エイジェンシー問題
位置付け
コーポレートガバナンスはモラル・ハザード[注1]などの諸問題を解決するために必要である。
そのモラル・ハザードを引き起こす要因の1つとしてエイジェンシー問題が挙げられる。周辺の事項も含めて見ていこう。
プリンシパル・エージェント関係
Aが、自らの利益のための労務の実施を、Bに委任すること。このとき、Aをプリンシパル(依頼人)、Bをエージェント(代理人)と呼ぶ。
エイジェンシースラック
エージェントが、プリンシパルの利益のために委任されているにもかかわらず、プリンシパルの利益に反して自己の利益を優先した行動をとってしまうこと。
エイジェンシー問題
プリンシパル・エージェント関係においてエージェンシー・スラックが生じてしまう問題のこと。
[注1] モラル・ハザードについて
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