自分の子供にさせられない事を広報キャラにやらせるな

※追記:ご当地キャラや企業とか団体とかの広報キャラについての話なのに、タイトルだけ読んで意図とかけ離れた反応をしてくる人が何人もいるのでタイトルを修正して内容を追記しました。

 また萌えキャラコンテンツで炎上が有ってどんな言い掛かりを付けられたのかと思って見てみたら、まるでエロゲのように男を誘う言動やふるまいでああこりゃアカンわ。それをよそから売り込んでいるご当地キャラでやっているのだからたちが悪い。
 そうなってくると決まって「表現の自由! 嫌なら見るな!」と必死になる人たちがTwitter上に次々現れるのですが、公然と公共の場に出されたものに「嫌なら見るな」は無いだろうと思います。

 わたしはエロだろうがグロだろうが誰かがそれを「作るのは」一向にかまわないのですが、それを「表現の自由の偉大なる成果」とばかりに世間に誇示するのは自滅行為だと考えています。
 どうやって弁を弄してもエロゲのノリで作ったコンテンツを社会に強引に認めさせるのは無理筋です。エロゲ的表現しか知らない、作れないのだとしたら視野が狭すぎる。エロゲは社会のスタンダードではないしなり得ない。それを社会にゴリ押しするといつかドカンと来ますよ。

 自分の子供にさせられない事を自分の企業や団体や地域の広報キャラにやらせるな、という単純なルールでよろしいかと思います。

 わたしも弟子達の絵を作るのを専門のイラストレーターさん方にお願いしますが、ご高齢のお客様にその絵の存在を当然に知られるものと考えていますし、まして表装美術展にその絵を使った表具を出すとなりますと尚更神経を使わなければならない。現に会場で「こういう絵はここに合わないんじゃないか」とお客様に言われた事あります。この作品がですよ。

 ひとつ間違えれば表現のチキンレースになりかねない。こうした場に出すものは正統派の和装ベースでお願いするようにしております。
 使う場所がネット上とかサブカルイベントとかに限られる絵はもう少し思い切ったものにすることもありますが、それでもやり過ぎには注意しております。

 以前SEIKAサブカルフェスタで同時に出した方の中に動画をタブレットで流している方がいたのですが、3Dモデルが踊っている中ではっきりとパンツが見えてしまっている。それを来場者さんが見て「パンツ見えてる!」と言っていたのを出展した人も聞いているはずなんですが、その次のひめじSubかるフェスティバルのひめもえで全く同じ動画を流してまた「パンツ! パンツ見えとうやん!」と言われておりまして。
 ひめもえ2021その2ではうちで動画を取りまとめてサイネージ借りて流す事にしました。その際にお預かりした動画は念の為確認しております。

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