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ファシリテーターが居ればこんな時助かる!【司会進行と何が違う?】

写真は「イケダハヤト×箕輪厚介対談in掛川」に出演したものです。
対談やパネルディスカッションだけでなく、授業や研修、はたまたミーティング、ワークショップまで、ファシリテーターとしてお仕事いただいています。

でもファシリテーターって言われても、ちょっとピンと来ませんよね。
よく言われるのが、「司会進行と何が違うんだ?」です。
確かに、司会進行はファシリテーションの中の重要な一つです。
「今から何の時間で、それはどれくらい続くか」をわかりやすく伝えること。これは欠かせません。

でもそれだけじゃないんです。
司会と比べつつ、ファシリテーターに特有の2つの役割を解説します。
こういうときにはファシリテーターをお願いしよう!
と思ってもらえたらいいな、という目論見です笑。

①参加者にも主役になってもらう

司会進行に求められるのは、喋り手を立てて、参加者が聴きやすい状態を作ることです。
対してファシリテーターに求められるのは、喋り手だけでなく、参加者も主役にすることです。
つまり、「誰を目立たせたいかが違う」のが1つ目のポイントです。

「生徒が手を上げてくれる」
「参加者が議論に加わってくれる」
「ワークに主体的に参加してくれる」


などが求められる場なら、「喋り手が喋りやすく、参加者が聞きやすい司会進行」では足りません。

参加者が主役として、発言したり行動したりしやすいようにする。それがファシリテーター特有の仕事です。
参加してもらうには、ルールの共有が必要です。参加者に適切な難易度で、
(合意形成)
声・動き・表情、または音響・照明・空調など、様々な配慮をしながら、参加者が加わりやすい場にしています。

②元の予定をその場で変更する

もし依頼者から「伝えるべき内容」を指示されていたら、司会進行はそのままをその場所で、伝わりやすい声と言葉にするのが仕事です。(これももちろん奥が深いです!)

それに対してファシリテーターは、依頼者の「どんな場にしたいか」を尊重しながら、伝え方は当然、内容自体すら必要に応じて組み替えます。

つまり、「どこまでをその場で変えるか」のが2つ目のポイントです。
参加者が違えば、場所が違えば、現場は全く違うものになります。予定通りそのままで、うまくいくことなんてまずありません。

時間が押してる?
早く進みすぎて、引き延ばす必要がある?
もっと内容を簡単にした方がいい?
物足りなさそうで、難易度を上げたほうがいい?
休憩を早めに入れたほうがいい?


そのためには、授業や研修、ミーティング、ワークショップを「自分で作れる」必要があります。
作れるからこそ変えられる。内容設計(つくる)と実施(ファシリテーション)は切り離せません。


具体的なファシリテーションの現場

①参加者にも主役になってもらう
②元の予定をその場で変更する

この2点に分けて、「司会者とは違う、ファシリテーターの仕事」を書いてきました。
ここからは実際の現場を紹介しながら、よりイメージを持ってもらいましょう。

(ついでにファシリテーターの中で、特に杉山大樹がおすすめな部分をアピールさせてください!)

・ワークショップ
一般社団法人Foraで従事している「進路のワークショップ授業」を例にすると

・日本語にしかない表現を英語で伝える伝言ゲームで、外国語の楽しさと可能性を感じてもらう(国際系)
・高くてかっこいいパスタタワーを作る競争をすることで、工学の目指すことを感じてもらう(工学系)

これらは授業内容(ワークショップデザイン)も僕が担当したものです。
高校生が主体性を持って動き、感じることで、進路選びのヒントを提供します。
楽しさをフックにするからこそ、より深い学びを残せると思うのです。

・パネルディスカッション、対談

出演者それぞれの言いたいことを整理して、論点を分かりやすくします。
同時に、観客が持っている期待を察知して、流れを変えながら実現していくのもファシリテーターの役割です。
特に、出演者同士の相互作用で、「普段出てこない、ここでしか聴けない話」を掘り出すことを心がけています。

「イケダハヤト×箕輪厚介対談in掛川」

東大オンラインメディアUmeeTの対談イベント 「UmeeT Live!」@駒場祭

まとめ

ファシリテーターは
①参加者にも主役になってもらう
②元の予定をその場で変更する
ことにより、場をスムーズに、活発にしていきます。

ファシリテーターは主役ではなく、みんなを主役にする名脇役です。

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ここまで読んでいただいたあなたに!
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