天皇賞春2019 結果分析

天皇賞春2019
3:15.0 59.8-1:16.7-58.5 馬場状態4
12.9 - 11.5 - 11.6 - 11.6 - 12.2 - 12.2 - 12.5 - 13.8 - 13.3 - 12.4 - 12.5 - 12.3 - 11.7 - 11.6 - 11.0 - 11.9
端的に言えばノリがビビったことで中弛みが顕著になり、前半で無理をしなかった馬に有利な展開になっている。それとL2で速いラップを踏んでいるが、実際はL7で1段上がり、L4でさらに1段、その上でL2で加速しているので、ポテンシャル加速戦という形になっていると思う。前半無理せず、かつ後半のポテンシャル能力を持っている馬に有利になっているのかなと。ノリには期待していたんだけどかなり残念な騎乗になってしまったかな。
1着 フィエールマン
展開も向いたし、騎乗もかなり良かったと思う。この馬は実はペース耐性やポテンシャル能力も高いレベルで持っているので、前半からポジションを取りに行けたことはまずよかったと思う。そして中弛みで取り付いてコーナーでは早めに仕掛けて行くことで、後半のポテンシャル能力と加速能力を活かすことができた。ただグローリーヴェイズにけっこう食らいつかれたので、これをどう見るか。グローリーヴェイズが成長してきているのか、フィエールマンが思ったよりも成長していないのか。ただ現状圧倒的な能力があるというよりは、ハイペースもいけるし加速能力もあるという万能さが武器になっていると思う。いわゆる総合力型になるし、次走以降も崩れるところはあまり想像できないかな。
2着 グローリーヴェイズ
この馬としては前半からある程度流れたことがプラスに働いていると思う。この馬の武器はペース耐性とポテンシャル能力の合わせ技にあるので、前半から流れたことで他の馬の脚がそがれた形になっているのかなと。ただそれにしてもこちらの予想を超えてくるパフォーマンスだった。L2であんなに鋭い脚を使えるイメージではなかったし、こうやまき賞でも速いラップを踏めているとはいえ、カフジバンガードに負けているレベルだし、ここらへんは成長なのかなと。適性的には宝塚記念は合っているはずだし、メンバー次第では本命にする可能性もそれなりにあると思う。かなり楽しみになるパフォーマンスだった。
3着 パフォーマプロミス
この馬がこれたのが少しわからないかな。この馬はいわゆるスロー専用機だったので、前半からある程度流れた中で足を使ってくるとは思っていなかった。ただ上位2頭とはかなり離されているし、この展開のエタリオウは正直強くはないので、パフォーマンスとしては微妙だったかなと。この馬が3着にこれてしまうレベルだったと考えると納得がいくかな。あまり過大評価はしない方がいいと思う。
4着 エタリオウ
最近のミルコはまったく乗れていない。この騎乗は本当にひどかったと思う。というのもこの馬の武器は11秒前後の速いラップを連続することができる持続能力にある。だとすると今回みたいに後ろから過ぎると、まず押し上げることに脚を使ってしまい、そこからはポテンシャル能力の勝負になってしまう。ポテンシャル能力だと日経賞からもわかるようにそこまでのレベルにはない。今回だとせめて中団ぐらいにはつけておかないといけなかった。これはミルコのミス騎乗だと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?