頭がぼーんと反響して、すご…ってなった 
・教養がないと「もつれた糸から緋色の糸を引き抜いているだけ」なんて言えないからね 
・ジョンの歌声の説得力すごい 「君はそんなやつじゃない!僕は知ってる」「君は優しい奴だ!僕は知ってる」「僕は絶対君の味方だ。何があっても」まっすぐ気持ちを届けてくる だからシャロに刺さるんでしょ?まあそのまっすぐさはシャロ以外にも刺さるからシャロは寂しいんだけど(妄想) 
・ホープを撃たなかった後の罵倒、「タコ!」言い慣れてそうで好き タコの「タ」にアクセントを感じる 江戸っ子ぽいな! 
・「このスカタン!」も言ってほしい 
・シャロは本当は優しい人、心ある人なんだよ、ただ最低限の人倫にもとらない限りは常に謎解きへの欲求が勝ってしまうだけで…それが「悪いなお前の最後のホープを叶えてやれなくて」の悲壮な、痛切な、絞り出させる歌声から感じ取れるよ 
・ぐったーりソファに座ってるの好き 

・たとえシャロにピンスポが当たっていても、シャロにピンスポを当ててるのはウィル 
・他のシーンでピンスポがシャロが天賦の才を披露するときに使われてることを踏まえると、やっぱりウィルって立ち位置としては創造主なんだ 

・個人的にはウィルの理想が全肯定されて欲しくないから、シャロがモリアーティを追い詰めてモリアーティだけ死亡 シャロは苦い思いを抱えたまま生きる…的なラストがいいな(気が早い)

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