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誕生日プレゼントは「些細」でいい

ー相手に対する「愛」が必要ですよね。その人のことを深く知ろうと思う。その人は何をすると喜ぶか、最近はどういうものに凝っているか、その人にまつわるどんな物語があるかを事細かくリサーチしなければならない。その人をより深く知ったうえで企画を立てるわけです。
(小山薫堂『幸せの仕事術』)

誕生日はコミュニケーションの題材としてベスト

思い返してみると、小さい頃から今も、家族の誕生日はお祝いをしている。
全員が揃って立派なお店に外食に。
というわけではないですが、ちょっといいご飯になったり、プレゼントをもらったり。
この経験が、自分にとっての「誕生日」を、とても大事なものに、大好きなものにしてくれています。

だから、大事な友だちや、好きな仕事の同僚には、誕生日をお祝いするようにしています。
年に1・2度しか会わないような人でも、そういう人だったらお祝いする。
逆に、そういう状況だからこそ、お祝いがいいコミュニケーションの機会になります。

難しく考えることも、高価なプレゼントも必要ない

冒頭の文章は、小山薫堂さんが会社で行う「誕生日サプライズ」についてのものです。薫堂さんが大好きで、特にこの誕生日サプライズの取り組み・考え方が好き。
誕生日を祝うことっていいなという想いの根底に、この薫堂さんの考え方も確実に自分の中に根付いています。

自分はこれを「企画」にまで昇華することはできていないのですが、個人的な取り組みとして楽しんでいます。
やること自体が、自分にとっても楽しい。そして、相手がちょっとでも喜んでくれると、やっぱり嬉しい。

だからと言って、「相手が喜ぶためには……」「相手の欲しいものは……」というのは難しく考えない。
相手の欲しいものは、もっと近しい人がプレゼントしてくれるはずと、そこはいい意味でスッパリ「諦めて」います。

誕生日プレゼントは「些細」でいい

ビールを2本買って、1本ずつ分けて、ゆっくり話しながら飲む。
仕事始めに、エナジードリンクとお菓子でも渡して、「今日はサッと切り上げよう!」とか言ってみる。
流行りのデザートとか新商品とかを買ってみて、「最近出たんだって。知ってた?」と聞いてみる。

ちょっとだけいつもの延長線上で、相手の誕生日を祝えたらいいのかなと思っているんです。
なんなら誕生日当日にと決め切らなくたって、
「今月誕生日でしょ?」「あ、この前誕生日だったよね?」くらいの感覚でもいい。
本当に些細でいいんです。

相手も想いを受け取ってくれるし、自分も嬉しい

今回、誕生日の友達に、数本のビールと甘いものをプレゼントしました。
しかも直接渡したんじゃなくて、ことづけて渡してもらった形。
そんな形でも、友達からは「ありがとう」とメッセージが来ました。
たったそれだけで、数ヶ月会えてなかった友達と話せたし、なにより自分がとても嬉しかった。

プレゼントも本当はいらないのかもしれません。
一番は「お祝いすること」。実は誕生日を覚えていて、そのタイミングでメッセージを送ること自体が、薫堂さんの言う、「その人のことを深く知る」の第一歩になっているのかなと思います。

本当はいろんな人を巻き込んで、「企画」とか「サプライズ」をできれば絶対に面白い……。
でもまずは、本当に些細でも、好きな相手の誕生日をその時々に祝うことを忘れないようにします。

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