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京王杯2歳S(G2) [重賞最終見解]

2023年11月04日(土)


東京11R 京王杯2歳S

過去5年の京王杯2歳Sは、芝1200m戦で勝利実績or重賞連対実績を持っていた馬が4勝。

複勝圏内に好走した15頭中10頭も上記の経験馬と、いわゆるスプリント指向のスピードが問われやすい重賞競走。

この傾向に伴い、血統的にも短距離指向の強いタイプは有利。

中でも、Storm Cat、サクラバクシンオー、キングマンボの何れかの血を持つ馬は、過去5年で当日単勝4番人気以下から複勝圏内に好走した9頭中8頭が該当する特注系。

アスクワンタイムは、前走の小倉2歳S(小倉芝1200m・G3)が、上がり最速の末脚で1着。

過去5年の勝ち馬5頭中4頭は、芝1200mの好走実績を持っていた馬。

またその4頭中3頭は、芝1200m重賞の連対実績馬。

例年、スプリント指向のスピードが問われる傾向が強い当レースは、短距離重賞の実績馬が断然有利。

近2走以内に上がり順位3番手以内の実績を持っていた馬も、過去5年で複勝圏内に好走した15頭中14頭が該当。

血統構成は、ロードカナロア×ディープインパクト。

過去5年でロードカナロア産駒は2勝。

また、その2頭は何れも芝1200mの好走実績を持っていた馬という共通項も。

昨年5人気3着スピードオブライトも前走芝1200m1着からの臨戦だったロードカナロア産駒。

加えて、全兄ファンタジストも小倉2歳S1着からのローテで2018年の当レースを制覇。

定石通りに当レース向きのキャラクター。

ゼルトザームは、前走の函館2歳S(小倉芝1200m・G3)が、上がり順位2番手の末脚で1着。

毎年の当レースで期待値の高い芝1200m重賞の連対実績馬。

血統構成は、ヘニーヒューズ×キングカメハメハ。

父は近年の当レースで人気薄の好走馬を多数輩出するストームバード系種牡馬。

昨年も当日単勝10番人気以下の父か母父ストームバード系血統馬が1着2着。

3着にもストームバード系Storm Catの影響が強いロードカナロアの産駒が入り、3連単の配当金が220万円を超える大波乱決着に。

母父キングカメハメハも、過去5年で2勝と近年の当レースで期待値の高いロードカナロアの父にあたる大種牡馬。

尚、母方はローズキングダムやスタニングローズなどを輩出した薔薇の一族としても知られる名牝系ローザネイの血筋。

本質が中距離指向の強い一族だけに、距離延長戦で更なるパフォーマンスの上昇度にも期待できるキャラクター。

ミルテンベルクは、芝1200m重賞の連対実績馬で、母の父がディープインパクトと、例年の当レースで期待値の高い典型。

推奨馬

アスクワンタイム
ゼルトザーム
ミルテンベルク


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