見出し画像

少年ジャンプ2024年15号感想

前号:少年ジャンプ2024年14号
次号:少年ジャンプ2024年16号

2024/03/11発売
表紙 :呪術廻戦
巻頭カラー :呪術廻戦
センターカラー :夜桜さんちの大作戦
センターカラー :グリーングリーングリーンズ
読み切り :空への標

表紙は呪術廻戦。宿儺+新旧主人公と豪華な構図で、付録のシールあり。デフォルメのかわいい虎杖、乙骨は確かにちょっとスマホケースに貼りたい。こういうのあると紙版買おうかな……、という気持ちになります(今回は結局買いませんでした)。

今週はONE PIECEが休載なのでちょっと寂しいですね。


呪術廻戦

人気投票

人気投票開催!!!呪術展の新情報も出てきたところでラストスパートに向けてますます盛り上がっていくのを感じます。今回は私も参加できそうなら参加しようかな。おそらく最後の人気投票になると思うし、今から結果が気になります。

巻頭カラー

今回の巻頭カラーは1枚イラストではなく、宿儺を急襲する真希のシーンを切り取ったもの。本誌の白黒でも迫力のあるシーンでしたが、見開きカラーで見たときの迫力もすごい。虎杖もだいぶびっくりしています。

また、26巻(2024/04/04発売)の書影もさらっと公開。呪術は1巻1キャラ形式で1キャラにつき1回縛りだと思っていたので、ここで五条が来たのは意外でしたね。しかも選ばれたサブタイトルが「南へ」私が五条の女だったら26巻を10冊くらい買っていたと思います。書店キャンペーンもありそう。

第253話 人外魔境新宿決戦㉕

「最強の一級術師は誰?」という問いかけから始まる強い掴みの回。冥冥、七海、五条が「日下部」と回答する中(五条は「御三家抜きで」という前提あり)、日下部は「俺と宇佐美以外の誰か」と回答。おそらくこれは「強さ」の定義によるものだと思いますが、正直意外でした。今後の活躍でこの意味がわかるのが楽しみです。

そしてシーンは宿儺と真希の戦闘へ。五条のときとは違って日下部も援護に入りつつも、真希が呪術を使用しないフィジカルファイターなので今までとはちょっと趣の違う戦いに。それにしてもこのアクションシーン、作画カロリーがすごそう。

この戦いにおいて宿儺は「呪術と肉体、どちらが優れているか?」という命題に対して「自分を呪術の代表格」として使命感を覚え始めるんですが、それがまさに「呪いの王」らしくて唸ってしまいました。単語と物語の繋がり方が美しい。

また、この構図は奇しくも五条vs甚爾にも、夏油が抱えていた「呪術士と非呪術士」の対立構造にも似ている気がして、これがこのマンガの最終テーマでもあるのかな……、とドキドキしながら読んでいます。また、そう考えると五条vs甚爾の際に初めて五条が使用した(うろ覚えですが多分そう)反転術式を宿儺は使用していないというのも何か意味がありそうな気がしてくる。考えすぎかも。

その使命感からか黒閃を真希にブチ当て、最後の一人ってまさか俺!?(日下部)というところで今回は〆。ここで休載って……、それこそ「え…マジで?」だよ(続きを読みたいためこんなことを書いてしまいましたが、先生には十分お休みを取っていただきたいと思っています)。

アオのハコ

#140 先輩としての想い

今回はがっつりスポーツ回でした。針生視点、大喜が育たなければここで苦戦することはなかったのに……、という、ある意味では千夏と夢佳にも似た状況に。

夢佳のときもそうだったんですが、このマンガの部活のあり方ってあくまで「部活としての真剣さ」にフォーカスしているので、こういう戦いに説得力があっていいなと思います。「勝利すること」以外に得られるものが何もないからこそ、純粋に最高の状態の敵と戦いたいと思えるのがよかった。それにしてもどっちも負けてほしくなくてつらいので、せめて悔いのない試合になって欲しいと思います。

SAKAMOTO DAYS

DAYS 158 超相撲

サブタイトルで既にちょっとおもしろくなってしまっている。

相手のスポーツにこだわる性質を利用して相撲を申し込んだシン。ハルマもシンもお互いに「相撲ってスポーツなのか?」と思ってるあたりお互いにスポーツ判定がガバガバで笑ってしまう。緊迫したシーンなのに絶妙に緩い。殺スポーツマンシップって何?

しかし、シンのグローブの性能をこの短い時間で見抜いている辺りはハルマも手練れって感じでよかったです。そこからのデス土俵(押し出されたら死ぬ土俵)もどうしてそうなったのか全然わかりませんが(刀剣を投げて柄の方を床に突き刺す技術があるならそれでシンを攻撃した方がいい)、なんかフィールドが派手になったのでよし。今さら突っ込むほど野暮でもありません。

噴水→凍結弾→超猫だましで相手の平衡感覚を奪う、というのは相撲で挑んでおいてやや卑怯な気はしますが、事前に「殺しにルールはない」という発言もあり、おそらくセーフ。というかそもそもハルマの場合自分が強すぎてスポーツという枷を自分に課しているだけなので、相手がスポーツから逸脱しても別に気にしないのかもしれません。途中で競技を相撲からアイスクライミングに変えちゃってるし。それでも一枚上手というのはアルカマル組の底知れなさが感じられてよかったです。

また、シンの使った新しい超能力(?)は相手の行動を制限するもの?
先日読んだマンガに(ネタバレのため作品名は伏せます)、「自分から発生させた電気信号で相手の行動を制御する」という能力があったので、それに近い能力なのかもしれません。単なるサイコキネシスかテレパスの一種の可能性はありますが、自由に使えるんだとしたら相当強い。流石に強すぎるので発動条件があるかも。今回みたいに2人とも水に浸かっている必要があるとか……。

動きを止めたハルマに一撃入れたとはいえ、これでハルマが倒れるかは、五分五分くらい?倒せていたとしてもシンは指を逆パカされているので(普通に痛そう)、しばらく戦線離脱かな。

それにしても今回でハルマから見覚えがあるようなことを言われたり、超能力の強化イベントがあったり、不穏な出生が仄めかされ始めたので近いうちに回想イベントがありそうな雰囲気。

夜桜さんちの大作戦

作戦217. ひふみの選択

先週の引きから帰る気満々だったひふみたち。「当主として」のひふみの選択に従う形で狂一郎、二刃も撤退することに。この選択が今後の展開にどう響いてくるかはわかりませんが、事前に六美と面接したときの「選択」を実践することになる、という流れはきれいな着地でした。

ひふみの「二を助ける」という決意が叶うことを祈っています(小さい子がひどい目に遭って欲しくないので)。

ところ変わってあるふぁのターン。こっちもなんらかの試練がありそうな雰囲気、かつ、まだ甥っ子にしてやられる一家ではないところも見せてくれていい滑り出し。こちらでも旦の子どもとの邂逅イベントと、あるふぁの「選択」イベントはありそう。

ウィッチウォッチ

147 アタシは刃

身も蓋もない言い方をすればちょっといい話の回。敵キャラ救済イベントとも言える回でした。ただ、数話に引っ張ろうと思えば引っ張れる話を1話できれいにまとめているところに作者の技量を感じます。

望まない物を持って生まれてくることは望む物を持たずに生まれてくることよりつらいことがあるのかもしれない、ということを考えさせられる回でもありました。この辺はもう永遠のテーマなのかもしれません。

ラブカは価値観自体は一般社会に馴染むものであったからこそ不安定になっていた部分があるタイプだったので、この先も転瞬の魔女として誰も傷つけずに生きていく道を探すんだろうなと思います。ただそれは、ラブカひとりでしなければならないわけではなく、親からの愛や友人からの手助けがあってもいい、という〆もよかったです。

というかこのマンガ、スルッと進級も視野に入れてきた……。全然関係ないですが、日本刀を持って登校することが許可されている高校生と聞くとあんさんぶるスターズ!の神崎のことを思い出します。そんな高校生何人もいてたまるか。

僕のヒーローアカデミア

No.416 こじ開けろ!緑谷出久!!!

エリちゃんが激戦の地に行ってしまうんじゃないかと不安でしたが、ちゃんと止められていたのでよかったです。

今回はデクが「応援したくなるヒーロー」であることについての話だったんだと思いますが、それに対する感情が人によって様々なのが印象的でした。特に印象に残ったのは「心配すんのは信用してねェってことになんのかなあ?」というセリフ。

これはバトルマンガで(ヒロアカもバトルマンガではありますが)、同陣営の対等な相手に対してはそうかもしれないけど、今回の場合、デクは友人なんだから心配くらいしてもいいよ!!!って勝手に答えを出してもらい泣きしてしまった。優しすぎる。

しかしまあ、交錯する記憶の中でついに現れた「あの家」で何が起こるのか、もうあんまり考えたくないですね。つらいことしか起きない気がするので……。それでもどうか、デクなら……、と思わされている時点で私も堀越先生の手のひらの上ってことなんだと思います。

本当にどうかこれ以上悲しいことが起きないで欲しい。切実に。

あかね噺

第101席 だからだよ

ここで序盤の父とあかねのやりとりをもってくることあるんだ……、ともはや構成が上手すぎて呆然としてしまった。父が初めて見に来た高座、という前振りもあったしなにかしらあるんだろうなとは思っていましたが、こう上手くストーリーにハマるとは思ってなかったので本当に驚きました。

正直、客席でくしゃみ(?)って反則みたいなもんだとは思いますが、これも「落語」という媒体だから起こりえたことで、これがテレビ番組とかそういうものだったら起きえなかったということも含めて「落語」というテーマをしっかり活かしているというすごさ。感服するにも程がある。

あかねが落語をやっていることをどう思っていたのかは気になっていましたが、ここは「本当はあかねに落語を楽しんで欲しかった」「自分のせいで余計な重荷を背負わせてしまっていた」と、あかねのことも落語のことも愛している、というパーフェクトな回答。そして、その重荷をあかねはもう背負っていないんだ、と解放された父の涙……、最近のあかね噺、信じられないくらいおもしろい。

おもしろいだけでなく、落語に対する真摯な向き合い方、ストーリー構成の上手さが本当に群を抜いている。本当におもしろい(何度でも言う)。

Dear Anemone

第4話 獰猛

もう研究所に着いちゃったし、そもそもこのマンガの方向性ってどうなるんだろう……。というのを気にしながら読んでいましたが、4話まで読んでみた感じだとホラーやパニックサスペンスと言うよりもバトルものっぽい雰囲気。

敵も人間(または人間に準じた存在)かつ、組織として動いている様子なので、今後は主人公陣営と敵陣営の組織的な対立になりそう(とはいえ主人公陣営の上の人間はなんか知っていそうだったのでその辺でもごたつきそうですが……)。

今回は「ラーテル」の能力を使う敵が出てきたので、次はあの動物、その次はあの植物、みたいな感じで色々な動植物の能力が入り交じる感じの異能バトルっていうのは結構おもしろそうだなと思います。

グリーングリーングリーンズ

第14話 「理想を追う才能」

オリバーが王賀に喧嘩を売るためだけに無茶振りしてきたわけではなく、ちゃんと勝算があって勝負を提案してくれていたのがわかってよかったです。その「勝算」がかなりわかりやすかったのも好印象。初めてのグリーンなのでこれくらいわかりやすいと助かる。実際、私は「キャディに入る」とかもよくわからないけど雰囲気で読んでいます。

正直、ここでオリバーの100yをコピーして「この主人公は人のフォームをコピーする能力でやっていくマンガなんだな」になるんだと思っていたんですが、ここで「他人ではなく理想の自分を再現する」という方向に持っていったのはすごい。これって「練習がそのまま力になる」というメッセージ性があり、かつ「最高の自分を確実に出力することの難しさをやってのける」というすごさはゴルフをやっていない読者にも伝わるという点ですごくいい描き方だと感じました。

というか、この「自分の動作を寸分の狂いなく再現する」という能力は以前のゴルフの読み切りの主人公がやっていたので、ここでこう繋がってくるんだな……、というのも感じられてよかったです。

ここから読めます。

超巡!超条先輩

第5話 爆走巡査長

5話でもうクビになるローボくん、笑ってしまった。先週の感想で「レギュラー化するかはわかりませんが……」みたいなことを言っていたんですが、それ以前にクビになるとは予想できませんでしたね。なんか同僚(?)にも煽られてるし。

毎回のことなので毎回書くのもあれですが、マジでツッコミの語彙力がキレキレすぎる。怖いくらいよく切れていて、何回も読み返してその都度笑っています。今回は「もうびちゃびちゃだよ こいつの寝耳」が良すぎて話の序盤にこんな面白フレーズ使っていいんだ……、と思いました。

これは私の贔屓目もかなりあると思うんですが、超条のパロは元ネタを知らなくてもあんまり置いてけぼりにはならないラインで攻めてきてくれているのがいいですね。このラインで今後もやっていって欲しいです。あと200話くらい。

逃げ上手の若君

第148話 敬意1338

こんなに美しく、北畠顕家がこんなに柔和に笑う場所がこの世ではあり得ない……、からの現世じゃん!!!は笑う。モーターボートの夢が完全に高熱の時に見る意味不明な夢になってしまっている。

「逆さ凶」で死ななかった理由はわかりましたが、2回も後出しで「実は威力を殺していたのです」をやられてしまうと今後こういうシーンが来たときに「今回も大丈夫だろう」になってしまうので、このくらいにしておいてもらえるとありがたいですね。

北畠顕家からの敬意、新田の若殿からの信頼(?)をつけてこれから!というところで忍びの夏の寝返り。気になるところですが、玄蕃が謀略を巡らせているとのことなので、まだ大丈夫な気がします。

解説上手の若君「当時の悪口について」

「お前は俺の息子だ」というのが遠回しに相手の母親を貶める悪口になっている、というのはわかりましたが、少年ジャンプでそれ言うのはヤバいでしょ!!!(でも少年ならまだわかんないかも……)という気持ちに。悪口にも色々あるものですね。

キルアオ

page 44 乗り込め春電バス

覚悟を決めたら迷いなく発砲出来る辺りはやっぱりプロ。ここで獅童が下手に十三に飛びかかって戦闘の邪魔をしたりしない辺りはヘイトコントロールが上手いですね(これはどっちかというとメタ的な話)。

色紙を撃たれて怒ると思いきや喜ぶなど、殺し屋もガチファンでおもしろい。SAKAMOTO DAYSと一緒におもしろ殺し屋コンテストとかやって欲しいところ。

今回、ただの面白男に見えていた猫田もかなりの実力者であることが描写されていて(そもそも十三と組んでいるため、実力があることはわかっていたとはいえ)、こういうの大好きなのですごくよかったです。

しかし、ラストの十三&獅童コンビ、人相悪すぎて両方殺し屋みたいだ。

僕とロボコ

第176話 仲直りと二人

先週「最近はガチゴリラが巻き込まれで理不尽な暴力を受けがちなので、彼の心が休まる回も欲しい」って書いたら今回本当にそういう回が来たので、ちゃんと作者の方でガチゴリラバロメーターは管理してるんだな……、と思いました。

しかし、「生まれたときの体重」は自分でも自分のグラム数がわかるか微妙なので、相手のグラム数わかるのちょっと怖いなと思いました。そういう回だから怖くなって正解ではあるんですが、なんか本当に怖くて……。

強いて言えばOMのロボコが一番わかる可能性が高いと思う(規格があると思う)。

カグラバチ

第24話 狩人

最近、話の核がしっかりしてきたので、毎週ぼんやり読んで感想書いてるだけだと追いつけない部分が出てきていて……、いいことだと思うんですが、私はちゃんと単行本を読み返した方がいいと思います。せっかく1巻買ったので。

真打だけが厳重な理由はきっと今後わかると思うんですが、こういう理由付けがあるとチヒロが神奈備に頼り切りにならない理由もわかっていいですね。それにしても薊さんは結構危ういことしてくれてるみたいだけど本当に大丈夫なのか? 場合によっては好きになってしまうかもしれない。

ハクリの兄のキャラ付けは「そう来たか……!」という感じ。単なる虐待兄ではなく、こういう方向の異常者で来る辺りこの兄だけがハクリのところに来たのにも納得感があります。

また、柴さんが毎回いつの間にかいることが多くて「何?」と思うことが多かったんですが、それ自体が妖術であることは全然気付いていませんでした。というか、柴さんって情報屋的な立ち位置で戦闘員じゃないと思っていたのでちゃんと戦闘シーンがありそうで驚きました。

また、チヒロはチヒロで多数に囲まれる形で戦闘スタート。こちらもどういう展開になるのか楽しみです。

アンデッドアンラック

No.198 Go!!!

ビースト編はサブタイトルで一連の流れがわかりやすいですね。サブタイトルで展開バレをしているとも言えますが、個人的にはマンガを読むときにサブタイトルを意識していないことが多いのであんまり気にしていません。

ここでルナとの会話が挟まれ、物語が真実へとどんどん近づいていっている空気。絶対理とルナはゲーム上では対立側だと思うんですが、ソウルだけはルナが作ったというのもなんだか意味深で、やっぱりこのループにはゲーム以上の意味があるんじゃないかという気がします。

そんなことが月面で起きていることも知らずに、地上ではビーストが撃破。円卓に2席が追加され、ビースト編〆。不停止の加入編だと思っていたら予想外に情報が詰まった章でした。次は何するんだろう……。

鵺の陰陽師

第41話 必ず守り通します

とにかく夜行が強すぎる。レベル4から力が跳ね上がる、という説明がありましたが、正確にはレベル4以上の指標はないため、レベル4以上の強さは個体によってまちまちであるとかそういうやつなのでは……(もう言われていたらすみません)。

幻妖は葬送のフリーレンの魔族と同様、人間の言葉を使っていても人間の感情を理解することはないタイプっぽいので、しゃべればしゃべるほど不気味ですね。

また、学郎の戦い方もがむしゃらになるだけではなく、自分の力量や状況から「勝ち筋」を見つける方法になってきたのもいい感じ。ここで鵺さんがやってきて希望を見せての引きは盛り上がりますね。

惜しむらくは最近の戦闘シーンが結構「文字で説明する」タイプになってしまっていて、この辺りはもうちょっと絵で説明してくれるとうれしいかな……、という感じ。

ツーオンアイス

第23話 コンセプト

あっさり書類選考で落ちたゴミ女ちゃん……、仕事も辞めてたの本当にすごいし、全部終わってから通知する残酷さと優しさに世知辛さを感じました。

しかし、ここから一気に時間が経ってもう11月、たっくんとデビュー戦で直接対決というのはマジで早い早い。とはいえ、これはメダリストとかでもそうなんですが、学外でのスポーツをテーマに書いていると学校シーンが結構飛ぶのでこういう感じの構成にはなりがちなのかなとも思います。部活だと学校行事とかがあるのでもうちょっと時間の流れをゆっくりに感じる。

たっくんの選曲はちょっと綺更への当てつけ感もあってちょっと怖いですが(これは私の個人の感想なので別にそんなことはないかも)、隼馬たちは全くたっくんを意識しない曲でこう、たっくんを悔しがらせて欲しい気持ちがあります。

【読切】空への標

田中邦明

ジャンプ・ショート・フロンティアの作品。正直、この枠の作品は15Pという長さも合って、「なんかいいな」「雰囲気が好き」くらいの作品が載る枠だと思っていたところがあるんですが、今回の読み切りは本当に上手かったと思います。

15Pというページ数の中でのページ配分や、ラストで回収されるための台詞回しや画面デザイン、空気の流れを感じさせるコマ割り、とにかく完成度が高く、思わずアンケートも入れてしまったレベルでした。

読み切りとしての完成度が高かったので、もう少し長い作品だとどうなるのか気になるところではありますが、良いものが読めてよかったと思える作品でした。

累々戦記

第13話 影ノ徒

影ノ徒、いい意味でめっちゃ中二に刺さるネーミングと登場シーン、本部があっていいですね。1P目の集合シーンとか、センターカラーとかで見たかったな……、と素直に思います。昔の自分は絶対こういうの好きだと思います。今も好きです。

朝風は前回でマジで死んだかもしれないって心配してたんですが、ちゃんと生きていてよかったです。本部でもすごい扱いが悪いわけでもないみたいなのも安心。

ここから涅森の過去について語られる……!!! というところで引き。気になっていた部分ではあるので楽しみですが、この辺はもうちょっと早めに開示されててもよかったような気がします(強いて言えば4話の修行編辺りで)。

魔々勇々

No.25 超罵り星

思った以上にちゃんと最終決戦みたいになってきたので、やっぱり展開「巻き」かも……と不安になりつつ、成長したコルレオの姿を見られるのは盛り上がりました。自分は割とマママ視点でこのマンガを読んでいるのかもしれません。

そのマママに虫の知らせのようなシーンがあり、不穏な空気を醸し出しているのは心配ですが、この戦い自体は熱いので続きが楽しみです。

ルリドラゴン

第8話 遊びに来たんだよ

これはいい意味なんですが、ルリドラゴンって感想が書きづらいマンガですね。

感じることがないわけではないんですが、それを感想として書いていくと、なんか野暮なことをやっている感じになってしまうタイプ。強いて言えば、お母さんがこういう人だからルリが生まれたし、これからも大丈夫なんだろうなということを感じさせてくれた回だったので、そこがよかったです。

ずっとこういう「きっと大丈夫な日々」を見ていたいマンガ。

少年ジャンプ2024年16号 予告

アオのハコ、3周年記念巻頭カラーだ!!!ここでアニメの追加情報もありそうだし、盛り上がりを感じますね。

センターカラーは3作品中、1作品が読み切り作品。

2024/03/18発売
表紙 :アオのハコ
巻頭カラー :アオのハコ
センターカラー :鵺の陰陽師
センターカラー :キルアオ
センターカラー :【読み切り】ゴースト・ワーカホリック(ダンジョウ)

作者コメント

芥見先生が花粉症の話をしている……、お大事になさって欲しい。私もちょっと花粉症気味なだけで作業効率が爆下がりするので、マンガ家で花粉症って本当に大変そう。いや、マンガ家にかかわらずみんな大変だと思いますが……。

ちいかわのくりまんじゅうのモデル、ラーテルなんですね。この話をDear Anemoneの作者がしていると言うのがなんだかおもしろい。

眞藤先生が先週の寺坂先生のコメントにコメントを返していてよかったです。かわいい。

この記事が参加している募集

マンガ感想文

いただいたサポートは大切に使わせていただきます!