史上最高メンバー!制度に恵まれる馬!水曜佐賀7R サマーチャンピオン予想

暑い。

こんなグダるような暑い日は、自宅でエアコンつけながらガリガリくん食べつつ甲子園見るに限るよ。毎日が夏休みでもいい。来年3月まで夏休みを取りたい。

馬も大変だよな、こんな暑い時に走るのはよ。冬の北海道で生まれる馬たちに30度以上の猛暑を耐え抜けってのはなかなか難しい話で、やっぱりどうしても反動は出る。だから条件馬だったり、地方所属馬だったりする以外は夏休みを与えられる場合が多い。

そうなると、夏場の重賞っていうのはどうしても空き巣のような状態になってしまうんだ。今週の小倉記念とか登録馬がとんでもないレベルだもんな。夏のローカル重賞は本州より涼しめな北海道以外、こうなりやすい。

佐賀・サマーチャンピオンも例に漏れない。夏場であることに加え、近い時期に盛岡1200mでクラスターCが行われるから、空洞化しやすいんだよな。ヒザクリゲ2着の重賞だぞ。

しかもサマーチャンピオンはハンデ戦なんだよな。夏場のハンデ戦にわざわざ強い馬が出てくることはない。だから例年レベルが高くないレースになりやすいわけだ。

ところが今年はハンデ戦にも関わらずメンバーが揃った。特にレースの形態が変わったわけではないのに、なぜかメンバーが揃っている。

●昨年のサマーチャンピオン、JRA出走馬
グランドボヌール 54kg
ヒザクリゲ 53kg
シャインヴィットゥ 53kg
スマートレイチェル 52kg
ナンチンノン 56kg

●今年のサマーチャンピオン、JRA出走馬
ヤマニンアンプリメ 56kg
サヴィ 56kg
コパノキッキング 58.5kg
ヒラソール 55kg
メイショウテンスイ 53kg

中央馬のこの斤量設定。昨年に比べて格段にレベルが高くなっていることがこれで分かる。地方馬は基本52kgになるから、そこから換算していくとどうしても実績のある中央馬は56kg以上を背負うことになる。去年はどれだけ中央馬のレベルが低かったんだって話だし、それでいて中央馬ワンツースリー。今年も基本は中央馬だろう。

●中央馬の斤量
ヤマニンアンプリメ 前走56kg→今回56kg
サヴィ 前走56kg→今回56kg
コパノキッキング 前走57kg→今回58.5kg
ヒラソール 前走56kg→今回55kg
メイショウテンスイ 前走54kg 今回53kg


今回の肝は、当初出る予定ではなかったコパノキッキングが急遽出ることになった点だろう。実績断然のキッキングが重ハンデとなるのは間違いなく、そうなると恵まれてくるのは『重賞実績のないオープン馬』だ。

ヤマニンアンプリメ、サヴィが据え置かれる中、斤量が恵まれたのはヒラソールとメイショウテンスイ。特にメイショウテンスイは3歳馬ということもあって53kgという軽量で出走することができる。

ここ3走ワンターンのダート1400で2、3、1着と崩れていないテンスイ。2走前の天満橋Sもテン3F12.2-10.7-11.3というハイペースを2番手で追走し、最後は勝ったワンダーアマービレと同タイムの3着。ペース的にはかなり内容が濃い。思えば3走前の端午Sもハイペースを4コーナー2番手から粘って2着。他の上位は全馬追い込み馬だったように、展開的にはかなり厳しいレースだった。

一周競馬は昨年冬の全日本2歳優駿以来。あの時は外枠から外を回され、内も走る馬場で4コーナーも外を回される苦しい競馬。それでもしぶとく伸びて4着だったように、決してワンターンだけしかできない馬ではない。53kgを生かした競馬ができれば上位はある。

同じく斤量減のヒラソールも抑えたい。前走天保山Sで初めてオープン勝ちを果たしたサヴィが56kg。天保山S3着でサヴィと同斤ではおかしいからヒラソールは55kgとなったのだろうが、そう考えれば前走天保山Sで3着だったのは逆に良かったかもしれない。

隣の馬を交わそうとしない難しい気性だけに、昨年の札幌で一周コースを使っていた時は乗り難しそうだった点は気になるが、今回は同じ一周でも1400m。折り合い面もそこまで気にしなくてもいいだろうし、時計が掛かるサマーチャンピオンというレースは合いそう。スムーズな競馬をやりたいね。

実績馬の扱いが鍵。コパノキッキングは実績最上位で、1200mがベストとはいえ2走前根岸Sで2着。1400mも守備範囲。前傾ラップの1400mも昨年のJBCスプリントも早め先頭で粘るように、条件は悪くない。

問題は58.5kgだろう。58kgを背負ったカペラSで1着、根岸Sで2着と重斤量でも実績を残しているが、どちらも相手の斤量は大体56kg。今回は斤量下限との斤量差が更に広がること、距離延長であることを考えれば、絶対的な信頼は置きにくい。

ヤマニンアンプリメは先行馬に厳しいペースだったプロキオンSで56kgを背負いながら3着。2走前の東京スプリントで鼻出血を発症し休みを挟んだ実戦だったことを考えれば上々の内容と言っていい。

以前黒船賞で最内枠から捌いて2着だったように、この脚質ながら器用に捌ける点が魅力。前走の臨戦過程よりは今回のほうが断然状況はいい。火曜の佐賀は大雨だったようなので、内に砂が流れて悪くなっている可能性がある。馬場がまともであれば上位だろう。

サヴィは前走の天保山Sで外の2番手をスムーズに回れていた。砂を被ると脆いだけにハナが欲しい。並び的にはハナは取れそう。外の2番手からコパノキッキングにプレッシャーを掛けられたくはないな。

買い目
馬単
1,12→1,7,10,12
7→1,5
3複
1,12-1,7,12-1,5,7,10,12

オッズはしっかり見よう。3複は今のところ7点。ヤマニンアンプリメ絡みだとオッズが危ういからチェック。アレンジは各自に任せるぜ。

投票は直前にな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?