東京で「東京のラジオ」を聴くということ
ラジオが大好きです。特に、やっぱり東京・関東のラジオ局の放送は面白い。
そして、ひょんなことから東京に旅行へ。
前から感じていたことではあるんですが、
「訪れた土地で、その土地のラジオを聴く」というのは、ものすごく良い経験になっています。
「ながら聴き」ができるからこその体験
ラジオの良さは、「ながら聴き」ができること。
いまはradikoもあるので、旅行先でも街を散策しながらとか、電車・バスで移動しながらとかで、どこでもラジオを聴けます。
タイムフリーで過去の放送も聴けるんですが、できれば「その日・その時」の放送をリアルタイムで聴くのが一番いいです。
流れる音楽・語り口などがその土地に合っている
ラジオの送り手側は、「その土地に住む人」に向けてということを一番の目線にして番組を作っていると思います。
(全国向けの放送や、radikoの「エリアフリー」機能もあるので、そうではない番組もあると思います。)
話題もローカルすぎて分からないことなんかもある。
でも、その番組のオープニング・エンディングの音楽を聴いたり、パーソナリティの話を聴くだけで、
有名な場所に行ったり、名物を食べたりすることと同じように、「その土地に来た」という実感が不思議と増していくんです。
これは東京・関東だけでなく、むしろその他の地域に行った時のほうが強く感じるのかもしれません。
喜びとか悲しみとかではない、「その場にいるんだな」という思い
radikoの「エリアフリー」機能で、いまはどの地域の番組も、その土地にいなくても聴けるようになりました。
ただ、いつもの自宅で聴くラジオと、行った土地で聴く同じ番組は、聴いている感覚が違うんです。
・東京に行って聴く『アフター6ジャンクション』は、平日の夜に向かって、また街が盛り上がるのかなというワクワクをくれる
・東京で聴く『SEASONS』は、「土曜日の午後、これからどうしますか?」という言葉を、穏やかに投げかけてくれている気がする
・東京での『OTOAJITO』は、休日の夜にちょっとだけ落ち着く時間と、都会の夜のどこか静かな部分も思わせる
喜びや悲しみではなくて、ただ「東京にいるんだな」という
ものすごく抽象的な、でもグッとくる想いが、その土地で聴くラジオにはあるのかなと思います。
これは逆に、東京に住んでいる人が東京のラジオを聴くことでは、なかなか得られない感情なのかもなとも思っています。
行った土地でラジオを聴くという「良い体験」
ただラジオを聴くだけの「普通の体験」
でも、旅行などで行った先でラジオを聴くことはなかなかしないと思います。
だからこそ、なかなか出来ない、いつもとは違う「別体験」で、
不思議とエモーショナルな思いも感じられる。
行った土地でそこのラジオを聴くという体験は是非してほしいし、
よく聴いている番組があるのなら、その番組を「現地で」聴くために、わざわざ旅行をしてみるもの良い体験かもしれません。
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