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【NZT2024】中山芝1600mの特徴と馬場傾向(トラックバイアス)

NZT好走傾向=先行有利

ニュージーランドT(中山芝1600m) 過去5年好走馬直線進路

直線平均進路:6.1頭目÷大外平均:11.0頭目=馬群内直線位置:55%
4角平均位置:5.2番手÷出走平均数:14.8頭=馬群内道中位置:35%
好走馬上がり3F平均タイム=34.62秒

3歳限定マイル重賞で、最大目標のNHKマイルCに向けたステップレース。好走馬直線進路の平均は6.1頭目(55%)でほとんどバイアスはない。脚質は4角平均位置が5.2番手(35%)で比較的前に偏っている印象がある。

特殊コーナー&谷型コース

中山外回りコースレイアウト

2コーナー手前からまっすぐ走って外回りに突入し、向正面の入り口を鋭角に曲がるとなだらかなコーナーから4角→直線急坂登坂というレイアウト。“おにぎり型”の中山外回りはコーナーはかなり特殊である。また、向正面は下りが続くため、レベルが上がるにつれて中盤で息の入らないレースになりやすいのも一つの特徴である。

NZT過去10年平均ラップ比較

3歳限定戦ながらもGⅡ重賞のハイレベルなレースとなれば、中盤で引き締まったラップを刻む。3歳OPの平均と比べると明らかに向正面では引き締まったラップを刻んでいる。しかしながら、4歳上OPとの比較ではこちらの方が緩いラップとなるため、極端に引き締まったレースではないのだろう。
この緩やかなラップの分だけ最後に溜めておいた脚を発揮できるところにつながるだろう。

上がり上位の好走率

ニュージーランドT(中山芝1600m) 過去5年好走馬直線進路

過去5年で上がり最速が好走しなかった年はなく、過去10年まで遡っても最速が絡んでいないのは2度だけ。上がり上位が1頭も馬券になっていないのは2017年のみであり、上がりスピードの重要性が成績に直結している。
中盤のラップに多少の緩みが出ていることから、終いの加速力を残して発揮しているのではないだろうか。


当週の馬場傾向

<トラックバイアス>
2019年 土曜:5.5/日曜:7.1
2020年 土曜:5.8/日曜:8.1
2021年 土曜:4.6/日曜:8.9
2022年 土曜:4.8/日曜:5.1
2023年 土曜:8.7/日曜:5.1

※数値はその日の3着内馬がL1Fで内ラチから何頭分離れた場所を走ったかの平均値

中山は開催後半に差し掛かり経過による馬場の傷みが進み始める時期。よって傾向は若干外寄りになる年が多い。特に日曜の方が数値が高く、雨などが降ってしまうと土日で馬場状態が一気に急変/悪化してしまうことが多くある。

注目馬

◎エコロブルーム
テンのスピード、枠順などを考慮して道中理想的なポジションにいそうな馬。それでいてこれまでに33秒台の速い上がりも使えているためこの舞台にフィットしそう。前走は直線で進路確保のために他馬よりも追い出しが多少遅れてしまったこともあるため②着以上の評価をしている。条件がハマる今回ならば勝ち負けまで期待できるだろう。


★最終予想はX(旧Twitter)で公開予定です。

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