Earth Companyに入ったよ、という話
33歳で市役所を辞めてから、6年の月日が流れた。
その6年で、山梨→スウェーデン→バックパッカー→鹿児島→名古屋と目まぐるしく移動している。結婚・出産・育児というライフイベントも起こり、ずっとアクセルベタ押しな感覚が続いている。ずっと終わらないジェットコースターみたいな。
仕事のほうでは、「まち」から「人」にフォーカスが当たってきたように思う。海外から帰ってきた直後の鹿児島ではSDGs推進や総合計画づくりなど、これまでの「まち」文脈を活かしてきた。しかしながら段々と、スウェーデンで学んだ「対話」や「人が話をする、きく」っていうシンプルなコトに喜びを感じていることに気づく。いろんなジャンルのお仕事をさせてもらってるけど、根底にあるのは、一人一人の小さな声を掬って、小さな声に耳を傾けているだけなんだと思う。自分はそれしかできんし、それならできるっていえる。
さて、フリーを続けていく上で感じていた困難があった。それは、新しく仕事を作っていくことと、育児を両立するのは無理ゲーだっていうこと。パートナーが仕事の異動があって、風の人の場合、土的な関係からしか仕事がはじまらないファシリテーターは相性がわるいこと。。
さらには、ちょっとずつちょっとずつお仕事の依頼をもらって感じたのは、目の前のことだけしかできない!(ご依頼ありがとうございます!)今後のことを見据えて、未来のために使う余力がない状態が数年が続いていたのでした。
この状況は、、、心もとない、、、!!
喜びも辛さも全部自分!っていうフリーの醍醐味もわかりつつ、やっぱりチームになって仕事できると、力の振り分けが上手くできそうな気がして。少しずつ少しずつ、今の自分の状況(育児もしつつ、自分の未来も考えられる働き方もしつつ、柔軟なライフスタイル)にあった環境を探していたんです。
探す中で大きく感じたのは、自分の価値観と状況(育児とか、オンラインもあり、とか。)にフィットした相手を探すことの難しさ。見つかったとしても、相手がこちらとフィットしていると思ってもらえることの難しさ。
ちなみに僕の価値観は、やっぱり「人」にフォーカスが当たるようになっている。環境のことや、サステナビリティとかってきくと、地球が〜とか、自然が〜とか大きな主語になっちゃいがち。まちづくりでも、地域が〜とか、街が〜ってなってたのと同じ。でも、本当はすぐ目の前にいる「人」からはじまってる。主語を大きなモノにするんじゃなくて、「あなた」っていう主語が大事なんじゃないかい。
それでね、やっと交際相手が見つかりました!
じゃじゃーん
Earth Company
もちろん自分が学んできたサステナビリティやリーダーシップがど真ん中の団体でもある。
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少しだけ文脈が外れるけど、留学時代に起こったこと。
それは、僕も含めて3人の学生が国に帰ることになるか、残れるのか、という大事な試験に落ちたこと。(自分は再々試験でなんとか合格)
二人は、試験に落ちたことで帰国。おそらく学校がはじまって3ヶ月くらいのことだったと思う。
このときにクラス全員で、話し合いをしようという機運が高まった。だって、僕たちはサステナビリティを学んでいるのに、この二人が落ちてしまったこと自体が、現実世界で起こっているサステナビリティに関わる問題なんじゃないかって。新しい世界を作ろうとしている人たちが、目の前の二人にちゃんと寄り添えていたんかって。
僕たちはいったい何を学んでいるんだよ。
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こういう経験もあって「人」っていうことにフォーカスが当たっていく。
Earth Companyは、関わっている人たちが、目の前にいる人のことを大事にしている空気があるのです。そこなくして、世界が〜っていう主語で語れないと思うから。そういう空気がある場所に入れる嬉しさを感じています。
※その前提を大事にしながらちゃぁんと素晴らしい取り組みをしています。関心にある方は、ホームページでチェックしてみてください!
※フリーでの仕事も続けていく予定です。
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