1月16日/7月16日 リハビリ病院に転院
1月16日の日記
東京都リハビリテーション病院にかわる。どれくらいかかるか分からない。
先生たちは、どこまで回復するかわからないと言った。
ファシリのこととか、ワーク構成とか(プログラムデザイン)、漫才やインプロのこととか、メディア作りとか番組とか、
できるようになるんだろうか。
なんでこんなことになったんだろう。
いつもどおり、普通にしていたかった。
やりたいことも、やらなきゃいけないことも、
忘年会も年末年始も、旅の予定も(友達の)結婚式の準備も、全部、なしになってしまった。
もちろん生きててよかったけれど、そもそも嘘なら良かった。
悪夢でしかないなら良かったのに。
いつまでかかるかわからないリハビリ
どこまで回復するか、きっとできると思うけれど怖い。
ほとんど辛い夢ばかり見る。
ほんとうに、こんなはずじゃなかった。
7月16日の解説
この日、スカイツリーの東側にある、「東京都リハビリテーション病院」、リハビリ専門の病院に転院しました。
家族が頑張って調べてくれたおかげでいち早く移ることができたのです。
僕の願いは、もちろん、とにかく早く自分を取り戻すことでした。1秒でも早く。そして全ての能力を。
だってそれは僕のだから。僕が培って来たものだから。
でもお医者さんたちは、どれくらいかかるか分からないという。戻るとは限らないという。
そのときの自分は、できなさすぎる自分が驚きだった。直視できなかった。理解できなかった。
そして全てがおぼつかない僕は、回復する自分をイメージできなかった。
一度できなくなったことが、ほんとうに戻ってくれるのか?
そして、新しい病院で何が待っているか分からなくて、本当にここに行くのが正しいのか分からなくて、不安だった。親の決断を信じるしかなかった。
7月16日の返事
そうだよね。こんなこと起こらなければ良かったのにね。
でもそれを意味のあるものにするのは、今の俺と、今後の俺の仕事だと思う。
君の苦しみあってこその今だと、そんなに遠くない未来、言えるようになっている気がする。半年経って、まだその程度だけど。
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