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あっ!これ,ユニバーサルデザインじゃん?【3分で読めます】


私は,子育てや教育・保育についての講演講師を
ナリワイのひとつとしています。

佐渡保育専門学校で講師を続ける傍ら,

毎年6月から8月には,現職対象の発達障害研修講座で,
ペアレントトレーニングについてお話やワークをしています。

親御さん,保育士さん向けの研修は
佐渡市子ども若者相談センターでも行っていますし,

保育園や学校に出向いての講座も,
呼んでいただければ,全力で務めさせていただいています。

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さて,その活動の中に,
複数の地域子育て支援センターで,
親御さん向けに講演をする機会をいただいています。

これが,なかなか大変といいますか,
自分では「修行」と呼んで,臨む講演なんです。

なぜかというと,
小さい子ども達がそこにいるからです。
ママから離れられません。
そりゃそうです。普通です。

私が話していると,
泣き声や,おもちゃを落とす音,
ママも我が子が気になり,
ほぼ,私の話を聞けないんです。

私はいつも,パワポを映して,お話していますが,
プロジェクターに興味津々のお子さんが近づいてきます(焦)。

私自身の集中も,ママの集中も,
いろいろなところへと巻き散らかしてるんです。

でも,私の話を聞いて欲しい。
就園前の子育ての役に立ちたい。
なんとかならないものか・・・?

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そこで,私は,ひらめいたんです!!

様々な音がする中で,
私の話をできるだけ伝えるプレゼンテーションを。

現状のスライドに,私が話す台詞を載せていくんです。
作成過程はこんな形です。

白い帯の台詞部分は,表れては消えるようにしました。
私は,この白い帯に合わせてお話していきます。
だから,赤ちゃんの泣き声で聞こえなくても,見ればわかる。
伝わる情報は,かなり確実になるはずです。

これならいけるかもしれんな。。。。

そう思った私のアイデアは,オリジナルでもなんでもなく,
聴覚障害のある人への,極々あたりまえの配慮なんですよね。
お年寄りにも優しいかもしれません。

結論。
音声では伝わりづらい状況の中で,
誰にとってもわかりやすいプレゼンテーションは,
まさに,ユニバーサルデザインです。


以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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