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今日から再確認! 熱中症予防とそのガイドライン

先週末から急に気温が上がり、日中は30度を超えました。
今週も日中は30度を超える日が多そうです。

そこで今回

・熱中症の予防
・なってしまった時の対応

などを解説したガイドラインやサイトを紹介します。

僕が書くよりはるかにに良いものがすでにあるので紹介です。ぜひ多くの人に広まって欲しいと思います。

ガイドラインは、去年読んだ人も、毎年読んでいる人も、一年たつと忘れてしまう部分もあるはずなので、毎年確認しておくことが大切です。


そういえば、先日は7、8月の間、東京都の少年サッカーの公式戦が全面中止になるというニュースがありましたね。

色々な意見がると思いますが、僕は素晴らしい決断だなと思います。
練習試合が増えて意味がなかった、とならないことを願います…


■日本スポーツ協会:熱中症予防ガイドブック

日本スポーツ協会から、熱中症予防ガイドブックが公開されています。
PDFデータで無料でダウンロード可能です。

今年5月改定され、改訂版では新たに以下の内容が追加されています。

①熱中症予防運動指針をよりわかりやすく記載
②最新データに更新
③実践に近い身近な情報を追加
④身体冷却や暑熱順化のついて追記


こちらに大枠は書かれているので、まずはこれを読み直しましょう。

こういうものは毎年読まないと、気が抜けたり、ふと忘れてしまったりするものです。

ちなみにの本スポーツ協会の以下のページは、熱中症予防以外にも様々なガイドブックが無料公開されているのでオススメです。

日本スポーツ協会 医・科学ガイドブック


■厚生労働省:熱中症診療ガイドライン

厚生労働省からは、熱中症予防ガイドラインが公開されています。
こちらも無料ダウンロード可能です。

こちらは、より詳細に書かれています。
診療ガイドラインと題していることもあり、医療職を対象に作られている印象です。
先ほどのものを読んで、より詳しい内容を知りたい方は読んでみると良いかもしれません。


■熱中症ドットコム

「熱中症ドットコム」というサイトでは熱中症に関する様々な情報を非常にわかりやすくまとめられているので、こちらもぜひみていただきたいです。

米国公認アスレティックトレーナーの山口淳士さん(@atsushi_yama7)が運営しているサイトです。

個人サイトとガイドラインとの大きな違いとして、新しい情報がすぐに入ってくることだと思います。
信頼できるサイトからの情報は積極的に活用しましょう。


記事内にも書かれている
「熱中症になってしまったら、3点冷却だけでは不十分で、シャワーでも不十分、水風呂に入るのが最も重要」
という内容は、昨年話題になったのを覚えている方もいるかもしれませんが、事前の準備が大切です。

「水風呂なんて簡単に作れない!」
という意見を昨年以下のツイートの反応でいくつかもらいましたが、氷の準備は大変かもしれませんが、簡易プールを作ったりしておけば、水道がある環境ならばどの現場でも可能です。



■まとめ

熱中症は、予防すること、リスクを知っておくことでそのほとんどが予防できるはずです。
しかしそのためには常にそのリスクを頭に入れておくことや、毎年ガイドラインを読み返すことなどが必要です。

特にここ数日のように急に気温があがると、暑熱順化もできていないために熱中症の危険性も高まります。

水分補給
休息
運動継続時間
運動を実施する時間帯
冷却の方法  etc...

準備しておくことはたくさんあるはずなので、この機会に一度、一度と言わず数回復習しましょう。

僕ももう数回復習し直します。


■執筆者プロフィール

松本圭介

大学4年間を筑波大学体育専門学群および同大学蹴球部に所属し、選手としてプレーしながら学生トレーナーとしても活動。
現在は、理学療法士の養成校に在籍しながら、関東大学サッカーリーグに所属するチームでトレーナー・フィジカルコーチとして活動中。

・個人ブログ:Sports Training Room: http://trainingfor.hatenablog.com

・サッカーコーチ向けフィジカル特化型マガジン "PITTOCK ROOM" https://note.mu/masaaaa_826/m/mc15d058d53e9

・Twitter: DoKei56




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