見出し画像

福岡と祭り(博多どんたく港まつり)

福岡を代表する祭り

最近では食やシーズナルな取り組みに合わせた
いろいろな「祭り」がありますが、
古くから福岡を代表する祭りには以下の2つがあります。

・博多どんたく港まつり
 毎年5/3、5/4に開催。「福岡市民の祭り」と冠されている
・博多祇園山笠
 毎年7/1~7/15に開催。国指定重要無形民俗文化財に指定

他にももちろん有名な祭りはあります。が、
全国ニュースなどでも報じられる福岡の風物詩と言えば
この2つを挙げる方が多いのではないでしょうか。

今日と明日、そのうちの1つ
「博多どんたく港まつり」が開催されています。

博多どんたく港まつりとは

・ルーツは「博多松囃子」
 「山笠」の方はかなり伝統のある祭りとして知られていますが、
 どんたくも起源自体は1179年に始まった「博多松囃子」と、
 かなり昔の行事にルーツがあるそうです。
 それが一時禁止されていた時代や戦争を経ながら何度も復活し、
 受け継がれたのだとか。

 これほど昔の行事にルーツがあるのに、今回は「第58回」。
 これは、昭和37年にどんたくが市民総参加の
 『福岡市民の祭り「博多どんたく港まつり」』
 となってから数えられている回数のようですね。

 日本全国の中でも有名な祭り(2日間で200万人の参加)
 オランダ語のZontag(ゾンターク、「休日」の意味)が名前の由来
 というのは、どんたくに来られたことのない方でも
 知っている人がいると思います。

・2日間、福岡市の様々な場所で行われる催し
 5/2の「前夜祭」から始まり、
 式典
 演舞台
 博多松ばやし
 どんたく広場(パレード)
 博多駅前どんたくストリート
 どんたく花のマーチングパレード・フェスティバル
 総おどり
 と、大きな催しを挙げるだけでも盛り沢山。

 演舞台やマーチング・パレードといっても
 かなり多くのチーム・団体が参加されています。
 また、この日に合わせたクルーズ船の運航なども
 行われていて、本当に2日間めいっぱい楽しめます。


福岡市一帯が舞台

どんたくをテレビなどでも見たことのある方は
やはり博多・天神が舞台の印象があると思います。
もちろんマーチング・パレードが行われるのは博多・天神で、
いろんな屋台が出てお祭り気分が一気に盛り上がるのもここ。

ただ、演舞台はここ以外にもあります。
福岡空港や大濠公園、
早良区・城南区・東区・南区・西区にも演舞台はあるようです。
ステージイベントや展示など、各箇所によって催しは異なるようですが、
福岡市一帯でどんたくを楽しめるようになっています。

このタイミングで来福された方には是非見てほしいし、
大勢の中で動くのが大変……という方には、
中心部から少し離れた演舞台を見てみるのもアリだと思います。


時代が変わっても、行事として変わらない伝統と、
様々な世代が参加する新しさ。
福岡のずっと続く文化の一つを、機会があれば体験してみてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?