成長

扉を開け、虫除けのネットを越えて目に映ったのは自分の背丈よりも高い苗たちである。

朝、短期間バイトさせて頂いていたトマト農家へ行って来た。
高知にプロジェクトの関係で来ていたが、週末だけだったので平日は農家でバイトをさせて頂いていた。9月から10月中旬までという短期間にも関わらず快く受け入れてくれていた。

高知に戻ってきてすぐにお伺いする予定だったが、戻ってきてからも何だかんだ時間を作れず今日に至った。給料の受け取りのみだったので、幾ら貰えるのかしか考えていなかったが、ハウスに入って成長した苗たちをみてその考えがフッと消えた。辞める前まで自分の方ほどしかなかったのに、見渡す限り自分の背を超えるくらいまで伸び、立派なトマトの実を付けた苗達がそこに居たからである。

“うわぁ!めっちゃ伸びてるやん!”
“実も大きくなっとる!スゲー!!”

そう思った。成長した苗達を見つつお世話になった農家さんを探した。かつては苗の上から全体が見渡せたのですぐに見つけられたが、それも出来ないくらい成長していたのだ。農家さんを探しつつ、苗に近寄ってはまだ青いトマトを見て、触って、感動して。かつてしていた作業のようにしゃがんで下から見てはその成長っぷりにまた感動して。

改めて、こんな短期間でこんなに成長するんだ!と分かったし、自分がやったことが目に見えて分かるっていいな。とも思えた。携わったのなんてほんの一部でしかないけども、それでも“あぁ、あの時の仕事のおかげなのかな”って。


やっぱり、自分のやってきたことが目に見えて実感できるって凄く嬉しいことだと思う。勉強だったら点数に表れるし、運動だとタイムに表れるかな。他には筋トレで筋肉質になるとか、ダイエットしてスリムになるとか。仕事だと昇進や給料アップや表彰とか。人に褒められるのもそうだと思う。
でも、やってきたことが目に見える、所謂成長したなと感じることがだんだん少なくなってきているように感じる。一般的にとか常識的とかという縛りの中だと、できない事が出来るようになっても、

やっと出来るようになったんだね。
そんなのできて当たり前。

とか、どこか見えない基準が定められている気がする。
他人の基準で成長を決められたくないし、自分も決めたくない。
唯でさえ文章力がないのに眠気もきて、何が言いたいのか分からない状態だけど、とりあえずどんな些細なことでも自分の中でできる事が一つでも増えたら、自分で自分を褒めたいと思う。そうすれば、例え目に見えにくい成長でも“成長した!”感じられるだろうから。


#日記 #エッセイ #写真

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ケイ

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