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塩田千春 魂が震える~表現したくてもできない毎日~

塩田千春 魂が震える」で心揺さぶられてから1週間。
あの時の感覚を思い出すために、iPhoneにその場でしたメモの中を読み漁り、ふと目に飛び込んできたのは「塩田千春のこの言葉」だった。

そうか、私は文字を書く前に絵を描いていたのか。当たり前のことなのに忘れていた

僕はこの言葉をみて、六本木の森美術館にて頭の中に手触りを感じるが如く、入り込んできた解像度の高いあの場の空気を思い出した。

いつの日か僕らは「言語」という本来は世の中にはなかった道具を学び、それをいかに使うかということに終始している。
けれども、本来自分の中にある正解は、誰かの作った道具で表現することは難しい。

私の「悲しい」はあなたの「悲しい」とは違うし、
私の「嬉しい」はあなたの「嬉しい」とは違うし。
私の「嬉しい」の裏側には無数の「悲しい」が渦巻いている。

なんて言葉とは危ういのだろうか。

それは、たとえ絵でも、絵の具や、ブラシや、筆を駆使しても、きっと自分の中にある正解という名の表現したいことは一生かけても表現できないものだろう。

そんなことに想いを馳せているのだ、毎日。


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