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ChatGPTで「常識をくつがえすアイデアづくり」

逆常識シンキングによる「常識をくつがえすアイデアづくり」を、ChatGPTを使って効率的かつ創造的に行う仕組みを現在検討中です。

具体的には、逆常識シンキングの4ステップ(顧客の常識→逆常識→アイデア→実現手段)を、ChatGPTで進める方法を検討しています。

まずはその前段階の試行として、常識をくつがえしたもの(製品、サービスなど)に対する「逆常識シンキングの4ステップ分析」を、ChatGPTに行ってもらいました。

常識をくつがえすアイデア

常識をくつがえすアイデアは、創造的破壊のアイデアともいえます。創造的破壊とは、新しいものを創造するために古いものを壊すことです。単に破壊するのではなく、新しいものをつくるために古いものを壊します。

創造的破壊になるような常識をくつがえすアイデアをつくることができれば、今までなかった斬新なアイデア画期的なアイデアになります。

そのような「常識をくつがえすアイデア」をつくるための方法が、逆常識シンキングです。

逆常識シンキング

逆常識シンキングとは、逆常識からアイデアを考える思考法です。逆常識とは、現在の常識をひっくり返してにしたものです。多くの人が当たり前と思っていることを、ひっくり返してにしたものが逆常識です。

逆常識シンキングでは「顧客の常識→逆常識→アイデア→実現手段」という流れで、常識をくつがえすアイデアとその実現手段をつくります。システマティック(体系的)な方法で、ひらめきや勘に頼ることなくアイデアづくりを行うことができます。

(※ 逆常識シンキングは、逆設定法をベースにした思考法です)

逆常識シンキングの4ステップ

逆常識シンキングは、次の4ステップで構成されています。

  • ステップ1.顧客の常識を探す

  • ステップ2.逆常識をつくる

  • ステップ3.アイデアを考える

  • ステップ4.実現手段を考える

4ステップを1つ1つ進めることで、多くの常識を見つけ、それらの逆常識をヒントにして、さまざまなアイデアをつくることができます。

最後にそれらのアイデアの中から優れたアイデアを選び、その実現手段を考えます。

逆常識シンキングについて詳しくは、以下の書籍(Kindle版)をご覧ください。
※Kindle Unlimited 会員の方は、追加料金なし(¥0)で読み放題です。

ChatGPTで「常識をくつがえすアイデアづくり」

逆常識シンキングによる「常識をくつがえすアイデアづくり」を、ChatGPTを使って効率的かつ創造的に行うことができないかを現在検討中です。

ChatGPTの持つ幅広い知識情報を使って、新たな視点からアイデアを生成してもらうことで、効率的かつ創造的に「常識をくつがえすアイデアづくり」を行う方法を模索しています。

具体的には、逆常識シンキングの4ステップ(顧客の常識→逆常識→アイデア→実現手段)を、ChatGPTで進める方法を検討しています。

その前段階の試行として、常識をくつがえしたもの(製品、サービスなど)に対する「逆常識シンキングの4ステップ分析」を、ChatGPTに行ってもらいました。

ChatGPTの分析結果をご紹介する前に、まず「常識をくつがえしたもの」について簡単に説明します。

常識をくつがえしたもの

常識をくつがえしたもの(製品、サービスなど)は、時代を通して多くあります。

それらの事例に、逆常識シンキングの4ステップを当てはめて分析すると、きれいに整理することができます。

「常識をくつがえしたもの」を「顧客の常識→逆常識→アイデア→実現手段」の4ステップで分析すると、次のようになります。

【買い物のしかた】

顧客の常識:商品を買うために顧客が店に行く
     ↓
逆常識:商品を買うために顧客は店に行かない
     ↓
アイデア:商品が顧客の所に届く販売の仕組み
     ↓
実現手段:通信販売、ネット販売

【支払いのしかた】

顧客の常識:商品の代金は現金(貨幣)で払う
     ↓
逆常識:商品の代金を現金(貨幣)で払わない
     ↓
アイデア:現金(貨幣)を使わない支払いの仕組み
     ↓
実現手段:キャッシュレス決済(クレジットカード、プリペイドカード、スマホ決済など)

上記以外にもさまざまな事例を「逆常識シンキングの4ステップ」で分析しました。それらの分析結果については、以下の記事をご覧ください。

ではChatGPTによる「常識をくつがえしたもの」に対する「逆常識シンキングの4ステップ分析」をご紹介します。

ChatGPTの4ステップ分析

まずChatGPTに、逆常識シンキングによる「常識をくつがえすアイデアのつくり方」の概要と、次の4ステップを伝えます。
・ステップ1.顧客の常識を探す
・ステップ2.逆常識をつくる
・ステップ3.アイデアを考える
・ステップ4.実現手段を考える

さらに「常識をくつがえしたもの」の分析例(上で示した例など)を伝えます。

そして『分析例に倣って「常識をくつがえしたもの」の分析例を複数考えてください』と依頼(プロンプト)します。

上記のようにしてChatGPTから得られたアウトプット(結果)をご紹介します。

ChatGPTの逆常識シンキング

ChatGPTの「逆常識シンキングの4ステップ分析」のアウトプットは、次のようになります。(要約です。わかりやすくするために内容を編集しています)

【教育アプローチ】

顧客の常識:教師が生徒に知識を伝える
     ↓
逆常識:教師が生徒に知識を伝えない
     ↓
アイデア:生徒が自主的に学び、教師がサポートする
     ↓
実現手段:課題解決型学習(PBL:Project Based Learning)、生徒が自分で課題を見つけ、自分で解決する能力を身につける学習方法

【商品の提供方法】

顧客の常識:商品はその都度購入する
     ↓
逆常識:商品はその都度購入しない
     ↓
アイデア:商品が定期的に届く仕組み
     ↓
実現手段:定期購入、サブスクリプション

上記以外にも、ChatGPTは多くの分析例を生成してくれました。

試行の結果

今回の試行の目的は、次の点を確認することでした。

  1. ChatGPTを使って「逆常識シンキングの4ステップ分析」が効率的に行えるか?

  2. ChatGPTの持つ幅広い知識や情報から、新たな視点が得られるか?

ChatGPTは短時間多くの分析例を生成してくれました。そのため上記1「分析が効率的に行えるか?」についてはクリアということになります。

さらにChatGPTは、さまざまな分野ジャンルでの分析例を生成してくれました。(今回は、その内の2つだけをご紹介しました)

それで上記2「新たな視点が得られるか?」については、今回は一応クリア(クリア方向)としておきたいと思います。

さまざまな分野やジャンルでの分析例については、別の記事でご紹介していく予定です。

またChatGPTを使った「逆常識シンキングによる常識をくつがえすアイデアづくり」を効率的かつ創造的に行う方法については、引き続き検討を進めていきます。

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