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20240502:マンガのトレンド職業

そういえばこの日記、「YYYYMMDD:タイトル」という形式で書いているのだが、「タイトル:YYYYMMDD」の形式の方が読んでもらいやすいんじゃないか?とちょっと悩んでいる。

そもそも、なぜ私がこのフォーマットでnoteを書いているかというと、タイトルだけで「この記事がいつ書かれたのか?」をわかるようにするためだ(noteは結構「タイトルのみ」が表示される画面が多いため、個人的には結構重要)。

そう思うと、日付は前方で統一しておいた方が筋が通っているし……、でもタイトルで目を引くには日付を末尾に置いた方がいいだろうし……、と悩んでいる。そのうちフォーマットが変わったら「そっちの意見が勝ったんだな」と思ってください。


トレンド職業

どの時代にも「人気の職業」はある。一時期、「配信者」が子どものなりたい職業ランキング1位になった、とかで物議を醸していたこともあるくらいだ。

とはいえそれは現実の話。

最近気になっているのは「最近、特定の職業のマンガが増えていないか?」という点。マンガ全体に話を広げると収拾がつかなくなるため(というかそこまでマンガを把握できていないのもある)、今回はジャンプとジャンプ+、ジャンプSQのマンガを中心に考えてみる。

日記の一部としてざっくり書いたものなので、見落としなどは許して欲しい。

職業1:殺し屋

今もっともアツい職業はおそらく殺し屋だ。

ジャンプ本誌でも「SAKAMOTO DAYS」、「キルアオ」と最強の殺し屋(元)のマンガが2作品も連載されている

ジャンププラスでも「マリッジトキシン」、「刃ノ眼(インディーズ連載)」、「SPY×FAMILY(殺し屋がメインかというと微妙ではある)」が連載中、そして先日「さらしもの」という子どもの殺し屋が主人公のマンガの連載がスタートしたところだ。現在連載休止中ではあるが、きるる KILL MEもある。

また、殺し屋ものはジャンププラスの読切でも描かれがちだ。人の生死を取り扱う上に基本的にダークサイドの職業になるため、扱いが難しい職業だ思うものの、「人を殺す」という大きな出来事に理由をつけやすく、初手でインパクトを与えやすい職業であることが人気の一因かもしれない。

主人公とその周りのヘイト管理が大変そうな印象がある。


職業2:美術部・美大

書いといてなんだけど職業ではないかも。

これはいわゆる「芸術もの」に分類される物語に多く、ジャンプ本誌ではあまり見かけないが、ジャンププラスの連載、ジャンププラスの読切に多い印象。

ちょっと幅を広く取ってしまうことになるが、「バクマン」などのマンガ家もの、「2.5次元の誘惑」などのオタクものはこれの派生に近い。ジャンプSQの「茜部先生は照れ知らず」もマンガ家ものだ。

実体験や身の回りの話を元に描きやすいというのが理由の1つだと思うが、もちろん実体験を描いているとは思っていない。ただ、「そう」思われがちな職業であるため、意外と扱いが難しい職業だと思う。

ジャンププラスでは現在、「馬刺しが食べたい」、「半人前の恋人」、「ドクの贈物」、「2.5次元の誘惑」など、美術系のマンガでもそれぞれ主軸が違うため印象がかなり違う。

読切では「ルックバック」の知名度が高い(京都アニメーション放火殺人事件を思わせる描写を含むため、注意)。

個人的には「色彩味覚」が好きだった。魔々勇々の林快彦先生の読切「へのへのもへじと棒人間とパンツ」も広義ではここに含まれるかもしれない。


職業3:退魔師

社会に「よくないもの」が現れ、人知れずそれを倒す組織に属しているタイプの職業。定義がデカいので対象も多い。

現在ジャンプで連載しているものだと、「呪術廻戦」、「鵺の陰陽師」、「極東ネクロマンス」。少し前までは「累々戦記」があったため、かなり多い。異能バトルものの典型的な形ではあるため多いことが不自然なわけではないが、最近特に増えてきた印象もある。

ジャンプSQだと「ダークギャザリング」がわかりやすい。

ジャンププラスでも「ダンダダン」、「人類蝕」、「株式会社マジルミエ」、「チェンソーマン」、「エクソシストを堕とせない」、「対世界用魔法少女つばめ」、「ステージS」と「退魔師という括りで大丈夫か?」と思われるものも含めるとなかなかの数だ。組織に属しているのを基準にするのであれば、「ダンダダン」、「人類蝕」辺りは違うかもしれない。

「怪物事変」や「怪獣8号」、「株式会社マジルミエ」、「ゴーストフィクサーズ」まで行ってしまうと「人知れず」感が薄れてくるため、「退魔師か?」感が強い(というか退魔師≒魔法少女的に語るのも結構無理がある)。

ある程度物語の原型があるタイプの職業だが、自分たちの組織、敵、を含めた世界観の説明が難しいジャンルでもあるため、想像よりも読切は少ない印象。読切の場合は話の終わりをどの地点に置くかというところにセンスが出がち。


職業についてのまとめ

ざっくり書くつもりが、書いている内に楽しすぎてちょっと物足りない気持ちになってきたため、日記ではなく別途記事にしてまとめるかもしれない。そもそも、少年誌でもっとも多い職業は「学生」のはずなのに、さくっとそこを省略したのはちょっと卑怯だったような気がする。


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