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マイルチャンピオンシップの願い

今年も阪神芝1600で行われるマイルチャンピオンシップ。
2連覇したグランアレグリアが引退し、単勝オッズ10倍以下が6頭になりそうな混戦。
その中から優勝する馬はどの馬か、ある騎手への特別な想いだけを胸に書いてます。予想ではなく願いを。
まずは騎手別の成績から。

マイルチャンピオンシップの騎手別成績


全37回のマイルCS騎手成績(勝利数順)

池添の4勝がトップで勝負強さが目立つのと、意外にも横山典、岡部、蛯名と関東のジョッキーが上位を占めている事に驚きを隠せず。
長年このレースを勝てなかった武豊が既に2勝しているのと、地方から来た名騎手が並んでおり、リーディングジョッキークラスが上位を占めているのですが、ふとあの騎手がいないことに気づく。
騎手なのにマイラーとか短距離G1しか勝てないと言われたあの騎手です。

福永祐一のマイルCS全成績


福永祐一マイルCS成績

調べたのがこれです。なんと1勝もしていない。。
福永はJRA地方海外G1合わせて芝ダートマイルG1で17勝しているのに、なんとJRAではマイルCSだけ勝てていないという。
とはいえマイルCSでも2着が5回、3着4回と馬券になった回数では武豊と並んでトップ。
10回以上騎乗した騎手の中ではトップの複勝率。
マイルCSもほんの少し何か後押しがあれば勝てるんだと。
そう何かが。。。

NumberPLUS 競馬黄金の蹄跡


NumberPLUS 競馬黄金の蹄跡


福永との出会いは1999年秋に発売されたNumberPLUS競馬特集号。
不運の落馬事故で引退した天才騎手の息子。この頃の福永はデビュー4年目。父親から受け継いだのは騎手としての素質ではなく、誰からも愛される性格と笑顔って記事だった印象が強い。
何か重なるものがあった。
この時は気になり始めたっていうくらい。
少し後に気づいたけど実際に騎乗技術はまだまだで親の七光り、コネで良い馬に乗っていると競馬ファンには言われていた。

1999年マイルチャンピオンシップ


1999年マイルCS優勝はエアジハード

Numberを読んだ直後くらいだったと思う、たまたまTVから流れてきたマイルチャンピオンシップで2着に食い込むキングヘイローと福永をみたのは。
親の七光りと揶揄される天才騎手の息子と、父は欧州最強馬ダンシングブレーブ、母はアメリカのG1を7勝したグッバイヘイローという世界的な名血ながらG1を勝てない馬の組み合わせ。
なんで福永好きなの、なんでキングヘイロー好きなの。
って昔はよく言われたけど、きっとそういうバックボーンがファンになった理由かもしれない。
あれからずっと応援してる。

願い

ジャスティンカフェは勝てるだろうか。

あの時エアジハードに届かなかった1馬身半。

トウカイポイントに届かず涙したクビ差。

内からダノンシャークに差されたハナ差。

グランアレグリアに立ち向かった0.1秒差。

キングヘイロー「落ち着いていけよ」

エイシンプレストン「焦らず脚を溜めろよ」

フィエロ「最後まで気を抜くなよ」

インディチャンプ「勝てる相手だ、自信を持てよ」

ほんの少しの後押しかもしれない。

最後のチャンスだ。

勝ってほしい。

100日後の君へ

もしも来年の2月で引退するとしたら、G1に乗れるチャンスは数えるほど。
それまでに勝てる可能性のある馬に何回乗れるか。

キングヘイローに騎乗し初のJRA重賞制覇となった東京スポーツ杯、キングヘイローで勝てなかったマイルCS。
100日前の今週に2レースがあるのは何か不思議な気持ちになってる。

そしてきっと100日後には、笑顔の勝利騎手インタビューが見れることを期待してる。
落馬しないように、ご無事で。

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