見出し画像

JBC浦和開催特別連載②~スプリント、レディスクラシック1400m・狙うは地方?中央?~

この記事は前回の続きです。

前回記事URL

JBC浦和開催特別連載①~浦和競馬場を知ろう~|河ノート #note https://note.mu/keibachiaking/n/n0f95214aee9b

さて枠順が発表されましたね!公平にガラガラを使用して公平に中央馬と地方馬が激突する瞬間がいよいよ近づいてきました

さて、前回は平場で使われる1500mや1600mについて解説してきましたが今回はいよいよJBCで使われる1400mや2000mの解説をしていきます

※大人の事情で1600mレースは当日0になりました。あれは素人には刺激が強いから仕方ないですね。

① JBCスプリント・JBCレディスクラシック

まずはこの2つのレースが施行される1400mについての解説です。

まずこの2レースというのは通常スプリントが1200m、レディスクラシックが1800mというのが基本です。ところが浦和競馬場は設計の都合で1200mや1800mが出来ません。1600mは前回の解説通り欠陥コースなので交流重賞では使うことは出来ない。1500mは平場専用。2000mは長すぎる。結果スプリント含めて1400mで統一…本当なんでこんな競馬場で今回JBCやるのか。

ちなみにこの中途半端な短さを嫌って牝馬の有力どころが次々に回避したりみやこSに流れていきました。逆にスプリントで牡馬に挑みたくない牝馬の短距離系はこちらへ流れるという歪な現象が発生して既に混沌しております。

コース解説

スタートは前回解説した1500mと違いコースからスタートし最初のコーナーまでに位置取りが完全に決まります。

このコースに関しては内枠が有利、内枠が有利といいますがそれは内枠にしっかり強い逃げ馬が来たときの話です。また短い距離にも関わらずゴールまでに4回もコーナーがあることからワンターンで直線加速タイプの馬にはまったく適さないコースです。(サンライズノヴァやカフジテイクみたいな馬をイメージしてもらえばわかります。)

つまり東京競馬場や大井競馬場で強い馬にはまったく適正がないコースということです。そして圧倒的に逃げ、先行が有利です。これは前回も解説した通り上がり3ハロンがカーブの入り口で後ろから加速する馬が仕掛けるのを早くしなきゃいけないことやそもそも仕掛けても間に合わないなどベストのレースが出来ないからです。

つまりこの1400mを制する条件とは

①内枠に入りスタートを完璧に決めて他に競られない展開を作る。内枠にテンのスピードが遅い馬が多い場合は外から内に差し込んでもいける

②何度も押し寄せてくるカーブでモタモタせず曲がりきれる馬の経験値と騎手の経験値

③差し馬は最後の3ハロンに向けて仕掛けるタイミングを間違えない経験値

以上の3点を踏まえてまずはJBCスプリントの枠を見てみましょう

絶対にやったな(確信)

小久保厩舎のノブワイルドが見事に内枠をとりました。そしてコパノキッキングは外へ…これはかなり厳しい展開になったのではないでしょうか?

そして個人的に気になるのはノブワイルドの枠より小久保厩舎の馬たちの配置

まず9のジョーストリクトリ(橋本)

この橋本という騎手についてだが一言で言えば小久保調教師の犬です(U´・ェ・)くぅーん

デビューして20年近いベテランなのですがやっと先日重賞を初制覇しました(ノブワイルドにて)

ただこのレース明らかにノブワイルドに勝たせるつもりで出した感じは薄く主戦の左海を使わずこの人を乗せたのに勝てたのを見てノブワイルドって本当に強いんだなと思いました。

そしてこの人はそんな大した実績もなく大勝負では左海に馬を譲ることになろうともここまで騎手を続けられているのも小久保さんありきの点が大きいです。何が言いたいかと言うと小久保さんと橋本の主従関係がはっきりしてるということです。そして今回まるで都合よくノブワイルドが内枠になりこの馬はキッキングの横へ…あとはわかりますよね?

スタートで進路をカットしようが馬をぶつけようがプレッシャーをかけようが自由です。なんでか?ここは浦和だからです。

もっといえば橋本と小久保さんの主従関係がはっきりしてる以上に馬主と小久保さん、さらに浦和競馬の組合と小久保さんの主従関係がどっちが上でどっちが下かという話です。

前回の記事やTwitterで冗談半分にこれを貼りましたが浦和競馬場とはそういうところです。でもこれを批判するのはまた違う話です。これくらいしないと浦和競馬場は他の南関や中央馬たちに焼け野はらにされるような場所です。そのなかで小久保さんという育成や人望のノウハウがある人間が一人いるだけで成立してるといっても言って良いです。

少し話が脱線しましたが他の馬たちの横にも小久保厩舎の馬たちが配置されノブワイルドを単騎で逃げさせる体制を完璧に整えました。(ブルドックボスは3着ならありそうな能力はありますので他の潰し枠とは別ですが基本的には4~5着の賞金狙いとみてる)

もちろん本命は
2 ノブワイルド(左海)

散々書いてきた通りでスタートを失敗でもしない限りは磐石。これだけ作戦を立てて勝てなきゃ仕方ないとしか言いようがない。

とはいえ実績も申し分ない。前走オーバルスプリントではワイドファラオ、ヤマニンアンプリメ、サクセスエナジーなどを相手にしない逃げっぷり。地方馬とは思えぬ初速の速さとスタートセンスを生かして単騎の逃げきりを期待。

勝つか大負けするかどちらかの馬。単勝や馬単の頭で買うべきの馬。三連系の中途半端な紐で買う馬ではない。

オッズにもよるが単勝勝負。

三連系はあまりおすすめできない。理由としては小久保厩舎の何かがそのまま残る可能性も否定できない点とコパノキッキングがどこまで上がってこれるか少し見えにくい点もあるため。

コパノキッキングとの馬連を買うなら恐らくノブワイルドの単勝の方が旨味が出るはず。

単勝

2

続いてJBCレディスクラシック

こちらも仕組みは同じです。スタートでなるべく内枠にいてテンの速さがある馬

本命

5 ゴールドクイーン(古川)

戸崎では?と思う人もいるかもしれませんが1の馬は前走50kg、更に京都の不良馬場という輸入ダート馬にとって最高の条件で圧勝しただけで地方の重たく深い馬場には適していない点が引っ掛かりました。一例を挙げるとマテラスカイが京都だと強く地方だと成績が出ないのもこれが大きいです。

この馬は父シニスターミニスターから来るように内包されてるスピード、パワーはすごいものがあります。またこの馬自身は3歳時には芝重賞を制覇し、古馬になってからはかきつばた記念(名古屋)で逃げ勝ちを記録するなどここに来て一段と成長も見えます。シニスターミニスター産駒は左回りも走る馬が多いのでスタートを完璧に決め最内を取ってトップスピードで逃げきってほしいところ。

対抗

3ヤマニンアンプリメ(武豊)

こちらもシニスターミニスター産駒で今年に入ってから充実期に入った感じがある。

前走はスタートで行き遅れたのが響き3着に終わるが今回は枠にも比較的恵まれたことでこの馬なりに3~4番手から競馬をすれば着拾いは可能。斤量こそ前走より1kg加算されてしまうが今年戦ってきた馬たちに比べればレベルは大きく落ちるここはチャンスでもある。ただゴールドクイーンにハナを切られた場合はそれに無理やりついていくと沈む可能性が高い。そういう意味では早めに着順に見切りをつける武豊鞍上というのが大きな強みといえる。

8 ラーゴブルー(吉原)

地方から厳選するなら間違いなくこの馬

最大の魅力は鞍上吉原

ようやく御神本が降ろされて地方の天才に出番が回ってきた。御神本と手が合ってなかったとはいわないがここ2走の内容はとても誉められたものではない。本来先行馬にも関わらずスタートと共にどんどん下げていき何を考えて乗っているのかまったく理解できない点が多すぎた。こんなことを言いたくないが御神本は頭を使って乗っているとはとても思えない。そもそも頭を使っているなら何度も調整ルームに女を入れて騎手免許を剥奪などされない。

少し愚痴が出てしまったが吉原騎手は先行させる馬はしっかり先行させるレースセンスが天才的。短期で日本にくる外国人騎手みたいな騎乗で人気のない馬や各地の重賞でも活躍してる頼りになる鞍上変更の今回は地方馬ながら狙いたい。

馬の能力も決して悪くない。3着に来れば高配当も望める。

単勝

5

馬連

5→3,8(この三頭BOXもおすすめ)

ワイド

3,5,8

こちらも競馬場の形質と能力バランスがはっきりしないので三連系はおすすめしない

長くなりすぎたので③にて2000mJBCクラシックの解説をします。

Twitterのフォロー、いいねお待ちしてます。

ちあきの競馬(@chiakingkhkeiba)さんをチェックしよう https://twitter.com/chiakingkhkeiba?s=09

もしこの予想を読んで的中した!大きな何かがあった際にはぜひお願いします。 図々しいかもしれませんがサポート大歓迎お待ちしております。