見出し画像

【ファルコンS2024】中京芝1400mの特徴と馬場傾向(トラックバイアス)

ファルコンSの好走傾向=先行有利

ファルコンS(中京芝1400m) 過去5年好走馬直線進路

直線平均進路:7.1頭目÷大外平均:11.8頭目=馬群内直線位置:60%
4角平均位置:6.4番手÷出走平均数:16.0頭=馬群内道中位置:40%
好走馬上がり3F平均タイム=35.18秒

3歳のマイル路線を占う一戦で、NHKマイルCに向けてのステップレースになっているレースである。マイルよりは1F短いもののアップダウンが激しいタフなコースの中京競馬場によって短距離戦とは違ったスタミナも要するレースである。
直線は真ん中より若干外よりの「内外差無~外有利」。脚質は数字が多いもののその分頭数も多いため割合でいうと「先行有利」である。

アップダウンの激しい7F戦

中京コースレイアウト

2角の引き込み線入り口からスタートをする芝1400mは向正面を300m程度走ったところで急激な下り坂に差し掛かる。テンの加速が落ち着くあたりから下り坂となるためスピードが落ちずにコーナーを迎えるため、前半のペースは加速傾向にある。
反対にG前になると急坂登坂が待ち構えているため、ここでペースが一気に減速してスタミナ勝負となる。

ファルコンS過去10年平均ラップ(14-23)

ラップを見てもわかる通り、前半からかなり速い流れとなって後半は右肩上がりにスタミナ切れを起こして遅くなっていく。1400m戦ではあるものの早くから下り坂になることで前半のスピードが要求され、それに合わせて後半がバテても耐え抜く粘り強さが必要となる。

相性が良いのは「距離短縮」「先行馬」

ファルコンS(中京芝1400m) 過去5年好走馬前走距離/脚質

前半のスピードが要求される上に最後は1400m以上のスタミナが必須となるレースであるため、これを兼ね備えるためには距離を持たせるためのスタミナ=マイル以上のスタミナ、前半のスピードの裏付け=1600m以上のレースでの先行力がある馬が好走する共通点である。

過去5年の好走馬のうち、約半数が前走1600m以上で4角5番手以内の先行馬という共通点がある。テンのスピードを発揮できてスタミナを持ち合わせている馬がこの条件にハマるだろう。

当週の馬場傾向

<トラックバイアス>
2019年 土曜:6.8/日曜:9.0
2020年 土曜:8.7/日曜:4.4
2021年 土曜:5.5/日曜:3.3
2022年 土曜:4.4/日曜:3.6
2023年 土曜:5.1/日曜:5.3

※数値はその日の3着内馬がL1Fで内ラチから何頭分離れた場所を走ったかの平均値

開幕3週目に当たるこの週は馬場の傷みが少しずつ見られそうだが、実際はあまり傾向が見られず数字上は「内有利」で、外々を回ってしまうと好走は厳しい。

注目馬

◎シュトラウス
前走朝日杯FSでは出遅れ気味も我慢できずに前に出てしまい脚が残らなかった。元々前に行ける脚があるため、スムーズな競馬ができれば問題はないだろう。重賞勝利の実績がありながらも前回の凡走で人気を落とすのならば狙い目。

キャプテンネキ
前走芝1600mで先行した馬からの距離短縮馬。前走の敗因は距離が長かったと明確なコメントが出ているため、距離短縮は前向きに捉えていいだろう。ファンタジーSでは⑥着で数字上はあまり見栄えが良くないが、着差は勝ち馬から0.5秒と引けを取らない。


★最終予想はX(旧Twitter)で公開予定です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?