昨日、盛岡市内の設計事務所様から問い合わせをいただいた件を、メモっておきます。

ＰＣＢ（ポリ塩化ビフェニル）は、昔の変圧器やコンデンサーに使用された、毒性のある処分にやっかいなもの。
という認識で、あまり身近なものではないと思ってたのですが、サッシ廻りなどに使われているシーリング材にも入っていたことがあるとは知りませんでした。

調べてみますと、
①ポリサルファイド系のシーリング材で、
②1972年（昭和47年）までに製造されたもの
が、PCBが含まれている可能性があるとのこと。

分析も二段階で、
１次判定で「ポリサルファイド系かどうか」を、
２次判定で「実際にＰＣＢが含まれているかどうか」を
調べます。検体は30cm以上をご用意ください。

PCB含有シーリング材であるとされた場合、処分方法も特別になります。
1972年かそれ以前に建設された建物の解体の際には、ご注意下さい。

（一説によりますと、PCB含有のポリサルファイド系シーリングは当時としては高額な建材だったそうです。よって、使用されているのは、それなりの建造物かと、想像できます）

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