一方で、恋愛は羨ましい。

僕は外出するときは帽子をかぶる。かぶらない日は本当にレアケースだ。

なぜ帽子をかぶるかというと「楽」だから。

朝目を覚ますと、寝ぐせというレベルを超越して僕の髪の毛はボッサボサになっている。

つい何年か前までは髪の毛をきちんとなおして時にはスタイリングもしていたが、今は面倒臭くてやらない。その点、帽子はもう神様だ。かぶれば終了。すばらしい!

ただ、つい昨日のこと。後輩から「髪の毛セットしないんですか?」と言われ、妙に引っかかる自分。

どうしてかと尋ねれば、セットした方が印象がよくなると思うとのこと。

僕は単純なのでそういってもらえてめちゃくちゃ嬉しくなる。が、すぐに考え込む。面倒な男だ。

うん、改めて色気付いていたあの頃の自分がしばらく、封印されていることを認識する。

そもそもなんでこうなっちゃったんだっけ。

もちろん、モテたいという気持ちはあるし、格好良くなりたいという気持ちだって捨てたわけではない。ただ、今の僕にはその優先順位が低いってだけの話だったとふりかえる。

優先順位が低いことに対してわざわざ時間とお金をかけられる余裕もないから、結果として「面倒くさい」と言ってしまうだけである。世の中的にはそう言った考え方は冷めて見えるのかもしれない。

今の僕は恋愛よりもファッションよりも今は仕事に関することを考えている方が楽しいし、友人とのディスカッションやいくつか動かしているプロジェクトの方に面白みを感じている。当然、こちらがトッププライオリティだ。

だから、僕は僕で楽しんでいるのである。ファッションやが好きなひとは日々のコーディネートやスタイリングに力が入るだろうし、ただプライオリティという面でそこは共通してるはずだと僕は勝手ながらに思っている。

オシャレやらデートやらはそれはそれで楽しいものだろうけれど、そんなのはあとからでいいじゃんと思ってしまうのが僕だ。ただ、こういう考え方の人は恋愛運に恵まれないみたいな話をよく聞くので悩ましいところだが、1つの選択に何かの犠牲はつきものだ。

しばらくは自分の成長と野望の実現に向けて、日々精進することを貫きたい。



終わり。


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