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少年ジャンプ2024年11号感想

2024/02/12発売
表紙:超巡!超条先輩
巻頭カラー:超巡!超条先輩
センターカラー:アオのハコ
センターカラー:アンデッドアンラック
センターカラー:魔々勇々
読み切り:人と竜(波風凪)

今週から超巡!超条先輩が連載開始。入れ替わりにアスミカケルが連載終了となりました。おつかれさまでした!また、僕のヒーローアカデミアが作者体調不良にて休載。お大事になさって欲しい。

先週の暗号学園とあわせて好きな作品が2つも終わってしまったので、なかなかショックが大きいですね。とはいえ毎週全作品を読んでいることを考えるともはやどの作品が終わってもショックを受けるような気もします。ジャンプ、もうちょっと厚くなって25作品くらい連載してくれませんか?他人事だと思って無茶を言うなという話ではある。


超巡!超条先輩

第1話 超能力巡査長

読切のときに好きだな~と思っていた話なので連載になってうれしい!!!また、現状ギャグ・コメディの枠が僕とロボコ、ウィッチウォッチ、キルアオくらいなので(夜桜さんちの大作戦と鵺の陰陽師はしばらくバトル展開になりそう)、気軽に読める枠の作品が増えるのも普通にありがたい。ウィッチウォッチやキルアオよりもギャグ寄りっぽいところもいい。

新宿モチーフだったり、昼行灯っぽい主人公だったり、雰囲気は銀魂に近いところもありつつ、警察であることで話の倫理観をコントロールして……してるか!?

していくんだと思います。

男女バディものっぽいところは前作品の左門くんはサモナーの系譜も引き継いでいて、新規読者にも以前からのファンにもうれしい作風なのも本当にいいですね。

今回の1話は読切のブラッシュアップって感じだったので正直目新しさはなかったんですが、安定した面白さを提供してくれそうな雰囲気がすごくて今後に期待が高まります。

応援のためにアンケートも入れちゃった。

SAKAMOTO DAYS

DAYS 154 狂敵

南雲、「○○は……」からの「殺した」は完全に敵サイドムーヴなんだよなあ……。ついにミニキャラからも笑顔が消え、「友人の死の真相を知りたい」って言っていたのにいざ仇敵を前にしたら即死狙いで的確に心臓を刺していく殺意の高さが凄まじい。しくじった後もかなり落ちついた様子なのが殺し屋としての格の高さを感じさせてくれて好きです。

ただ、これでスラーが死んでないのは南雲の技量がどうこうというよりもスラー側の体に原因がありそうなんですが、この意味深な引きはどう見ても赤尾出現フラグなので来週あたりめちゃくちゃになるのかもしれません。

ちなみにミニキャラで状況を説明してくれたのはありがたかったんですが、神々廻を追っていったはずの周が行方不明になっていたり、キャロライナ・リーパーさんが単独行動になっていたり、結構ツッコミどころが満載でした。というかこのミニキャラ、いつもと絵柄がちょっと違う気がする。なんかこのままグッズにできそうなかわいさですね。

先週もびっくりしたんですが、たたみかけるようにシンが「南雲じゃないのに蘇生した」ことを責めていて、主人公陣営でこの冷酷さはすごいなと思いました。世界観がシビアすぎる。「仲間を救いたいという気持ちは貴様らと同じだ!」って鹿島の方がよっぽど主人公メンタルしてるんですよね。そもそも鹿島は秩序側の人間ではあるので、良くも悪くもスラーと出会ったことが大きなターニングポイントになったんだと思います。

ここで坂本・シンに神々廻が合流、それに対峙する熊埜御とハルマという構図は予想外でした。熊埜御の楽への異常な執着はアルカマルの闇を思わせますが、顔を掴まれている楽がマジで嫌そうな顔をしているのでちょっとおもしろくなってしまう。マジで嫌そう。

神々廻との面接(「名前は」「実務経験何年や」)を経て実質ORDERに出向する形になったシン、実は7年の下請け勤務をしていたことがわかって普通に世知辛い。というか、シンは今21か22くらいなはずなので、中学生くらいから殺し屋をやっていたことになりますが、これもだいぶサカモト世界の闇だと思います。

シンを信じてスラーのところに向かう坂本のシーンはシンの成長と2人の絆を感じられて大変よかったです。超能力が封じられているはずなのにこの動きっていうのはかなり成長しているのでは!?

また、坂本が地下に向かっていることで、坂本・南雲・赤尾(有月)と麻樹の最悪の同窓会が開催される可能性が断然高まってきました。ここまできたら表紙・巻頭カラーで盛大にやって欲しい。

呪術廻戦

第249話 人外魔境新宿決戦㉒

既に「領域展開」の概念すら曖昧になってきているのでザクッとした感想になってしまうんですが、乙骨の術式は一見ランダム性が高くて使いにくそうに見えて「一つを選択して必中術式にできる」という点だけでかなり便利な術式なんじゃないかなと思います。コピー&必中術式にランダム術式がついてるくらいの認識で運用すれば良さそうに見える。制限もない。

とはいえ宿儺は1つの必中術式だけで勝てるはずもないので術式がどんどん繰り出す理由にもなるし、コピー能力は絵的に派手なのがいいですね。同時に、なんか投擲武器みたいになっている虎杖もおもしろくてよかったです。笑っていいシーンなのか結構悩んだし、未だに答えは出ていません。

宿儺が余裕ありすぎて勝てるかどうかわからないと思っていましたが、ダメージはしっかり蓄積されていることがわかり、そういう意味でも盛り上がってきましたね。そんな中、だいぶマズそうな状況にも関わらず、落ちついて現状を把握している宿儺の強者感もいい。

そしてマジで行けるか!?と思わせてからの、本人の術式をぶつけるという熱い展開。言われてみればコピー能力あるあるではあるんですが、ここでそれが出てくるとは思っていなかったのでめちゃくちゃ興奮しました。

これ……、マジで勝てるんじゃないですか!?(フラグ)

キルアオ

page 40 風紀委員と殺し屋

サーフィン編が一息ついて、幻獣組再び。殺し屋と幻獣組は交互に参加(?)してくるものだと思っていたので、ここで幻獣組が続いたのはちょっと意外。

今回は副部長とフラグが立ちそうな雰囲気を漂わせながら「正義の幻獣組(ユニコーン)」「風紀委員の特攻隊長」「警察官と同じ権限が与えられている」十文字獅童が登場。属性が盛られすぎていて1人でお腹いっぱいになる。

ここに来て殺し屋であることが法的にマイナス要素になってくるのは盲点でした。殺し屋であることがバレないように……という話になっていくんだと思います。というか普段からそこまでヤバいものを携帯してきているとは思っていなかったので結構びっくりしました。

しかもこの学校には既に殺し屋が4人ほど潜伏している(内2名は家庭科部)ため、獅童の嗅覚は明らかに本物です。このタイプでちゃんと能力(?)が機能しているタイプはめずらしい。

【読切】人と竜

波風凪

位置とページ数的に僕のヒーローアカデミアの代わりに掲載されたのかな?という感じ(これが失礼な発言だったら申し訳ありませんが、他意はないです)。

人々を救うために竜の逆鱗が欲しい!という人間とそれを試す竜の話。上位存在に試されるタイプの話はベタではありますが、竜の体の上でしぶとく過ごす男の姿と絵柄がきれいにマッチしていて印象的なマンガになっていたのがよかったと思います。

なので、逆にオチは個人的にはちょっと蛇足感がありました。連載1話目だったら2話への引きとしていい感じだったかもしれないんですが、読切りであればあくまで「人と竜」の関係で見たかったという気持ち。ただこれは個人の好みの範疇なのでこういうのが「なし」かといえばそうでもないと思います。

好きな作風だったので、また読切が載ることがあれば注目していきたいです!

アオのハコ

#136 ファイト栄明

ハッピーバレンタインセンターカラー。千夏先輩ってこういう表情するんだ。

先週の悲しい雰囲気を引きずり過ぎない感じで次章への準備回という印象。登場人物それぞれの今後の課題が見えてきた感じがあります。

落ちついた回だな~と油断させてからの「好きだよ」の破壊力もよかった。これって恋愛マンガだったよなあ!!!って定期的に再認識させてくれるところが好き。

千夏に彼氏疑惑が出ていたり、大喜の応援に千夏が来るフラグが立っていたりするので、そろそろ周りバレ展開はあるのかもしれないですね。

ウィッチウォッチ

143 Have a luck belongs to the good day and good day

空耳でへべれけべろんべろんぐでんぐでん。いいサブタイトルだと思いますが、このサブタイトルのスペルがあっているのかどうか普通に不安(手打ちだから)。

季節のズレは気にしない形で大晦日回。このズレ、大きくズレていれば気にならないんだと思うんですがちょっと遅れてる!感があるので毎回気になっちゃうのかもしれない。気になるだけで嫌なわけではないので構わないんですが……。

アルコールを摂取していないけど酔っ払った状態になる魔法やそれに類似するもの(君のことが大大大大大好きな100人の彼女でもあった)を見ていると、そう言えば未成年がアルコールを摂取しちゃいけない理由ってなんでなんだっけ……という気持ちになります。あとでちゃんと調べておこう。

魔法でめちゃくちゃになっているところに「これはニコの魔法のせいなのよ」「モイちゃんはいつもしっかりしてるのよ」というフォローがちゃんとあったのはよかったですね。ここで本人の普段の姿が全く評価されないとかになったら悲しすぎる。

また、先週号に続き、モイちゃんが報われる回だったのもホッとできてよかったです。

あかね噺

第97席 微笑ましい

ここまでバトルマンガやスポーツマンガの様相を見せてきたあかね噺ですが、今回はここにきて「芸」がテーマになっていることの重要性が活きた回でした。

技術が伸びるだけでは駄目で、そこに「その人」のキャラクター性が必要だというのは芸術系テーマを持つ物語ではよくある展開ですが、ここまでのあかねが抱えていた「出来る女になりすぎている」という問題点はちゃんと今までの描写から「確かに!」と思える描き方をされていたのでこのマンガ、上手すぎる!!!って気持ちになりました。ネームでも作画でもそれが徐々に表現されていて、作中で指摘されるまで読者も気がつけない構造になっている(もちろん気付いていた人もいると思いますが)。

やっぱりマンガが上手すぎる。この高座の行く末だけで魅せるのではなく、あかねというキャラクターを魅せる回を挟んでいるところもとてもよかったと思いました。

アンデッドアンラック

No.194 Beast

あかね→アンデラの流れは先週と一緒。こういうのに気がつけるのが毎週感想を書いていて楽しいところですね。

センターカラーはバトルマンガらしさを全面に出した構図。しかし(ライティングの影響も大きそうだとは言え)今回の面子は白髪が多いですね。

ループしてからちょっと忘れかけていたクエストの概念再び。今回で神を倒す気満々の風子はゲームのテクニックも駆使してUMAビーストの討伐メンバーを風子・春歌・トップに決定。ちゃんと把握できてないのでここでどうしてポイントの譲渡が必要だったのかあんまりよくわかってないんですが(※)、このまま読んで大丈夫そうだったのでそのまま読みます。最近こんなんばっかかもしれない。

※ 席を増やすのに使ってましたが、そんな使い方出来たことを初めて知った。

UMAの数と否定者の数の不釣り合い、UMAムーブと不動の否定者のセット、やっぱりこの辺で「器」の話は出てきそうな雰囲気。個人的にこういう世界観設定の話が大好きなので先週から盛り上がりっぱなしです。

ここでジュリアが出ないのはちょっと残念ではあるんですが、不停止(アンストッパブル)でどうやってUMAビーストを倒すのかは普通に気になるので次週も楽しみ。

逃げ上手の若君

第144話 まつりごと1338

12才の色仕掛けに騙されて「人として……」って落ち込む辺り、その辺の倫理観はしっかりしてるんだ……と感心してしまいました。というかこのくらいの年代だと12才でそういう対象になるというのはそうめずらしいことでもない気がするんですが、その辺はジャンプコミック的配慮なのかも(ここは調べてないので見当違いのこと言ってるかも)。

派手には派手で返すんだよ!!!とでも言いたげに北畠顕家が再登場。何やってんだお前感がすごいですが、こういう立場の人間だと現場の士気のためのはったりも必要なんだな……(今回は部下も気付いていそうですが)。

命を賭けて戦うには「理由」が必要で、将はその「理由」であらねばならないのかもしれません。歴史物にこれを言ったら終わりですが、すごい時代があったもんだなと思います。

カグラバチ

第20話 神奈備の武器

おもしろ男、妖術師であることがわかってますますレギュラー入りの予感がしてきましたが、彼がこのままレギュラーになると、チヒロ・シャル・おもしろ男でチヒロのPTがだいぶおもしろいことになってしまう。でも近接職・ヒーラー職・詠唱職でバランスは結構いいかもしれません。

先々週から出てきていた緋雪がここでチヒロの前に立ちはだかり、先々週私は

あと最後にイケメンが出てきたので、イケメンが出てきた!!!ってなりました。

先々週の感想

こんなことを言っていますが、もしかしたら緋雪、女性かも。

神奈備の立場的に緋雪の言い分もわかるんですが、最終目標は近いところにある者同士が戦っている場合でもない状況が近付いてきているところなので、ここのバトル・因縁はあまり時間をかけず、被害者もなしで(もういる)サクッと解決してくれるとうれしいところ。

しかし例によってあまり読み込めていないので、妖刀ではないが妖術より強い(?)異能、「炎骨」というのがなんなのかあまりよくわかっていない。流石にこれは来週までに復習しておこうと思います。

魔々勇々

No.21 「戦慄!~恐怖のおばけ屋敷の巻~」

攫われたエリシアと様子のおかしいサディコ、想像以上に様子がおかしくて怖い。

サディコとモニカの世界の事情もなかなか重苦しく、勇者側の力が強くてもこんな状況になるんだ……、世界から争いが消えることはないのかも……という気持ちに。

サディコ、霊を扱うだけあって仲間に出来ればストーリーが進みそうだし世界観の解明にも繋がりそうな雰囲気があるので、このまま仲間になって欲しい。

しかしコルレオの周りどんどん女だらけになってきたな……。

鵺の陰陽師

第37話 淤刀

鵺の陰陽師名物(?)、変換できない漢字のサブタイトル。

そして魔々勇々に引き続き周りがどんどん女だらけになってきているこの作品、今はそんなことを言っている場合ではない状況に。

幻妖のレベルに対する強さというのがまだはっきり理解できていないところもあるんですが、レベル3にしては相手が強くて結構ハラハラしますね。強いというか、人型ではないのに結構知能あるのが怖いのかもしれない。

兄妹協力戦線、最初は全く上手くいっていませんでしたが、段々息が合ってきているのは普通にうれしい。「ここで決める!」からのセンターカラーで次回ですっきり倒して欲しい。

夜桜さんちの大作戦

作戦213. 一と二

長男がしっかり働いてくれてよかった!と思っていたら向こうの長男(?)もちゃんと働いていた。狂一郎はもっと温和に行くかと思ったんですが、この状況だと余裕がないという判断なのかも。

流石に狂一郎と二刃が揃っていればそうそう負けはないだろう……と安心していたら「双子は殺す」という発言(主に「あるふぁを殺す」というところ)でひふみが開花。

味方のパワーアップシーンなので盛り上がるところではあるんですが、表現的にやや邪悪な雰囲気も感じるため、このパワーアップは本当に大丈夫なのか?というのと、そもそも「双子」そのものになにか不穏な秘密があるんじゃないか?という展開に。

しかし最近、二刃もひふみもめちゃくちゃかわいくていいですね(本編がシリアス展開で言うタイミングがなかったので最後に)。

グリーングリーングリーンズ

第10話 「ないものねだり」

オリバーとオリバー弟の確執は思ったよりもサクッと解決。元々オリバー側にも弟側にも歩み寄る意志自体はあったからこそという感じではありますが、そういう感情があってもそれぞれの「才能」によって拗れることがあるんだなというところがリアル。見た感じ両親が完全に悪いわけでもなさそうなので、不幸なすれ違いという話ではあるんだと思いますが……。

オリバー弟説得時の珀の話、主人公ではない〝我々〟の話はぐっときました。メタ的に見たら珀は主人公なんですが、主人公が主人公ではなかったところから描くという試みはゴルフという題材と相性がいいように思います。

素人スタートというのはスポーツものに限らず題材としてありがちですが、それを自分自身が自覚している、という主人公性が好きです。

ただ「オレ本気だよ」って言ってるシーンの目は明らかにただ者じゃないよ。

僕とロボコ

第172話 デジタル作画とロボコ

なんかもうこんなことジャンプでやっちゃって良いんだ!?って感じでよかったです。

マンガを書かない人にはあんまり興味ないんじゃないかな……という心配もありますが、逆にマンガ技法についてちょっとでも触れてもらう良い機会でもあるのかもしれません。レポマンガまで行くと逆に読みづらくなっちゃうと思うのでこれくらいがいい案配なのかも。

オチで「今回のロボコそのものがいつもと違ってデジタル作画」というクソデカ楽屋オチが来るのもいい。本当にいいのか?

前のウィッチウォッチのスイカゲームといい、今回のCLIP STUDIO PAINTといい、実際の商品名(許可済みだと思いますが)がバンバン出てくるの……、私は結構好きです(好き嫌いがわかれそうだとは思う)。

累々戦記

第9話 刃と銃と家と下駄

修行してるっぽいしそのうち朝風の戦闘手段も増えるだろうと思っていたら、なんかマヨイガが進化したので笑ってしまった。使える道具が増える方向性じゃなくて道具の使い方にバリエーションが出てくるタイプなんだ……(これから増えるのかも)。

意外にも犬猿系のバディではないので、朝風が強くなってくれば共闘はかなり安定しそうな印象。涅森の性質的に無理なんだとは思いますが、この2人は組織内で戦った方が結果を残せそうな雰囲気があります。

凪斗、戸神の合流が早かったのは予想外でしたが、絵的には派手になったので良い感じ。あと、9話まで連載していて絵がずっときれいなので、書くのが結構早い方なのかな……。他がどうこうというわけではないんですが、このタイプの絵柄だとこのクオリティを週刊誌で保つのって難しそうなイメージ。

余談ですが、凪斗と戸神って書いているとダンガンロンパを思い出します(漢字は違う)。

ツーオンアイス

第19話 I Write Sins Not Tragedies

もうオリンピック始まっちゃった!!!と思いましたが、最初はシングルから。ペアの競技人口が少ないという現状、シングルの様子でスケート競技の難しさを表現するっていう構成は上手いですね。隼馬がシングルを滑ったエピソードが活きるのもいい。

スケートの怖さから一転、それよりも恐ろしい存在として描かれる空天雪の演技が今から楽しみです。なんか本当にスケートを見ているみたいな楽しみ方ができて楽しい。

アスミカケル

Final Round 明日見

話数としては32話にて最終回となりました。

この回で二兎ではなく一狼にフォーカスすることで二兎の在り方を間接的に描いたのは、限られたページ数で二兎の魅力を引き出すための演出だったんじゃないかなと思いました。二兎だけではなく、祖父も一狼もそれぞれが格闘技に対して真摯に向き合っている真面目なマンガらしい最終回でした。

個人的にはずっとおもしろいマンガだったんですが、このマンガの良い点でもある「真面目さ」によって、物語の派手さや話題性にやや欠けてしまったことが掲載順が伸びづらい一因だったのかな~という気もします。欠点ではない部分の話なので難しいところなのかも……。

常に格闘技に対する敬意が感じられ、登場人物たちも真面目で読んでいて気持ちの良いマンガでした。

次回作も応援しています。

少年ジャンプ2024年12号 予告

新連載の2つめがスタート!私はホラーが苦手ではあるので、読めるレベルの怖さのマンガだと助かるな~~~と思っています。

あとやっぱりONE PIECEがある号なので非常に楽しみ。

2024/02/19発売
表紙:Dear Anemone
巻頭カラー:Dear Anemone
センターカラー:あかね噺
センターカラー:鵺の陰陽師
センターカラー:超巡!超条先輩

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