リライト検証の着眼点まとめ

リライト検証難しい…

記事を上位にあげる上で、役に立つだろう施策を考えるわけですが、どこに着目して施策を考えればいいか分からなくなります。

「リライト検証とは?」は前回紹介したので、ここでは具体的にリライト検証の着眼点を紹介していきます。

前回の記事はこちら↓


●リライト検証の目的

前回の記事でも紹介しましたが、とても重要なので再度紹介します。

ここを疎かにすると、うんこみたいな施策を量産することになります(僕)。

リライトの目的は、

再現性のある「記事を検索上位に表示させる施策」を作ること

です。

再現性がとても重要です。あるクエリでの検索上位記事を丸パクリして記事を作っても評価されないでしょう。

もちろん、サイトへのsession数を増やすのが最終目標です。

しかし、そのための知見がないと記事をどう作っていけばいいか分かりません。

なので、再現性のある施策を出すことが重要です。


●リライト検証の着眼点

前回も紹介しましたが、再び紹介します。

1、リライト前後のメインワードの表示回数、タイトルCTR、順位
2、リライト前後のクエリ数(その記事が検索されているクエリの個数)
3、リライト前後のsession数
4、リライト後のイベント数の確認(読了率とか様々)
5、リライト前の時期とリライト後の時期それぞれのメインワードのボリュームの平均
6、「リライト検証する記事」と「競合(メインワードで検索した時の1位)」の共起語を比較

以上のような着眼点でリライト検証をしていきます。

その他「ドメイン」や「ジャンル別session数」などありますが、ここでは省略します。

リライト前後とは、「リライトする前の期間」と「リライトが終わって検証する期間」です。


●リライト検証の着眼点1:リライト前後のメインワードの表示回数、タイトルCTR、順位

サチコ(search  console)で読み取ります。

リライト前後の期間をとって、計測します。

ある程度、記事のsessionが付いている状態だと、多くのデータを活用することができます。


●表示回数

表示回数では、その記事がどれだけ検索結果に表示されたかが分かります。

「クエリのキーワードボリューム」と「1ページ目にあるかどうか」に依存します。


●タイトルCTR

タイトルCTRは、どれだけタイトルがクリックされたかの割合を意味します。

「タイトルの内容」や「順位」に依存します。


●順位

順位は、最も大きな課題になります。順位が大きければ大きいほど検索流入が増えますし、とても重要です。様々な要素が絡み合っていて複雑です。


●リライト検証の着眼点2:リライト前後のクエリ数(その記事が検索されているクエリの個数)

クエリ数は、その記事が検索されているワードの数です。

クエリ数が増えることに越したことはありませんが、sessionがとれるクエリをとっていくことが重要です。


●リライト検証の着眼点3:リライト前後のsession数

グーグルアナリティクスで計測します。

session数も、施策を考える時に重要です。

というのも、施策を考えるときにまず考えるからです。「session数が下がったのはなぜか?」のように考えます。

今回紹介する要素の中で、session数に関係する要素は、

「表示回数」「タイトルCTR」「順位」「クエリ数」「キーワードボリューム」です。

様々な要素を考慮に入れながら、session数を上下の原因を考えます。


●リライト検証の着眼点4:リライト後のイベント数の確認(読了率とか様々)

イベントとは、ユーザの行動やアクションを計測するための変数です。

例えば、ファイルのダウンロード、外部リンクのクリックなどに使うことができます。

私の場合は、読了率を計測しています。メインコンテンツが読まれた回数を計測しています。

こちらもグーグルアナリティクスで計測しています。


●リライト検証の着眼点5:リライト前の時期とリライト後の時期それぞれのメインワードのボリュームの平均

メインワードのボリュームを図ることで、リライト前後の表示回数がボリュームによるものなのかを確認できます。

例えば、とあるキーワードである記事の順位がさほど変動しなかったとします。

その時に、3月のキーワードボリュームより5月のキーワードボリュームが大きければ、そのキーワードでの表示回数は増えているはずです。

時期的要因によるものが大きいので、計測するようにしましょう。


●リライト検証の着眼点6:「リライト検証する記事」と「競合」の共起語を比較

ahrefsで計測します。

該当記事と上位記事の「共起語の数」を比較します。

「共起語の数」を比較することで、どれだけ多くの検索ワードが取れているかわかります。

「共起語の数」を増やしていくことは、googleの評価対象である網羅性を満たしていくことになります。

テキストや見出しに入れて、数を増やしていきましょう。


●リライト検証は失敗や成功から学べ

リライト検証で一番大事なのは、「失敗や成功から学ぶこと」です。

つまり、sessionが落ちた時、順位が落ちた時、なぜ?と考え、振り返ることが重要です。

施策を出そうと思うと、上位記事を見て、

「新しい見出しを作らなきゃ」、「テキスト量増やさなきゃ」

などと思ってしまいます。

しかし、大事なのは、数値から何が起きたかをしっかり分析することです。

今日、これを僕は見落としていたので施策が膨大に膨れ上がってしまいました。

気をつけましょう。

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