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秋華賞(2021)を父系・牝系の両面から分析予想してみた

白毛のソダシが出走することでも注目を集めている、2021年の秋華賞を父系・牝系から分析予想してみました。

ソダシ(父:クロフネ、牝系:2-w号族>マドレ系)

前走の札幌記念で2000mの距離を克服した(かのように映る)ソダシだが、クロフネ産駒の芝2000mの重賞成績は(1-6-6-68)。東京・京都で3着が1回ずつある以外は、札幌(1-0-1-0)、福島(0-0-2-2)、中山(0-3-0-13)、中京(改修前)(0-2-1-2)。つまりゴール前直線が300mぐらいかそれ以下の競馬場で好走している。加えて超高速馬場で好走が目立つ。

クロフネ産駒が芝2000mの重賞で好走するためには、ゴール前直線が300m程度と短い上に超高速馬場、であることが必須条件。今回の秋華賞は阪神開催なので、ゴール前の直線距離は、約360m。しかも秋華賞当日は雨の予報であり、好走条件をふたつとも満たさない。パンパンの良馬場なら。

ファインルージュ(父:キズナ、牝系:4-r号族>マイレージ系)

(キズナ産駒の出走数が少ないので、ディープインパクトのデータで代用しています)
紫苑Sの勝ち馬で桜花賞3着。ディープインパクト産駒と阪神芝2000mの相性は良好。全競馬場の中でも1、2位を争うくらい芝2000m重賞成績が優れている。また雨により時計がかかる馬場になったとしても、複勝率が5ポイントほど下がるくらいで(28.9%→23.1%)、そこまで悲観するほどではない。

ちなみに荒れ馬場時に馬券内に入った14頭の内12頭がノーザンダンサーのクロスを持っていた。ファインルージュもノーザンダンサー5×5を持っているので荒れ馬場でも問題なさそう。牝系的にも荒れ馬場は問題ない。

アンドヴァラナウト(父:キングカメハメハ、牝系:8-f号族>サテンウッド系)

ローズSの勝ち馬。エアグルーヴの孫、という名牝系の出身。8-f号族サテンウッド系は、最適距離は2000m前後。しかも阪神は全競馬場名の中で最も好相性。牝系的には、今回の秋華賞の舞台はベスト。

問題は父のキングカメハメハ。阪神芝2000mの重賞成績が、超高速馬場だと(0-4-4-17)で複勝率32%。時計がかかる馬場になってくると成績が一気に低下し、高速馬場から超低速馬場にかけての成績は(0-2-2-41)と複勝率8.9%。当日の馬場状態は要確認。

YouTubeの動画では、その他の人気馬2頭+人気薄から1頭を特注馬として挙げています。ぜひご覧ください

https://youtu.be/dPHHlfi-hMM

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