相手に必要とされなければ「キメ顔」ではない。見つけてもらおう、自分のベストアングル。
「はい〜表情硬いね〜。」
写真を撮られるのは、そこまで得意じゃない。
自分がどうやって写っているのかわからないし。まぁ、多少なり良い写りでいたいとも思うのは自然だろう。
今日はインタビュー記事用の写真撮影だった。直近でインタビュー記事2本に出演ということで、ここのところ何度か写真を撮られたが、モデルじゃあるまいし慣れない。
「パソコンを打つ様子でいってみよか」
そう言われて、借りたパソコンの検索バーに意味のない言葉をカタカタと打ち込んでいく。ちゃんと写れているだろうか。心配そうな僕をよそ目に、カメラを持つお兄さんは陽気だ。和ませようとしてくるのが伝わってくる。
「おけいー!じゃあけいくん右からと左から、どっちの方がキメ顔?」
あれ、僕どっちがキメ顔とかあったっけ?
思わず「どっちも大差ないですよ〜笑」と答えていた。
しかし、結局キメているのかよくわからない表情でカメラがあちこちに移動し、撮影は進んだ。
「あ、この角度いいねぇ」
僕はわからないがそう言われて悪い気はしなかった。と同時に「キメ顔」は自分でわからないもんだと感じた。
自分勝手な思い込みは「キメ顔」ではない
結局、人の良いところや強さ=キメ顔みたいなもので、
誰かに認められて初めて存在するんだなと感じる。
自分が「自分の〇〇が強みで〜」と話していても、相手が認めなければ強み認定はされない。
そりゃあ、自分がなんとも思わない顔を、相手にキメ顔として見せ続けられても、それはなんだか気持ち悪い。笑
自分の強さは誰かから言われて自覚していくことの方が多いだろう。それは誰かから認められて初めて「強み」として存在するからだ。
強いては、こんな感じ。
価値の評価基準=求めた相手の数×求められた回数
結局は誰かを通した方が自分の良さって見えるものだ。
「あーいい表情じゃない」
いつの間にか、撮影も終わりが近づいていた。
二人で一緒にカメラの画面を覗いてみる。
確かに悪くない。
格好良いとかではないけど、人間として良い表情をしている。
意識していたら出せないような、自然な表情の自分が
そのフィルター越しに写っていたんだ。
どんな場面もそうなんだろう。
良い表情ってのは、見せよう見せようとした時じゃなくて
自然と出ちゃうものなんだろうな。
誰でもきっと自分の強いところは、何気なく過ごしている自分から
いつの間にかみんなに伝わっている
そんな気がしたんだ。
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