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1月20日・21日の予想コメントと的中結果

【1月20日・21日の予想コメントと的中結果】(超万馬券予想の的中結果、日曜メインレース、日曜後半レース、土曜メインレース、土曜後半レース)

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【超万馬券予想の的中結果】

■1月21日(日)
中山12R
複 勝 220円(60%)
複 勝 370円(40%)
◎ウインレイアー2着(4人気)
○マイネルダグラス3着(7人気)

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■1月20日(土)
石清水S
3連単 22万4,760円
3連複  3万3,720円
複 勝    790円(90%)
◎スミ3着(9人気)

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【日曜メインレース】

アメリカJCC
3連単  1万6,330円(×4)
3連複    3,320円(×3)
馬 連   1,160円(×2)
ワイド    440円(×2)
ワイド    920円(×3)
ワイド    770円(×2)
単 勝    650円(10%)
複 勝    190円(40%)
複 勝    260円(40%)
○チャックネイト1着(3人気)
◎クロミナンス3着(5人気)
○※◎でヒット

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中山11R
アメリカジョッキークラブカップ(GII) 馬場が悪化して…、◎○▲は配当面で妙味あり

中山の芝2200mで争われるGII競走。

右回り。正面直線の4コーナー出口からのスタート、外回りコースを使用。Cコース使用時には、140mほど走って急坂を上ることになる。ゴール地点から1コーナー途中までは少し急な上り勾配で、2コーナー手前が中山競馬場の最高地点になる。

2コーナーに入って緩い下りになり、100mほど走ると平坦になる。残り約1250mからは少し急な下り坂に。3コーナー手前で勾配は少し緩くなるが、下りは3コーナー途中まで約550mも続くことになる。その間に4mほどの高低差を駆け下りる。

残り約700mからはほぼ平坦で、4コーナー途中の残り約400mから直線に向いて残り200mの前までは緩めの下り坂になる。

そして、残り180m~残り70mが中山名物の急な上り坂になっている。高低差は2.2mあり、最大勾配2.24%はJRA全10場の坂の中で最大の数字になる。残りの70mは緩い上り坂。直線距離は310m。コース全体の高低差は5.3mで、これも10場の中で最大。

芝は連続開催の8週目で、Cコース使用3週目になっている(Aコースから6m外に内枠を設置)。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階でJRAから「3コーナーから4コーナーの内側に傷みが出始めましたが、その他の箇所は概ね良好な状態です」と発表があった。

土曜は空模様が怪しく、午後は小雨が降ったり止んだりという天候になった。馬場に大きな影響を与えるほどは降らなかった。

土曜の夜から雨になり、日曜は朝の発表で稍重。そこから重→不良と、早い段階で悪化していった。雨は昼を過ぎても降り続いている。

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12頭立て。雨が降って芝は不良になっていて、メンバー見るとスッと流れに乗っていくタイプが少ない。どんな競馬になるのか流動的で、道悪巧者だったとしても馬場に脚を取られて大敗する危険性がある。はっきりと買えるようなレースではない。

尾関知人厩舎(美浦)の7歳馬クロミナンスに◎を打った。

脚元に課題を抱えていて順調には使えず、7歳でキャリアが10戦。2走前の4着は骨折明け、前走の1着も骨折明けという状況だった。結果を出している点は、当然のこと評価すべきである。

中間はリフレッシュ放牧に出され、美浦に戻ってからは意欲的な調整ぶり。追い日はウッドコース、日曜に坂路追いを挟んで負荷をかけてきた。追い日を見ると、12月21日の段階で67秒0-11秒2が出ていて、1週前には65秒8-11秒4、今週は65秒6-11秒4をマークしている。

実戦ではシャドーロールを着けているが、先週と今週の追い切りでは着用せず。軽快な走りで推進力があり、適度にやる気があって、攻めの感触は非常に良い。

ヤネは乗り替わってルメール。同馬には3度の騎乗歴があり、未勝利、1勝クラス、2勝クラスを勝って(3.0.0.0)と無敗である。馬自身、中山で勝ち鞍があり、初となる2200mの距離もこなせていいだろう。

道悪に関してはルメールが跨って2勝クラスを勝った時が稍重だった。ただ、シャドーロール着用馬で頭が高くなるところがあり、少しトモが甘いところがある。良馬場で切れ味を活かすのが理想ではあるだろう。

レース当日、朝の発表は稍重だったが、9時には早くも不良になっていた。ここまで悪化すると、進み自体が悪くなって見せ場なく凡退するかもしれない。そんな状況ではあるが、デキの良さ、あと、ルメールとの相性の良さに期待することにした。人気は手ごろだし、狙ってみたい。

堀宣行厩舎(美浦)の6歳セン馬チャックネイトも注目される存在。

4歳時にノド鳴りの手術を施し、5歳時に去勢をしと、堀師らしくやれることは何でもやってきた。外国人騎手のキングを起用してきたのも堀師らしい。

また、これも堀師らしく、課している攻めはハードだ。1週前にキングが跨ってウッドコースで64秒4-11秒3で追走先着を果たし、今週はやはりウッドコースで66秒5-11秒6で追走先着となった。動きはしっかりしていて、いいデキにあるのは間違いない。

アルゼンチン共和国杯の3着(0秒2差)でGIIでやれることは証明済み。その前の3勝クラス勝ちでは、重馬場を克服している。未勝利時代といえ中山でも走れているし、あとは不良馬場でどうかだ。

▲アドマイヤハレーは2走前にチークピーシズを着けたことがきっかけになり、今回と舞台が同じだった前走の3勝クラス勝ちが強かった。早めにポジションアップして抜け出すという競馬で、スタミナと高いコース適性を感じさせた。あまりに悪い馬場でどうかだが、道悪でも結果は出している。人気薄。

△マイネルウィルトスと※ボッケリーニが人気の中心になっている。実績通り力があり、どちらも道悪をこなす。マイネルウィルトスは新潟で不良のリステッド競走を1秒8差の大差勝ちしたことがあり、“鬼”と言えるほどだ。やはり有力候補。

以下はホウオウリアリティ、モリアーナ、カラテなど。道悪とあって何が起こるかわからず、切り捨てていい勢力もいない。

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◎2番クロミナンス
○11番チャックネイト
▲7番アドマイヤハレー
△1番マイネルウィルトス
※12番ボッケリーニ
×5番ホウオウリアリティ
×3番モリアーナ
×9番カラテ
×10番ラーグルフ
×4番ショウナンバシット
×6番サンストックトン

【単勝】2番(10%)・11番(10%)
【複勝】2番(40%)・11番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
2→全通り
11→全通り
7→全通り
【馬連&ワイド】(ボックス)
1.2.7.11.12
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【3連複】(軸1頭ながし)
2→全通り(55点)
11→全通り(55点)
【3連複】(ボックス)
1.2.7.11.12(10点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
2.11→全通り(60点)
2.11→1.12(×2)(24点)
2.11→3.10(12点)
2.7→全通り(60点)
11.7→全通り(60点)
【3連単】(ボックス)
1.2.7.11.12(60点)

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京都11R
東海ステークス(GII) 馬場状態がポイントに、◎は本格化してスムーズなら、○と▲にも注目

京都のダ1800mで争われるGII競走。

右回り。正面直線からの発走。200mほど走ってゴール板を通過する。スタートしてから2コーナーを回り切るまではほぼ平坦。向正面の前半は軽い上り勾配で、向正面の中ほどの残り約1050mの地点から、ダートコースにもある“京都の坂越え”が始まる。

まず、3コーナー手前の残り約850mまで、約200mの間に2.5mほどの高低差がある坂を上る。上り切ってからは一転して下り坂に。4コーナーに入って残り約550mの地点まで、約300mの間に約3mの高低差を駆け下りることになる。

坂越えが終わると平坦に。4コーナーを回り切って直線に入り、ゴールまでずっと平坦になっている。直線距離は329.1m。コース全体の高低差は3.0m。

土曜は朝の早い段階に小雨が降り、午後にも雨が降る時間帯があった。ダートはずっと稍重で、“少し走りやすい”といった程度の状態だった。

土曜の夜からしっかりとした雨になり、日曜のダートは朝の段階で不良になっていた。昼前には止んだが、メインの頃も脚抜きが良くてスピードが出る状態になっているだろう。

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フルゲートの16頭立て。ダートは朝の段階で不良で、昼前に止んだ。脚抜きの良い馬場とあって、ジョッキーたちは良の時とは違った考えで誘導することになる。

武英智厩舎(栗東)の6歳馬ペプチドナイルに◎を打った。

昨年の春からブリンカーを着け、夏の北海道シリーズで覚醒。特に6月の大沼S(L・函館ダ1700m)は圧巻だった。

ハナを奪ったものの、向正面で外からマクられ、先頭を奪い返して3コーナーで今度は内から出られる。普通なら脚が上がって終了である。しかし、ペプチドナイルは直線に向いてグッと抜け出て3馬身差で完勝した。しかも、体力が十分に残っていて、ゴールしたあとでまだ走ろうとして後ろを離していった。そうはお目にかかれないレースだった。

続くマリーンSも快勝し、しかし、エルムS(GIII)からの3走は13着、4着、7着。確かに揉まれ弱い面はあるのだが、前3走は陣営も騎手もそのことを意識しすぎていた感じがあった。

前走のベテルギウスS(L)は無理せずに好位のインに控え、じっくりと丁寧に追走。直線は狭いところを割り、ハピを差して勝ち切った。斤量は59キロ、ノーステッキでのVだった。

中2週と間隔が詰まっている点は心配ではあるが、先週の土曜には坂路で50秒4-36秒5-12秒5(4ハロンは自己ベスト)で追われている。今週の本追い切りの動きも力強かったし、攻めを見る限りでは疲れはなさそうだ。

ヤネの藤岡佑介は同馬とコンビを組んで(2.0.0.0)。斤量は前走から2キロ減って57キロになる。問題になるのは馬場。あまりに速い状態だとどうかだが、前進気勢の強いタイプだし、函館の走りを見せても対応できていいだろう。リズム良く走ることができれば重賞制覇のシーンがある。

斎藤誠厩舎(美浦)の4歳馬ブライアンセンスも注目される存在。

大型馬でトモが緩く、少しモタつくところがある。それでも3歳の春にユニコーンS(GIII)で3着に駆けていて、秋の2勝クラスと3勝クラスの連勝は強い競馬だった。

連勝時は間隔が詰まっての遠征競馬で、楽でないところがあったはず。今回は休ませてリフレッシュさせた状態で、美浦ではウッドコースでバリバリと乗っている。力感と推進力にあふれる動きを見せていて、パワーアップした印象だ。

馬場が速いと、気性の面からはモタつくかもしれないが、フットワークから走りが楽になる可能性がある。ヤネはモレイラから岩田望来にチェンジ。望来はセンスはひと息でも腕っぷしが強くてしっかりと動かせるジョッキーで、力を引き出してもらいたい。4歳の上昇度を買う。

▲はウィリアムバローズ。時計の速い馬場向きではない感じはあるが、先行力があって渋太く脚を使ってくる。引き続き剛腕の坂井瑠星で。

△は初ダートで太秦Sを快勝したヴィクティファルスで、※は(3.1.1.0)で底を見せない4歳のオメガギネス。以下はタイセイドレフォン、ミッキーヌチバナ、オーロイプラータ、ブラックアーメットなど。

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◎6番ペプチドナイル
○13番ブライアンセンス
▲14番ウィルアムバローズ
△3番ヴィクティファルス
※10番オメガギネス
×11番タイセイドレフォン
×1番ミッキーヌチバナ
×16番オーロイプラータ
×15番ブラックアーメット
×5番スマッシングハーツ
×12番バビット

【単勝】6番(10%)
【複勝】6番(90%)
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【馬連&ワイド】
6→全通り
6→10(×6)
6→14(×3)
6→3
13→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
6.13→全通り(14点)
6.14→全通り(14点)
3.6→全通り(14点)
6.10→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
6.13→全通り(84点)
6.13→10(×4)(24点)
6.14→全通り(84点)
6.14→10(×4)(24点)
6.14→3(6点)
【3連単】
10-6-14(×3)・10-14-6(×4)(7点)

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【日曜後半レース】

中山12R
3連単 1万8,170円

豊前S
ワイド  530円
ワイド 3,920円
複 勝  220円(50%)
タガノエスコート3着(2人気)

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中山12R
4歳以上2勝クラス

2勝クラスの芝1600m戦。芝は不良まで悪化していて、買えるような状況になっていない。

◎システムリブートは3歳の春に初勝利を挙げた時が単勝万馬券(12番人気)。しかし、スピード能力が高く、自分のリズムで走れると粘りを発揮する。中京での1勝クラス勝ちは、中1週を克服して逃げて粘り込んだ。

今回は放牧明けで6ヵ月半ぶりの実戦。栗東の坂路で自己ベストとなる51秒0が出ていて、CWコースでも長めから乗っている。仕上がりは良さそうだ。

ヤネはテン乗りで津村明秀。劣悪な馬場、他の先行するクチの出方も気になるが、息が入れば渋太く食い下がりそうだ。

相手に狙ってみたいのは、ノーダブルディップ、ウインレイアー、マイネルダグラス。他にもココクレーター、セフィロ、アルファウェーブなど、警戒が必要な勢力がいる。

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◎8番システムリブート
○2番ノーダブルディップ
▲7番ウインレイアー
△12番マイネルダグラス
※4番ココクレーター
×9番セフィロ
×5番アルファウェーブ
×3番グラニット
×11番ニシノレバンテ
×10番マイネルエール

【単勝】8番(10%)
【複勝】8番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
8→4(×6)
8→2.3.7.9
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【3連複】(軸1頭ながし)
8→全通り(55点)
【3連複】(軸2頭ながし)
4.8→全通り(10点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
8.2→全通り(60点)
8.7→全通り(60点)
8.12→全通り(60点)
【3連単】(ボックス)
2.4.7.8.12(60点)

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小倉11R
豊前ステークス

3勝クラスのダ1700m戦。ハンデ戦になり、トップハンデは57キロ、最軽量は51キロで、6キロの上下差がある。ダートは昼の段階で重。脚抜きが良く、スピードが出る状態になっている。

◎ロコポルティは昨年の夏に当舞台を走ってハナ差の2着。3着以下に4馬身の差をつけていて、勝ったフルヴォートは次走でGIIIのシリウスSを4着に健闘している。

中間は間隔を開け、栗東に戻ってからビッグシーザー、タガノビューティーといったオープン馬と併せて意欲的に乗られている。巨漢馬だが、動ける仕上がりにありそうだ。

ハンデは56キロで問題なし。軽い馬場は得意な方。ヤネは甘さが目立つ丸山元気だが、うまく折り合いをつけ、タイミング良く動くことができると上位争いに加わってくる。人気がなく、狙う価値があるとみた。

○タガノエスコート(57キロ)は昨年の6月に重の府中ダ1600mを1分34秒1の好時計で2着している。今回は軽い馬場、ブリンカー着用、そして最内の1番枠。力は上位だし、スッと流れに乗れると大きく変わってきそうだ。

▲メイクザビート(55キロ)と△ビオグラフィア(55キロ)は、馬場と展開が鍵でも末脚には注意すべき。以下、メイショウモズ、サンライズアリオン、グラストンベリーなど、軽視できない勢力は多い。

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◎12番ロコポルティ
○1番タガノエスコート
▲16番メイクザビート
△7番ビオグラフィア
※10番メイショウモズ
×15番サンライズアリオン
×4番グラストンベリー
×14番ウラヤ
×11番サトノスライヴ
×6番ハイエストポイント
×13番レリジールダモーレ

【単勝】12番(10%)・1番(10%)
【複勝】12番(30%)・1番(50%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
12→全通り
12→15
1→全通り
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【3連複】(軸1頭ながし)
12→全通り(105点)
【3連複】(軸2頭ながし)
12.15→全通り(14点)
1.16→全通り(14点)
1.7→全通り(14点)
7.16→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
12.1→全通り(84点)
12.1→15(6点)
12.16→全通り(84点)
12.7→全通り(84点)

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【土曜メインレース】

石清水S
3連複  3万3,720円
馬 連   3,400円(×2)
ワイド   1,160円(×2)
ワイド   2,470円
複 勝    190円(90%)
◎セオ2着(3人気)
×◎※でヒット

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中山11R
初富士ステークス ハンデ戦、◎は軽量で激走シーンも、○は立て直した素質馬

3勝クラスの戦いで、舞台は中山の芝2000m。

右回り。正面直線の4コーナー出口からのスタート、内回り使用でコーナーは4つ。スタート地点は軽い下り坂で、100mと少し走って急坂を上ることになる。ゴール板の地点から1コーナー途中までは少し急な上り坂で、2コーナー手前が中山競馬場の最高地点になる。

2コーナーに入って下りになり、下り坂は向正面を走り切って3コーナー入り口まで続く。下りの距離は500m強で、4.6mほどの大きな高低差がある。下りが終わると平坦になり、4コーナー途中の残り400mから直線に入って残り200mの前までは緩めの下り坂。

そして、残り180m~残り70mが中山名物の急な上り坂になっている。高低差は2.2mあり、最大勾配2.24%はJRA全10場の坂の中で最大の数字になる。残りの70mは緩い上り坂。直線距離は310m。コース全体の高低差は、10場の中で最大となる5.3m。

芝は連続開催の8週目で、Cコース使用3週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階でJRAから「3コーナーから4コーナーの内側に傷みが出始めましたが、その他の箇所は概ね良好な状態です」と発表があった。

先週は土曜が良馬場。ただ、メインの直前から小雪、小雨が降るという天候になった。日曜は稍重で始まり、7Rから良になっている。クッション値は、土曜の朝が「10.7」で、日曜の朝が「10.1」だった。

土曜メインはリステッド競走のニューイヤーS(芝1600m)で、パラレルヴィジョンが1分32秒3(良)の時計で勝利した。8番枠から好位のインにつけて余裕ある追走ぶり。直線はルメールが進路を探し、残り200mでラチ沿いに入ると、グッと伸びて抜け出した。レースの1000m通過は57秒7で、上がりは11秒6-11秒3-11秒7の34秒6だった。パラレルヴィジョンの上がりは34秒3。

日曜メインは3歳馬同士のGIIIの京成杯(芝2000m)で、ダノンデサイルが2分00秒5(良)で戴冠した。レースは半だるみの展開になり、ポジションは中位の前。4コーナーで上がっていって、直線に向くと外にヨレてしまう。そのあとも外に流れていたが、それでも脚を使って差し切った。レースの1000m通過は60秒7で、上がりは11秒9-11秒3-11秒6の34秒8。ダノンデサイルが使った上がりは34秒1だった。

今週はCコース使用で、Aコースから6m外に内柵を設置。土曜は微妙な天候で、昼前後に雨が降り、夕方に上がって、夜にまた雨が降り出すという予報になっている。なお、朝の段階のクッション値は「10.7」。

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11頭立てと頭数は少なめ。ハンデ戦になり、トップハンデが57キロ、最軽量が53キロで、4キロの上下差がある。

斎藤誠厩舎(美浦)の5歳牝馬カヨウネンカに◎を打った。

今回と同じ舞台では、3歳の秋に紫苑S(GIII)で5着。直線で捌けずに待ってから外に出す大きなロスがあり、最後でグッと詰めてきた。着差は0秒2差で、スムーズなら勝ち負けになっていた可能性がある。

4歳の夏に重の函館芝1800mで2勝クラスをクリア。その後のリステッド競走を含む4走では結果が出ていないが、それぞれ敗因はあった。

中間は放牧に出され、ウッドコースと坂路中心に熱心に乗り込んできた。1週前にはウッドコースでブライアンセンス(日曜の東海Sに出走)と併せて同入し、時計は67秒2-11秒3だった。動ける仕上がりにあるとみていい。

ヤネはテン乗りで内田博幸。とにかく雑に動かすジョッキーだが、カヨウネンカは能力を出し切っていないことが多く、これまでと違う乗り方が刺激になる可能性がある。人気はないし、穴として狙ってみたい。

相手の筆頭は、明け4歳のダノンザタイガー。東京スポーツ杯2歳Sでクビ差の2着、共同通信杯でダービーを勝つことになるタスティエーラに先んじて3着という実績があり、素質的には上位の存在である。

大型馬でいろいろと弱く、クラシックは使えなかった。そして、秋の復帰戦はしんがり14着。好位につけて追走ぶりは良かったが、早めに反応がなくなってしまった。

その後は放牧に出して立て直しを図り、美浦に戻ってからは熱心な調整ぶり。ウッドコースでの最終追いでは、64秒4-11秒4の好時計で追走先着を果たしている。仕上がりは良さそうだ。

中山は初、右回り自体が初、さらにトップハンデの57キロ。それでも、力のあるところを見せてもらいたいところだ。前走に続いてルメールが手綱を取る。

▲は忘れな草賞(L)勝ちがある4歳の牝馬グランベルナデット(54キロ)で、△は中山で(2.2.1.1)の実績を残す牝馬のクライミングリリー(54キロ)、※は好位でロスなく運べそうなヘッズオアテールズ(54キロ)。

以下はウインエクレール、モリノカンナチャン、フェアエールングなどで、切り捨てていい勢力はいない。

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◎3番カヨウネンカ
○4番ダノンザタイガー
▲9番グランベルナデット
△8番クライミングリリー
※1番ヘッズオアテールズ
×7番ウインエクレール
×2番モリノカンナチャン
×5番フェアエールング
×11番ルドヴィクス
×10番サンセットクラウド

【単勝】3番(10%)
【複勝】3番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
3→全通り
3→4(×2)
3→8
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【3連複】(軸1頭ながし)
3→全通り(45点)
3→1.4.5.8.9(10点)
【3連複】
3-4-8(×2)(2点)
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【3連単】(軸1頭マルチ)
3→全通り(270点)
【3連単】(軸2頭マルチ)
3.4→8(×2)(12点)
3.4→1.5.9(18点)
【3連単】
4-9-3・4-8-3(2点)

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京都11R
石清水ステークス ハンデ戦で道悪では…、◎は道悪上手な4歳馬

3勝クラスの戦いで、舞台は京都の芝1600m(外)。

右回り。2コーナー奥にある引き込み線からのスタート、外回りコースを使用。バックストレッチは約700mと長く、その途中の残り約1200mの地点に達すると京都名物の“坂越え”を迎える。

3コーナーに入って残り約850mまで上りが続き、約350mの間に4mの大きな高低差を上ることになる。上り切ると下りに転じ、4コーナー手前の残り約700mまで約150mの間に3m強の高低差を一気に駆け下りる。

急な下り坂は4コーナー手前で終わるが、そこからも緩めの下り坂が続く。4コーナーを回り切り、直線は若干の起伏があるものの、ほぼ平坦になっている。直線距離は398.7m(Bコース使用時)。コース全体の高低差は4.3m。

芝は開催3週目で、先週までのAコースからBコース使用に替わっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階でJRAから「今週からBコースを使用します。柵の移動に伴い、傷みは概ねカバーされましたが、外回り3コーナーから4コーナーの内側および正面直線に傷みがあります」と発表があった。

先週は土曜も日曜も良馬場だった。

土曜のメインはリステッド競走の淀短距離S(芝1200m(内))で、ビッグシーザーが1分08秒6でV。離れた2番手を楽な手応えで進み、直線で早めに先頭に立って危なげなく押し切った。レースの前半3ハロンは33秒9で、上がりは11秒4-11秒6-11秒7の34秒7。ビッグシーザーが使った上がりは34秒3だった。

日曜のメインはハンデGIIの日経新春杯(芝2400m(外))で、ブローザホーン(57キロ)が2分23秒7で勝利した。レースは序盤の800mが45秒6と速くなり、次の800mが49秒8と緩む。そんな中で中団の少し後ろの外の追走に。そして、名物の坂を越え、4コーナーから動かしていく。直線は早めに先頭に迫り、渋太く脚を使って勝ち切った。レースの上がりは12秒1-12秒0-12秒3の36秒4。ブローザホーンが使った上がりは35秒8だった。

今週からBコースに替わり、Aコースから直線部4m・曲線部3m外に内柵を設置。天候は雨で、午前の段階で重になっている。

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フルゲートを割って16頭立て。ハンデ戦になり、トップハンデが57キロ、最軽量が52キロで、5キロの上下差がある。

京都地方は雨が降っていて、午前11時の段階で芝は重。そもそも芝はコンディションがいいとは言えず、道悪適性は重要で、つんのめってしまうとか、泥を被って嫌がってしまうとか、動かなくなるリスク要因は多くある。道悪競馬は何が起こっても驚けない。

上村洋行厩舎(栗東)の4歳馬セオに◎を打った。

昨年の秋に今回と同じ舞台で強敵ディオを破って2勝クラスをV。続く昇級緒戦の清水Sは、直線で内にモタれて追いづらかった。中2週が影響した可能性があり、それで結果は5着である。

道悪に関しては、3歳の春に不良馬場の中山芝1800m戦(3歳1勝クラス)を逃げ切って勝利している。ラスト1ハロンを11秒8で駆けていて、アタマ差で抑えた2着馬がのちにセントライト記念を勝つレーベンスティールだった。

今回はひと息入れている状況になり、栗東の坂路とCWコースでじっくりと乗り込んできた。特別に速い時計は出しておらず、使った方がいいかもしれない。それでも一応の態勢は整っている感じだ。

ヤネは追いに関しては現役トップクラスの坂井瑠星。内の3番枠を引き、ハナに行かせる競馬をしそうだ。馬場を考慮し、内を少し開けて走らせるかもしれない。

ハンデは55キロと手ごろ。少し開けて道悪だと息が保つかが課題になってくるが、自分のリズムで走れば渋太さを発揮してくるだろう。中心に期待したい。

相手の筆頭は、4歳の牝馬マラキナイア。ローズS(GII)で日本レコードの3着に駆けていて、2勝クラスの前走は完勝だった。まだひ弱いところがあるので道悪になってどうかだが、血統的にはこなす下地がある。

▲は道悪は微妙でも不利のあった前走で4着に駆けて復調ムードのホウオウラスカーズ(53キロ)。△は道悪巧者のトオヤリトセイト(55キロ)で、以下、スミ、ジュンブロッサム、トランキリテ、タガノディアーナなど、警戒が必要な勢力が多くいる。

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◎3番セオ
○14番マラキナイア
▲12番ホウオウラスカーズ
△13番トオヤリトセイト
※16番スミ
×8番ジュンブロッサム
×10番トランキリテ
×4番タガノディアーナ
×11番ピピオラ
×5番ケデシュ
×9番ブランデーロック

【単勝】3番(10%)
【複勝】3番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
3→全通り
3→8.14(×9)
3→1.12(×3)
3→13(×2)
3→4.10
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【3連複】(軸1頭ながし)
3→全通り(105点)
【3連複】(軸2頭ながし)
3.14→全通り(14点)
3.8→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
3.14→全通り(84点)
3.14→8(×4)(24点)
3.14→1.12(12点)
【3連単】
14-8-3・8-3-14・8-14-3(×3)(5点)

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【土曜後半レース】

京都12R
3連単  5,720円(×3)
3連複  1,430円(×2)
馬 連  350円(×11)
ワイド  220円(×11)
ワイド  510円(×3)
単 勝  310円(10%)
複 勝  130円(90%)
◎ゴールドサーベル1着(2人気)

和布刈特別
3連複  2,360円
馬 連 1,420円
ワイド  420円
ワイド  390円
単 勝  320円(10%)
複 勝  140円(50%)
ゴッドブルービー1着(1人気)

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中山12R
4歳以上1勝クラス

1勝クラスの芝2200m戦。天気予報は微妙な感じで、雨が降り出している可能性がある。

◎ヒシタイカンは3代母が桜花賞とオークスを勝ったベガで、母系からアドマイヤドン、アドマイヤベガ、ハープスターなどが出ている明け4歳の良血馬(父はモーリス)。

2歳の新馬戦は速い上がりの中を直線で外に出して差し切るという内容で、2着はスキルヴィング(のちに青葉賞をV)、3着はエエヤン(のちにニュージーランドトロフィーをV)だった。

気性面に課題があり、今回は去勢手術を施しての復帰緒戦。堀宣行厩舎(美浦)らしく、しっかりと負荷をかけて仕上げてきた。ヤネにはやはり堀厩舎らしく、外国人ジョッキーのキングを起用。状況が楽でないのは確かだが、いきなりから動いてきて不思議はない。

○ヤングローゼスは祖母がローズバド(桜花賞、オークス、エリザベス女王杯でそれぞれ2着)で、薔薇一族の出(父はエピファネイア)。久々だった前走では、好位のインを進んで見せ場をつくっての5着だった。

中間は美浦の坂路とウッドコースを併用して意欲的な調整ぶり。ヤネはテン乗りでキングスコートになるが、追い切りで跨って感触はつかんでいるだろう。外回りの2200mもこなせてよく、ソツなく運んで上位争いに加わってきそうだ。

▲ニシノコウフク、△フォーグッド、※セイウンパシュートは、みな前走に見どころがあって争覇圏内。以下、ブラックヴァール、サトノトルネード、ローブエリタージュなど、警戒が必要な勢力が多くいる。

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◎10番ヒシタイカン
○13番ヤングローゼス
▲3番ニシノコウフク
△4番フォーグッド
※2番セイウンパシュート
×8番ブラックヴァール
×1番サトノトルネード
×16番ローブエリタージュ
×11番デザートスター
×14番ノーブルクライ
×5番コスモバイオレット

【単勝】10番(10%)
【複勝】10番(50%)・13番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
10→全通り
13→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
10.13→全通り(15点)
3.10→全通り(15点)
3.13→全通り(15点)
4.10→全通り(15点)
4.13→全通り(15点)
2.10→全通り(15点)
2.13→全通り(15点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
10.13→全通り(90点)
10.3→全通り(90点)
13.3→全通り(90点)

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京都12R
3歳未勝利

芝1600m(内)で争われる3歳の未勝利戦。雨が降って馬場は悪化している。初出走のロストシークレットが人気なっているが、しっかりと走り切れるか。有力馬が道悪で動けなくなると、波乱の目が出てくる。

◎ゴールドサーベルはレッドファルクス×ステイゴールドの配合で、祖母の仔にケンタッキーダービーとドバイワールドカップを勝ったアニマルキングダムがいるという血統である。

3戦目の前走は阪神の芝1600m(外)が舞台で、なだめつつポジションが下がり、直線で外に出して気の悪さを見せてという競馬になった。それでもグッと伸びて3着(0秒1差)に上がった。

中間は栗東のCWコースでみっちりと乗られていて、ラスト1ハロン11秒5が出てデキは良さそうだ。ヤネは永島まなみから武豊に替わり、減量が利かないので斤量が4キロ増えて57キロになる。渋った馬場で嫌気を出さないかという不安もあるが、力量的には上位なので中心に期待することにした。

○ロストシークレットはシユーニ×ガリレオという配合のマル外馬。先週の新馬戦を除外され、未勝利戦を使うことになった。再仕上の形になるが、12月21日の段階で栗東の坂路で52秒1-12秒1が出ていて、CWコースでラスト1ハロン11秒2をマークしたこともある。

中内田充正厩舎&川田将雅のゴールデンコンビ。既走馬相手、道悪競馬、さらに最内の1番枠…。厳しい状況で結果を出せないかもしれないが、終わってみて「器が違った」となる可能性がある。要注目。

▲はデビュー戦が見せ場なしの9着だったが、坂路(栗東)で51秒5-12秒5をマークして上積みが大きいマイネルズコット。以下はレッドスウィング、マンチェスター、グランエシェゾーなど。

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◎8番ゴールドサーベル
○1番ロストシークレット
▲5番マイネルズコット
△6番レッドスウィング
※7番マンチェスター
×9番グランエシェゾー
×10番ハクサンシャトル
×3番ムージャン
×11番ライジングアロー

【単勝】8番(10%)
【複勝】8番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
8→1(×10)
8→6.9(×3)
8→4.7(×2)
8→5.9.11
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【3連複】(軸1頭ながし)
8→全通り(55点)
【3連複】(軸2頭ながし)
1.8→全通り(10点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
8.1→全通り(60点)
8.1→9(×6)(36点)
8.1→6(×3)(18点)
8.1→4.7.11(×2)(36点)
8.1→5(6点)

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小倉11R
和布刈特別

2勝クラスのダ1700m戦。ダートは雨が降って脚抜きの良い状態になっている。前で運びたいタイプが多く、息が入りづらい競馬になるかもしれない。

◎ミヤジシャルマンは昨年の8月に金沢の交流戦で初勝利。時計と内容は評価できるものだった。そこから3ヵ月開けて1勝クラスは中京のダ1800m。32キロ増の506キロで馬体は力感を増していて、実戦ではねじ伏せるように差し切った。

中間も栗東のCWコースで速いところを3本。今週は時計になるところを乗らなかったが、陣営は「デキはメチャクチャいい」と話している。

ヤネは引き続き富田暁。小倉のダ1700m、軽い馬場にも対応できて、ただ、4番枠でゴチャつく競馬になると厳しくなるだろう。条件は付くが、勢い、あと、配当面の妙味を考えて狙っていきたい。

○ゴッドブルービーは21年に金沢でJBCクラシックを制したミューチャリーの全弟。昨年の夏に当舞台の昇級緒戦を2着に駆けていて、通用することは証明済みである。

その後の2走は参考外。立て直して栗東のCWコースと坂路で好時計をマークしていて、巻き返しきそうなムードだ。テン乗りになる角田大和がうまく御して誘導することができれば。

▲は小倉と好相性のトップスターサン、△は同じく小倉が得意のタイセイウォリアーで、以下、ワンダーブレット、アイファーテイオー、サヴァビアンなど、軽視できない勢力は多い。

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◎4番ミヤジシャルマン
○13番ゴッドブルービー
▲11番トップスターサン
△10番タイセイウォリアー
※3番ワンダーブレット
×1番アイファーテイオー
×9番サヴァビアン
×2番タロントゥーズ
×7番サムハンター
×6番ベイパーコーン
×5番キョウワウォール

【単勝】4番(10%)・13番(10%)
【複勝】4番(30%)・13番(50%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
4→全通り
4→1.2(×2)
4→3.6.10
13→全通り
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【3連複】(軸1頭ながし)
4→全通り(66点)
13→全通り(66点)
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【3連単】(軸1頭マルチ)
4→全通り(396点)
4→1.2.3.6.10.13(90点)
4→1.2(6点)

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