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[重賞展望]函館2歳Sの傾向と平日推奨馬


近5年傾向Pickup

・距離短縮馬や前走ダート戦出走馬など、前走が函館芝1200m以外に使われている馬(該当馬は近5年連続で合計7頭が馬券に、8人気以下で馬券に絡んだ4頭中3頭も該当)

・前走函館芝1200m組は未勝利戦を勝ち上がった馬に注目(該当馬は過去5年で2勝)

・父がノーザンダンサー系、プリンスリーギフト系、ロベルト系、ミスプロ系等々、非サンデー系で馬力指向の強い種牡馬の産駒が激走する(過去5年で8人気以下で複勝圏内に好走した4頭中3頭が該当)

・父サンデー系は、ジョーカプチーノ、マツリダゴッホ、キズナ、ジャスタウェイの産駒など、自身か産駒が芝1200m重賞で好走実績のある種牡馬の産駒が走る

総括

昨年8人気3着オマツリオトコは、前走ダ1000m1着からの臨戦過程。

一昨年10人気3着グランデは、前走芝1600m戦からの距離短縮ローテ。

2020年は、距離延長ローテ馬のワンツー決着。

2019、2018年は、何れも前走芝1400m以上の距離出走馬が連対。

その番組編成の関係上、前走函館芝1200m組が毎年のように大挙する構図も、馬券的な期待値という意味ではむしろ別路線組が優勢の傾向。

以上を踏まえて推奨馬は下記の通り。

推奨馬

ゼルトザーム…デビュー戦の前走函館ダ1000m戦が上がり最速の末脚で1着。前述の通り、近年の当レースは前走函館芝1200m以外のレースに出走していた馬の期待値が高い傾向。父ヘニーヒューズは非サンデー血統で米国型ストームバード系種牡馬。一昨年に11頭立て10人気ながらも3着と結果を残したグランデも、前走函館芝1200m以外のレースに出走していたストームバード系ディスクリートキャットの産駒。2018年の勝ち馬アスターペガサスも父ストームバード系。2代母ローズバドはオークス、秋華賞、エリザベス女王杯の2着馬で、母方はローズキングダムやスタニングローズなども輩出した名門薔薇の一族。芝替わりで更なる上積みも。

バスターコール…デビュー戦の前走が東京芝1400mで1着。今年も本馬1頭のみと、距離短縮馬は例年出走頭数こそ少ないものの、過去5年中3年で該当馬が複勝圏内に好走中と特注系。また、母デグラーティアは同時期に行われる小倉2歳S(芝1200m・G3)の勝ち馬。母も無傷の3連勝で2歳ステークスを制したように、一族の成長曲線という意味でも買いのタイミングと言える1頭。

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