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嵯峨嵐山文華館にて「百人一首って」

嵯峨嵐山文華館・・・?

そう、以前は「小倉百人一首殿堂・時雨殿」と呼ばれていたあの建物です。

任天堂の社長さんが、事業の初めになった百人一首への恩返しとして、藤原定家が百人一首を選んだ場所とされる嵯峨嵐山に巨額の(!)私財を投入して建てたという、桂川沿いの小倉山絶景の、2階に120帖の畳の間のあるあの建物。


ニンテンドーDSの百人一首ゲームの名前が「時雨殿」でしたし、「ちはやふる」(講談社/末次由紀さん)にも作中に修学旅行先として登場しています。私も以前、「はじめての百人一首」カルタ大会(応援ゲストに京都・嵐山商店街公式キャラクター・月橋渡くんと、橿原市観光PRキャラクター・ささらちゃんをお呼びして)開催したり、平安装束で歌合わせをしたりしました。


いろんな意味での百人一首の聖地で、昨年監修で携わらせていただいた「百人一首って」の百点の作品が展示されることになりました。公開は本日1月29日から4月5日まで!

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人形町ヴィジョンズさんの展示期間が10日間だったので、「こんな素晴らしい作品が10日しか見られないなんて・・・。もっと見せたい、みんなに!そしてもっと見たい(私が)」とあちこちお声がけしたところ、1月からの京都の展示が決まったのでした。そのスムーズさは、定家さんに呼ばれているようでもありました。

ネットにまとめたり 

https://togetter.com/li/1437669 

しましたが、やはり原画、原画はいいですよ!美術館へ行くの大好きなのですが、大きさや画材や、画材の塗り方(こってりさんがいたり、近くだとすごく雑なのに、離れるとばっと人物や景色になっているの!)など、情報量が多くてとても楽しいです。あと、画家さんがリアルに立っていたであろう位置で、エアー絵筆持っている素振りなどするのも楽しいです(周囲の目を気にしながら)。絵は描けないけれど、その分あこがれいっぱいなのです。

伊勢大輔の八重桜姫たち。小式部内侍と雪の女王。和泉式部の走馬灯屏風。小野小町のタバコの煙。西行の月面旅行。道綱母のインターフォン。道雅の飛んでゆく文。インスタ少納言さん。赤い赤いさねかずら。後鳥羽院のビフォア・アフター。カササギの運ぶ手紙。月影の女友達。ゆれるふなびと。キラキラの詰まった山鳥。全部の作品について本当は一週間ぐらい語りたいところですが、3月21日のイベントまでに厳選しておきます!


期間中は「ちはやふる小倉山杯」も開催されます。タイトルホルダー8人の競技かるた。ドリームマッチです。それだけでもどんな大会になるかドキドキなのに、「百人一首って」に囲まれての競技かるた、さらにさらにすごいことになりそうです!

この冬は、百人一首の底知れない力を感じる季節に!!嵯峨嵐山でお待ちしています!!!!

追伸:参加イラストレーターの伊野孝行さんのブログにさらに詳細が!

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